「老化は“病”である」。世界保健機関(WHO)も肯定…驚愕の“新常識”【医師が解説】
幻冬社ゴールドonlain より 220807 乾 雅人
従来、人類にとって「老化」は生理現象であり、私たちには受け入れる以外の選択肢はありませんでした。ところが今、「老化」に対する認識が大きく変わりつつあります。
銀座アイグラッドクリニック院長・乾雅人医師が、医学・医療における「老化」の変化を解説します。
⚫︎「老化は治る」という新常識
「老化は治る」。このような表現に対し、読者の方はどう感じるでしょうか? 怪しい。胡散臭い。というのが一般的な反応かと思います。
しかし、最先端の研究者たちの間ではもはや常識になりつつあります。
正しくは、今から12年前の2010年5月10日には、ロンドン王立協会で「老化は治る」という認識が結論づけられているのです。
自由診療の医療機関を経営する立場として、このような話題には敏感でありますが、いよいよ、この“常識”が世間一般に認知されつつあると感じています。まさに夜明け前といったところですが、とはいえ半信半疑でもあるでしょう。
⚫︎「老化は治る」という新常識
「老化は治る」。このような表現に対し、読者の方はどう感じるでしょうか? 怪しい。胡散臭い。というのが一般的な反応かと思います。
しかし、最先端の研究者たちの間ではもはや常識になりつつあります。
正しくは、今から12年前の2010年5月10日には、ロンドン王立協会で「老化は治る」という認識が結論づけられているのです。
自由診療の医療機関を経営する立場として、このような話題には敏感でありますが、いよいよ、この“常識”が世間一般に認知されつつあると感じています。まさに夜明け前といったところですが、とはいえ半信半疑でもあるでしょう。
[論より証拠ということで、まずは【写真】をご覧ください。
【写真】ウェルナー症候群の患者(同一人物。それぞれ15歳・48歳時点の写真) 出所:ワシントン大学]
【写真】ウェルナー症候群の患者(同一人物。それぞれ15歳・48歳時点の写真) 出所:ワシントン大学]
これはある日本人女性の写真で、左右ともに同一人物です。左側は彼女が15歳だったころの写真で、その風貌は年齢相応といえます。ところが右側では、48歳時点の写真であるにもかかわらず、その風貌は80代の老婆を呈しています。これは、ある遺伝子異常により老化が加速する病気、「(早期)老化症」の症例写真なのです。
上記写真の「ウェルナー症候群」は、20歳を過ぎたころから急速に老化が進行する病気で、世界中にいる全患者のうち6割が日本人です。
呈する症状は、老年病(老年症候群)そのものです。糖尿病や高血圧などの生活習慣病、白内障、筋力低下(サルコペニア)、認知症などを伴います。読者の方が“老化”と聞いて想像する通りです。
数十年ぶりに再会した大学時代の同級生が、上記写真のような風貌や症状であったとしたら、驚愕を禁じ得ないのではないでしょうか?
ウェルナー症候群のように、遺伝子異常によって“老化”が加速し、若くして“老年病(老年症候群)”を発症する病気を、「(早期)老化症」と呼びます。不妊治療などで説明されるであろう、ダウン症候群なども含まれています。
⚫︎公益財団法人長寿科学振興財団が提供する『健康長寿ネット』(https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/werner/about.html)で、一覧表が確認できます。
では、原因である“遺伝子異常”を治療することができたならば? その患者は人並みの“老化”になるのではないだろうか? 加速した分の“老化”を、減速、あるいは、巻き戻すことができるのではないだろうか?
私たち健常者に対しても、無自覚のうちに加速している“老化”の分は、何かしらの積極的な介入で、減速、あるいは、巻き戻すことができるのではないだろうか?
