伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

京都に大雨・終戦の日

2021年08月15日 | 京都

全国的に豪雨が続き、ニュースでは1日中大雨災害を報じている。
特に広島で被害が大きかったようだ。


京都でも大雨が続き、ある日はいきなりドバドバと雨が降り出し、
その雨が止まず、ドバドバと降り続き、道路が冠水することもあった。
とてもこわくて一時はどうなることかと思った。。

 

鴨川が氾濫すればウチも危ない。
鴨川が氾濫するのではないかと気になってこわかった。


JRはサンダーバード、しらさぎ、スーパーはくとなどが運休になるし、
叡電も運転見合わせ。
京都は孤立?と不安でたまらなかった。

 


清水寺の茶わん坂では土砂崩れがあった。


京都新聞
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/617945
【大雨】京都・茶わん坂で土砂崩れ 清水寺近く、ガス漏れで住民避難

 

まさか茶わん坂で土砂崩れがあるとは思わなかった。
あんな観光地でしかも近所で…。

ますますこわくて避難しなければならないかと心配だった。

 

けれど落ち着いて考えたら、
鴨川が危ない時は、納涼床を出している茶店の方が危ないはずだ。

河原町通より東の方が危険なはず。
ウチの近辺は街中なので、もし何かあれば近所の人が動くだろう。


そう考えて大人しく家で(大雨を)やり過ごすことにして、
ようやく少し落ち着いた(でもまた17日?から雨という話だが…)

 

 

そして8月15日は終戦(敗戦)の日。


京都新聞では終戦から76年に合わせていろいろ記事が出ていた。

玉音放送が流れた15日の後も、
上部の命令で戦地へ行かざるを得なかった兵士たちの特集も読んだ。


無条件降伏したあとも兵士たちが戦争をしていたということに慄然とした。

 


また、人間魚雷「回天」についても記事があった…

「回天」の製造に携わった女性の記事だ

 

京都新聞
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/616540

まさか人間魚雷とは 
「回天」工場で働いた女性「乗る人はどんな気持ちだったか…」
2021年8月13日 9:02


 戦時中、日本海軍の人間魚雷「回天」の製造に関わった女性が
京都府京丹波町にいる。

乗組員が魚雷もろとも体当たりして、
相手艦船に打撃を与える水中特攻兵器だったと後に知った。

「そんなものを造っていたとは…」と絶句する。」


「 工場では「かぶとを造れ」と指示された。

魚雷の一部であることは伏され、「何を造っていたかも分からなかった」
と振り返る。

生産していたのは、回天の胴の部分と組み合わせる先端部だった。

軍人からは「1ミリでも違ったらだめだ」と厳命され、
重い部材を旋盤で慎重に削った。
一日中、ほぼ立ちっぱなしだったという。


戦局を打開するという意味が名前にこもる回天は、先端に爆薬を搭載。

全長約15メートルの1人乗りで、乗組員が操縦して艦船に体当たりする。
出撃は死を意味するため、「棺おけ」とも称された。


終戦後まもなく、学校関係者から、造っていたのは人間魚雷だったと聞かされた。

「人が中に入る魚雷だなんて夢にも思わなかった。
不良品を出さないようにという一心で造るだけだった。

偉い人は、なぜ人間魚雷を考えたのか。乗る人はどんな気持ちだったか…」
と言葉を詰まらせる。」

 


京都新聞より

 

人間魚雷「回天」については以前、いろいろ調べたことがある…。

潜水艦に搭載され、操縦士が敵艦に体当たりする。
脱出装置はなかった。
文字通り特攻のための一人乗りの残酷な兵器だ
(人間兵器であり、乗り物などとは到底言えない)


あまりにもむごすぎて簡単には語れないが、、


初めて回天のことを知った時は人間はどこまで残酷になれるのか、
戦争はどこまで人を狂わせるのかと恐ろしくなった…

 

 

NHKのテレビのドキュメンタリーで以前、
「回天」を発明した男性を特集した番組を見た。
録画もしていたが…


男性は自分から発明したその兵器を使うよう、
上官にアピールしたということだった。

 

男性は戦後も生き抜いたが、人々から隠れるようにして
名前も変え、ひっそりと生きていたという。

自分の過去が誰からも知られることがないように、と
日本のどこかで潜むように暮らしていた。


「回天」を開発したことを恥じていたのか?
自ら使用するよう海軍に進言したことを後悔していたのか?

とんでもないものを作ってしまったと逃げたかったのか?
それともあれは正しかったと思っていたのか…
誰にもその気持ちは分からない。。

 

「回天」によって搭乗員145名が命を落としたという(京都新聞より)。

 


ただその頃の海軍は異常だった。

「回天」をその男性が発明せずとも、
似たような「人間兵器」を誰かが開発し、海軍はそれを要求しただろう。


戦争とはそういうものだ…
人はいざとなるといくらでも残虐な思考が出来てしまう。

特攻、というむごい考えをまるで尊い行為であるかのように
若者に押し付けた軍部…

戦争について少しでも知っている者が語り継ぐ必要がある。。

 

 


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