伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

聖護院門跡の名宝

2015年05月09日 | 展覧会・絵
何年か前に、西本願寺の向かい側に
龍谷大学 龍谷ミュージアムという博物館が出来た。

向かい側と言っても、堀川通は広いから、
お西を挟んで堀川通の東側、と言った方が正しいかもしれない。

http://museum.ryukoku.ac.jp/

その龍谷ミュージアムで、
「聖護院門跡の名宝」というタイトルの展覧会をやっていたので見に行く。
我が家からは歩いて行ける距離だ。

http://www.shogoin.or.jp/

聖護院と言えば、
聖護院大根とか聖護院八つ橋とかが思い浮かぶが、
れっきとした寺院で、しかも門跡寺院である。

開祖は修行を旨とした役行者とされていて、
その後智証大師円珍に伝わったと言われる。

何にしても行をすることで有名で、
京都市内でも山伏の格好で練り歩いたりするので知られている。
重要なのはここが門跡寺院であることで、
皇室とゆかりの深い寺であるという。
御所が応仁の乱や京の大火で延焼した時など、
仮御所として天皇が住まわれたことがあるのだという。

そんな聖護院の寺宝としては数々の不動明王が伝わっていて、
今回の展示でも重要文化財のいくつかの不動明王像が展示されていて、
不動ファンの私としては嬉しかったのだった。

立像、座像、三尊像などあったが、
聖護院のほか、京都・峯定寺の重文、
不動三尊などが展示されていて興味深かった。
三室戸寺の寺宝もいくつかあり、
聖護院と関連があるのかとそこは不思議に思った。

  
役行者が開祖であるので、役行者像も沢山展示されていて、
また蔵王権現の像もいくつかあり、
ああそっち系の…というのは、修行系というか、
神仏習合系のお寺でもあるのだなあと思った。


ミュージアムはいったん地下へ潜り、
そこから3階へ上がり2階展示室へ降りて来るという方式。

2階では門跡寺院らしい、
京狩野が描いたという江戸時代の襖絵などがずらりと展示され、
旧仮皇居として天皇が住まわれていたという
在りし日を偲ぶ寺宝の数々が展示されていた。

ミュージアムの横には小さいけれど、
ミュージアムショップとカフェが併設されており、
思わずカフェでケーキを食べたいと思ったが、我慢した。

まだ新しい博物館なので、
きれいで地下のエントランスもしゃれていた。
いったん地下へ降りなければならないし、
出るときは階段を上がらなければならないのだが、
おしゃれな感じで苦にならない。

近くには西利の本店があったり、
向かいは西本願寺なので、お参りに行ってもいいだろう。
なかなか良い博物館だと思った。



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