そんな世界観が提示されるには十分な具体的な事例だと考えます。
⚫︎“老化”と加齢は違う…「老化の本質」とは
ウェルナー症候群などの(早期)老化症は、私たちに以下の事柄を突きつけます。
●“老化”と加齢は違う。
●“老化”とは動的なプロセスである。
●“老化”は原因、老年病(老年症候群)は結果である。
どうでしょう。少しずつ、読者の方の“老化”に対する常識、固定観念が揺さぶられてくるのではないでしょうか? 上記の事柄を、順を追って説明してみましょう。
⚫︎<“老化”と加齢は違う>
そもそも、加齢=aging、老化=senescence(セネッセンス)と表現がまったく異なるのです。
このsenescenceは“個体の老化”のみならず、“細胞の老化”の意味も持っています。つまり、老化の主体も違うのです。
個体レベルでの老化と、細胞レベルでの老化、遺伝子レベルでの老化。詳細は割愛しますが、この区別をすることで、 “老化の本質”を解像度高く理解することができるのです。
⚫︎<“老化”とは動的なプロセスである>
ここで話を戻します。加齢とは、生誕から現在に至るまで、一定の速度で一方向性に進行する過程です。対応する概念は「暦年齢(chronological age)」。一方で、老化に対応する概念は「生物学的年齢(biological age)」とでもいうべきものです。フィットネスジムやエステなどで、体年齢、血管年齢、肌年齢などに一喜一憂する読者の方も多いのではないでしょうか?
そう、この「生物学的年齢」が増えたり減ったりしていることを、日常的に受け入れているのではないでしょうか?
その“年齢”は可逆的で、努力次第では、その変化の幅もいっそうダイナミックなものであるはずなのです。老化とは、加速したり減速したり、場合によっては巻き戻ったりする、極めて動的なプロセスなのです。
⚫︎<“老化”は原因、老年病(老年症候群)は結果>
従来、老化とはその本質が掴めず、ただそこにある生理現象でした。受け入れる以外の選択肢はなく、加齢との違いも混同されることも多く「加齢≒老化」した状態になって発症する、老年病(老年症候群)に対する対症療法ばかりが追求されてきました。
上記写真の「ウェルナー症候群」は、20歳を過ぎたころから急速に老化が進行する病気で、世界中にいる全患者のうち6割が日本人です。
呈する症状は、老年病(老年症候群)そのものです。糖尿病や高血圧などの生活習慣病、白内障、筋力低下(サルコペニア)、認知症などを伴います。読者の方が“老化”と聞いて想像する通りです。
数十年ぶりに再会した大学時代の同級生が、上記写真のような風貌や症状であったとしたら、驚愕を禁じ得ないのではないでしょうか?
ウェルナー症候群のように、遺伝子異常によって“老化”が加速し、若くして“老年病(老年症候群)”を発症する病気を、「(早期)老化症」と呼びます。不妊治療などで説明されるであろう、ダウン症候群なども含まれています。
⚫︎公益財団法人長寿科学振興財団が提供する『健康長寿ネット』(https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/werner/about.html)で、一覧表が確認できます。
では、原因である“遺伝子異常”を治療することができたならば? その患者は人並みの“老化”になるのではないだろうか? 加速した分の“老化”を、減速、あるいは、巻き戻すことができるのではないだろうか?
私たち健常者に対しても、無自覚のうちに加速している“老化”の分は、何かしらの積極的な介入で、減速、あるいは、巻き戻すことができるのではないだろうか?
