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胃癌日記27

2012-07-02 21:32:04 | 闘病

                              胃 癌 日 記 27

 (見事にモルゲンロートに染まる 裏剣と仙人池)

 12月22日(木)

 朝6時30分に目覚める。7時30分朝食。今朝から食事は全粥220gになった。8時35分にY先生の回診。退院の時期も考えなければならないが、カリウムが高いのが少し気になるとのこと。今はいわゆる治療はしていないが、ゼリーの薬の効果がどうか見てみようと言うこと。

 9時10分に20分ウォーク。その後売店に買い物。ポカリスエットにはカリウムイオンが結構入っているので、ポカリはやめてミネラルウォーターにした。あとチョコレート。10時にシャワーを浴びて、朝の間食。本日はカスタードプリン。食間にカリウムイオンを下げるゼリー状の薬を摂る。大変まずい!忍耐忍耐。間食・服薬後ウォーキングシューズのこととポイント加算のことで好日山荘に電話をかける。11時15分に2本目の20分ウォーク。その後40分に連れ合いがやってきた。

 午後12時昼食。全粥220gで、やはり5分粥よりは食べ応えがある。しかし相変わらず7割程度だけ食べて、3割程度は残している。

 (富士の折立、大汝山も赤く染まる)

 本日は2時から栄養指導。栄養士さんが胃癌の患者とその家族を対象に、退院後の食生活上の注意や実際の食事・メニュー、栄養摂取等について、分かりやすく指導してくれる。私と連れ合いを含め4家族が参加した。術後の食生活に起因するダンピング症候群の話も看護師さんからは聞いていたが、より詳しく説明が有った。連れ合いは細かくノートに取っていた。私が気をつけなければいけないと頭の中に残ったのは、胃は鉄分やビタミンB12を吸収する、その胃がなくなるので鉄欠乏症貧血が起こりやすいとか、体重減少に伴いカルシウムが少なくなり骨粗鬆症や圧迫骨折などのリスクも有るとか、アルコールは70%が胃で分解されるが、胃が無いので直接腸まで行ってしまい吸収されるので、少量のアルコールで酔ってしまう、危ないので自分のアルコール量が分かるまで外では飲まないようにとか、食べたものがストレートに腸に行くので、消化の悪いものや脂物を食べ過ぎると下痢が起こりやすい、胃が無いかもしくは小さくなっているので、一度に多くの物が食べられず、少量を分食すること、暫くは脂物や消化の悪いものは食べずに、野菜も菜っ葉部分を煮て食べることやら退院後2ヶ月過ぎればもとの食生活に戻っても良いといったことだった。もとの食生活に戻っても、よく噛んで食べること、一度に大量に食べないことなどは、ずっと続けなければならない。結構活発な質疑応答や、80歳のYさんのユーモア溢れたグルメの話や寿司の話など、病気の辛さや重たさを一時忘れるかのように、和気あいあいと栄養指導の話が進められ、3時40分に終了した。

 栄養指導が終わり病室に戻ると、兄が甥のMと一緒に待っていた。聞けば2時10分から来て待っていたとのこと。長い間待たせた侘びを言い、その後展望の良い15階の談話ロビーに行き、年末年始のことや家族のこと等をいろいろ話しした。4時30分に兄とMは帰る。

5時25分3本目の20分ウォーク。ウォーク後千里山のH姉宅に来ているT姉に電話して、私の病状を伝える。5時55分夕食、全粥220g。連れ合いは、退院後の食生活の参考にするので、食事のおかずをメモして写真に撮って置くようにとのこと。6時40分連れ合い帰る。8時30分夜の間食、ビスコ2包とアップルジュース。10時40分就寝。

本日歩き10,160歩。(16周×3回)

 (赤い チンネ クレオパトラニードル 剱本峰)

(続く)

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