松尾芭蕉の長らく所在不明になっていたという、
「野ざらし紀行」の直筆本が再発見されたというニュースが
京都新聞1面に掲載されていた。
これはすごい…
芭蕉の直筆の挿絵も描かれている。
京都新聞
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/798781
松尾芭蕉の紀行文の直筆本、再発見 京都の美術館が発表
2022年5月24日 10:03
江戸時代の俳人松尾芭蕉(1644~94年)の紀行文
「野ざらし紀行」の直筆本が再発見されたと、
福田美術館(京都市右京区)が24日発表した。
全体にわたって挿絵も描かれ、
調査に当たった藤田真一・関西大名誉教授は
「芭蕉自筆とみられる挿絵付きの紀行文は、ほかに確認されていない。
芭蕉を研究する上で貴重な資料」
としている。
再発見された自筆本は長さ約14・5メートル、幅23・1センチ。
文章とともに21の場面を描いた絵が添えられている。
「野ざらし紀行」は、芭蕉が40代の頃に江戸を出発して
京や近江などを巡った旅の日々を記したもの。
芭蕉初めての紀行文として知られる。
芭蕉自筆の「野ざらし紀行」はほかに、
天理本と呼ばれるものがあるが挿絵はない。
昨年11月に大阪市内の美術商から
今回の「野ざらし紀行」の存在を知らせる連絡を受け、
確認した同館が購入した。
今回の自筆本については、
過去に研究者が1978年に美術館で接したという文章を残しているが、
それ以降の行方は不明だった。
芭蕉は伊賀上野に生まれ、京都で北村季吟に師事した後、
江戸へ出た。
俳諧に高い文芸性を加えた蕉風俳諧を創始し、
「奥の細道」などを著した。
NHK NEWS WEBでも─(動画あり)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220524/k10013640751000.html
松尾芭蕉 直筆の「野ざらし紀行」挿絵付きの1冊見つかる 京都
ユーチューブでも─
芭蕉、幻の自筆稿再発見 「野ざらし紀行」挿絵も
https://youtu.be/Z3ghys5_SxU
京都新聞によると、この芭蕉の直筆「野ざらし紀行」は
1978年までは確認されていたという。
それから行方不明になったようだ。
40年あまり所在が分からなかったという。
芭蕉のような有名人の直筆本が長年所在不明になっていたというのにも
少し驚いたが、
添えられた写真によると保存状態もとてもよい。
無事見つかった良かった。
今回、記事によると、
京都市右京区嵯峨の福田美術館が購入したということだ。
芭蕉本人が挿絵も描いていたことは全然知らなかった。
芭蕉に絵心があったとは。
京都新聞の記事に添えられた挿絵はとてもゆかしくて、
しかもかなり手慣れた感じで、何とも言えない豊かな味わいがある。
とても俳人の手すさびとは思われない本格的で美しく繊細な風景画である。
京都新聞の「凡語」によると、
芭蕉は浮世絵師の英一蝶と交友があり、絵心もあったという。
なるほど、それでこのような美しく彩色された風景画も描けたのか。
大変魅力的な画である。
芭蕉に絵の才もあったとは。
京都新聞
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/798879
芭蕉、幻の自筆稿を再発見
「野ざらし紀行」挿絵も
2022年5月24日 11:41
江戸時代の俳人、松尾芭蕉(1644~94年)の最初の紀行文
「野ざらし紀行」の挿絵入りの自筆稿を購入したと、
福田美術館(京都市)が24日発表した。
写真が残され存在は知られていたが、長年所在不明だった幻の資料。
再発見は研究を進める上でも意義が大きい。
同館などが10月から開く企画展で公開する。
「野ざらし紀行」の自筆稿はほかに、
天理大付属天理図書館(奈良県)所蔵の挿絵のない
「天理本」しか確認されていない。
再発見されたのは長さ約15メートルの巻物。
〈山路来て何やらゆかしすみれ草〉などの句を交えた紀行文に加え、
旅先の風景も芭蕉が描いたと考えられ、彩色もされていた。
嵯峨の福田美術館で10月から公開されるという。
京都の福田美術館が「野ざらし紀行」直筆を買ったというのはうれしい。
まだ先になるがすごく楽しみ。
何といっても芭蕉直筆だもの。
福田美術館で
10月22日から来年1月9日まで企画展
「芭蕉と蕪村/蕪村と若冲」で公開する予定だそうだ。
野ざらしを心に風のしむ身かな
山路来て何やらゆかしすみれ草
芭蕉が旅人であるというアイデンティティを確立した、
最初の紀行文と言っていいのだろう。
芭蕉関連では、京都国立博物館が6月から与謝蕪村の図巻を公開する。
京都国立博物館
https://www.kyohaku.go.jp/jp/exhibitions/feature/b/buson_2022/
特集展示 新発見!蕪村の「奥の細道図巻」
2022(令和4)年6月14日(火) ~ 7月18日(月・祝)
蕪村は芭蕉が好きだったようで詳細な「奥の細道図巻」を描いている。
以前、これは見たことがあり、
まるで芭蕉と同行して描いたかのような臨場感溢れる図巻だった。
こちらも新発見と謳っている。
未公開のものがあるようだ。
こちらは6月からの公開で楽しみだ。
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