そんな世界観が提示されるには十分な具体的な事例だと考えます。
⚫︎“老化”と加齢は違う…「老化の本質」とは
ウェルナー症候群などの(早期)老化症は、私たちに以下の事柄を突きつけます。
●“老化”と加齢は違う。
●“老化”とは動的なプロセスである。
●“老化”は原因、老年病(老年症候群)は結果である。
どうでしょう。少しずつ、読者の方の“老化”に対する常識、固定観念が揺さぶられてくるのではないでしょうか? 上記の事柄を、順を追って説明してみましょう。
⚫︎<“老化”と加齢は違う>
そもそも、加齢=aging、老化=senescence(セネッセンス)と表現がまったく異なるのです。
このsenescenceは“個体の老化”のみならず、“細胞の老化”の意味も持っています。つまり、老化の主体も違うのです。
個体レベルでの老化と、細胞レベルでの老化、遺伝子レベルでの老化。詳細は割愛しますが、この区別をすることで、 “老化の本質”を解像度高く理解することができるのです。
⚫︎<“老化”とは動的なプロセスである>
ここで話を戻します。加齢とは、生誕から現在に至るまで、一定の速度で一方向性に進行する過程です。対応する概念は「暦年齢(chronological age)」。一方で、老化に対応する概念は「生物学的年齢(biological age)」とでもいうべきものです。フィットネスジムやエステなどで、体年齢、血管年齢、肌年齢などに一喜一憂する読者の方も多いのではないでしょうか?
そう、この「生物学的年齢」が増えたり減ったりしていることを、日常的に受け入れているのではないでしょうか?
その“年齢”は可逆的で、努力次第では、その変化の幅もいっそうダイナミックなものであるはずなのです。老化とは、加速したり減速したり、場合によっては巻き戻ったりする、極めて動的なプロセスなのです。
⚫︎<“老化”は原因、老年病(老年症候群)は結果>
従来、老化とはその本質が掴めず、ただそこにある生理現象でした。受け入れる以外の選択肢はなく、加齢との違いも混同されることも多く「加齢≒老化」した状態になって発症する、老年病(老年症候群)に対する対症療法ばかりが追求されてきました。
それが、「ゲノム解析」などのテクノロジー、技術革新により一変しようとしています。「加齢≠老化」の前提に立つならば。老化の本質を掴み、老化そのものを治療することができたならば。老年病(老年症候群)の原因である“老化”に対する治療は、根本治療と言えるのではないだろうか?
2019年にWHO(世界保健機構)が公表したIDC-11という国際疾病分類の第11回改訂版にも、明確に“老化”の概念が盛り込まれています。
老化とはもはや、人類が克服すべき治療対象の疾患と定められているのです。
⚫︎「老化」は万病に共通する、脅威的なリスク因子
「人類は老化という病を克服する」という共通認識を持つことは、極めて大きな意味を持ちます。歴史的インパクトを考慮すると、「地球こそが動いている」という地動説や、「人類は月に到達できる」というアポロ計画並みのインパクトではないでしょうか?
2019年にWHO(世界保健機構)が公表したIDC-11という国際疾病分類の第11回改訂版にも、明確に“老化”の概念が盛り込まれています。
老化とはもはや、人類が克服すべき治療対象の疾患と定められているのです。
⚫︎「老化」は万病に共通する、脅威的なリスク因子
「人類は老化という病を克服する」という共通認識を持つことは、極めて大きな意味を持ちます。歴史的インパクトを考慮すると、「地球こそが動いている」という地動説や、「人類は月に到達できる」というアポロ計画並みのインパクトではないでしょうか?
まさに、医学の常識がひっくり返ろうとしている真っ最中。人類社会におけるグレート・ローテーションが進行中なのです。
がんの中でも死亡数1位は肺がんですが、タバコが原因で肺がんになる可能性があることは広く知られています。男性ならばリスク4.8倍、女性ならばリスク3.9倍。受動喫煙でもリスク1.3倍と言われています。これを理由に、大々的に禁煙キャンペーンが打ち出されたり、政策にも反映されたりしている一方で、老化による肺がんのリスクを考慮するならば。リスクは100~1000倍というところでしょう。
がんの中でも死亡数1位は肺がんですが、タバコが原因で肺がんになる可能性があることは広く知られています。男性ならばリスク4.8倍、女性ならばリスク3.9倍。受動喫煙でもリスク1.3倍と言われています。これを理由に、大々的に禁煙キャンペーンが打ち出されたり、政策にも反映されたりしている一方で、老化による肺がんのリスクを考慮するならば。リスクは100~1000倍というところでしょう。
事実、どんなに喫煙しても20歳で肺がんになることは極めて稀ですが、喫煙歴のない80歳の方が肺がんになることはよくあることです。読者の方の皮膚感覚にも合致するのではないでしょうか。
がん死亡数2位の大腸がんではどうでしょう? 加工肉(ハムやソーセージ)の摂取によりリスクが上昇することが昨今、指摘されています。それでも数割程度でしょう。どんな悪条件が重なっても、せいぜい数倍程度でしょう。
がん死亡数2位の大腸がんではどうでしょう? 加工肉(ハムやソーセージ)の摂取によりリスクが上昇することが昨今、指摘されています。それでも数割程度でしょう。どんな悪条件が重なっても、せいぜい数倍程度でしょう。
一方で、老化を治療せずに放置することは、100~1000倍というところです。やはり、何を治療対象とし、疾患を予防すべきかは自明です。
その他、生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常など)については、もっとわかりやすいです。細胞が老化して“老化細胞”となった際には、周囲に炎症を引き起こし、SASPと言われる症候群を引き起こします。これは、内臓脂肪が周囲に炎症を引き起こし、生活習慣病を合併するメタボリックシンドロームに類似しています。
その他、生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常など)については、もっとわかりやすいです。細胞が老化して“老化細胞”となった際には、周囲に炎症を引き起こし、SASPと言われる症候群を引き起こします。これは、内臓脂肪が周囲に炎症を引き起こし、生活習慣病を合併するメタボリックシンドロームに類似しています。
炎症を引き起こす主体である“老化細胞”を除去、あるいは、何かしらの作用でその炎症を鎮静化(抗炎症)させることで、生物学的年齢(biological age)を巻き戻すことが可能です。やはり、治療すべきは“老化”なのです。
もう、読者の方もお気づきでしょう。老化とは、それ以外のリスク因子を無視できるほどにまで突出したインパクトを持つリスク因子なのです。加えて、全リスク因子のなかで唯一、万病に共通するリスク因子でもあるのです。
もう、読者の方もお気づきでしょう。老化とは、それ以外のリスク因子を無視できるほどにまで突出したインパクトを持つリスク因子なのです。加えて、全リスク因子のなかで唯一、万病に共通するリスク因子でもあるのです。
この、インパクトの大きさとカバー範囲の広さは、二重の意味で、極めて特殊な要因です。「人類は老化という病を克服する」という宣言の意義はここにあります。
⚫︎「老化という病を克服する世界」がもたらす“激変”
医療の現場で日常的に使用される薬剤は、実は臓器ごとでの「部分最適」な事例が多いです。たとえば、血圧を下げる降圧薬。この薬は心臓にとっての負担を軽減しますが、脳への血流を低下させるために認知症を進行させます。あるいは、心臓にとっては良いホルモンの作用が、腎臓に負担をかけることもあります。
総合病院の集中治療室(ICU)などで、それぞれの専門性を持った医師たちの意見が対立するのは日常茶飯事です。西洋医学で確立されてきた従来の薬剤の大半は、何かの効能を得るために、何かの負担を容認せざるを得ないトレードオフの関係にあります。
⚫︎「老化という病を克服する世界」がもたらす“激変”
医療の現場で日常的に使用される薬剤は、実は臓器ごとでの「部分最適」な事例が多いです。たとえば、血圧を下げる降圧薬。この薬は心臓にとっての負担を軽減しますが、脳への血流を低下させるために認知症を進行させます。あるいは、心臓にとっては良いホルモンの作用が、腎臓に負担をかけることもあります。
総合病院の集中治療室(ICU)などで、それぞれの専門性を持った医師たちの意見が対立するのは日常茶飯事です。西洋医学で確立されてきた従来の薬剤の大半は、何かの効能を得るために、何かの負担を容認せざるを得ないトレードオフの関係にあります。
それが、“老化の治療”においては、すべての臓器に対してトレードオフの関係が一切ありません。部分最適でなく、全体最適です。後手に回った対症療法でなく、先手に回った根本治療と言えるのです。
従来、“加齢≒老化”に伴って発症すると考えられてきたもの、糖尿病や高血圧などの生活習慣病、認知症、筋力低下(サルコペニア)、骨粗しょう症などの老年症(老年症候群)の大半を、一網打尽にできる可能性があります。
“加齢≠老化”と捉え、まずは“老化”を治療する。それでも残る症状に対し、従来の確立した医療技術を適用するのはどうでしょうか?
内科的疾患に対しては、“老化”の治療により機能低下を取り戻すのが第一段階。その上で、個々人の状態に応じて、従来の内科的加療を追加するのが第二段階になるべきではないでしょうか?
そして、この二段構えの医療戦略は内科領域に留まりません。「臓器がある限り、外科は不滅。」という名言があります。“老化”に伴う機能低下を治療した分だけ、予備機能、予備体力が増え、結果、従来なら手術の適応外だった患者に対しても、外科手術を行うことができるようになるかもしれません。
「医学の常識」が変わると、「医療の常識」も変わる。そして、その役割を担う「医師の常識」も、です。
「人類が老化という病を克服する」世界では、80歳を対象にしたレジャー産業、エンタメ産業も勃興するでしょう。子供に対する教育や、ペットなどの愛玩動物の需要もいっそう増えるのではないでしょうか。
従来、“加齢≒老化”に伴って発症すると考えられてきたもの、糖尿病や高血圧などの生活習慣病、認知症、筋力低下(サルコペニア)、骨粗しょう症などの老年症(老年症候群)の大半を、一網打尽にできる可能性があります。
“加齢≠老化”と捉え、まずは“老化”を治療する。それでも残る症状に対し、従来の確立した医療技術を適用するのはどうでしょうか?
内科的疾患に対しては、“老化”の治療により機能低下を取り戻すのが第一段階。その上で、個々人の状態に応じて、従来の内科的加療を追加するのが第二段階になるべきではないでしょうか?
そして、この二段構えの医療戦略は内科領域に留まりません。「臓器がある限り、外科は不滅。」という名言があります。“老化”に伴う機能低下を治療した分だけ、予備機能、予備体力が増え、結果、従来なら手術の適応外だった患者に対しても、外科手術を行うことができるようになるかもしれません。
「医学の常識」が変わると、「医療の常識」も変わる。そして、その役割を担う「医師の常識」も、です。
「人類が老化という病を克服する」世界では、80歳を対象にしたレジャー産業、エンタメ産業も勃興するでしょう。子供に対する教育や、ペットなどの愛玩動物の需要もいっそう増えるのではないでしょうか。
また、60歳が“若い”と言われるようになり、全社員が60歳以上のベンチャー起業なども当たり前になるでしょう。生命保険などの金融商品も再設計され、個人のキャリアの流動性、多様性は加速する一方ではないでしょうか。社会の構造が根底から変わる世界観が提示されます。
この大いなる文脈の中で、一介の医師である私に何ができるのでしょう?
まずは、「老化は治療対象の疾患である」という「医学の常識」の変化を伝えることを、今回の投稿の主旨としたいと思います。
この大いなる文脈の中で、一介の医師である私に何ができるのでしょう?
まずは、「老化は治療対象の疾患である」という「医学の常識」の変化を伝えることを、今回の投稿の主旨としたいと思います。
▶︎乾 雅人: 医療法人社団 創雅会 理事長
銀座アイグラッドクリニック 院長
メディテラス株式会社 代表取締役
銀座アイグラッドクリニック 院長
メディテラス株式会社 代表取締役