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脱ネガティブを計るべく、浮きつ沈みつ漂う女の戯言日記

ちぢみほうれん草

2010-02-09 | 食べ物&お料理
久しぶりにちぢみほうれん草のおひたしを作って食べた。
あ、甘い~~!

以前にも食べた事があるけれど、こんなに甘かった!?と思う程の甘みで
改めてビックリ。
普通のほうれん草と違って冬の寒さにさらす『寒じめ栽培』という方法で
育てられる為、厚めの葉の表面に縮んだようなシワが入ったのがちぢみ
ほうれん草。
甘みが凝縮されるので糖度が10度以上になるものもあるとの事。
冬場の旬のみの商品なので食べられる時期も限定されるけど、それだけに
余計美味しく感じるのかも。
  
普通のほうれん草のように縦に伸びてるのではなく横につぶれた感じの
平べったい形なので、茹でる時は大きめのお鍋にど~んと入れたい。
おひたしが一番美味しい気がするけど、トマトと合わせてパスタとかにも
してみたい。
アクが少ないのも魅力的。


半身

2010-02-08 | 本・映画
サラ・ウォーターズの「半身」を読んだ。

孤独な令嬢マーガレット。
愛した女性は実の弟の花嫁となり、信頼する父は亡くなり、心の病に伏せる。
全快してからも周りの腫れ物に触るような対応と、砂を噛むような空虚な日々。
そんな中彼女は監獄の女囚を慰問に訪れる仕事を始める。
そこで出逢ったのは、ぬれぎぬから無実の罪で投獄されている19歳の霊媒シライア。
慰問を続けるうちに2人の間には特別な感情が芽生え始め、やがてそれは実を結ぶ
かに思われたが・・・。

シライアはマーガレットをやっとめぐり逢えた自分の半身だと言う。
引き裂かれた魂の片割れだと、一目見た瞬間にわかったと。
そして別々になった魂を元に戻すべく、2人で一緒に生きる為脱獄話を持ちかける。
迷い逡巡しながらも準備に手を貸すマーガレット。
彼女にとってシライアは、己の存在意義を担う全ての象徴のような存在となる。
そして訪れる残酷な現実。
余りにも悲しい結末・・・。

かつて自分も、どこかに自分の半身のような存在がいると信じていた。
(私はそれをカケラと呼んでいた。)
この心の穴はそのカケラと出逢えたら埋まるのだろうと。
やがて月日だけが流れ、いつしか白馬の王子(王女)も赤い糸も存在しないという
事がよくわかった。

舞台となっている19世紀当時、30歳のマーガレットは”老嬢”と評される。
30で老嬢なら私など棺桶に片足突っ込んでるようなものだ!
全てを失い1人取り残されたマーガレットは、これからどう生きて行くのか。
せめて何か希望の一筋でも見出せる終わり方にして欲しかった。

物語の中ぐらいハッピィ・エンドであって欲しい。



強風の夜新宿にて

2010-02-07 | お出かけ
昨夜は最近知り合いになった方と、新宿の沖縄料理のお店へ。

お酒の種類がすごく多くて、焼酎は名前で大体わかるものの泡盛は全く詳しく
ない私は、逆に種類がありすぎて困ってしまった。
一緒に行った方が私より詳しかったので、お勧めして貰ったのを幾つか試す。
「白百合」は土のような香り・・との事だったけど、墨汁のようにも感じられ・・・
(笑)すごく癖のある面白い泡盛だった。
「春雨カリー」はカレー!?かと思いきや、カリーとはめでたいという意味だそうで
決してカレー味ではございません(笑)
そのお店は梅酒も百種類置いてあって、塩キャラメル梅酒とか、バナナ梅酒とか
そんなのあり!?という不思議なのが沢山あった。
(飲んでないので味は不明。誰か飲んだ事のある人がいたら感想聞かせて欲しい
~~!(笑))

お料理はラフテーにジーマーミー豆腐、海ぶどうと島豆腐のサラダ等をチョイス。
クーポンでお安くなったし、また行ってみたいかも。

お腹が膨れたところで、立ち飲み屋へ移動。
立ち飲みってなかなか1人では行きにくいので、新鮮で楽しかった。

今回ご一緒した方は、世間一般的には特殊と言われる性癖の持ち主。
でも全く見た目も中身も穏やかで楽しい方だったし、スイッチが入った時の裏の
顔とのギャップがとても感慨深い。
そういう私も黙っていればただのどこにでもいる平凡なお姉ちゃんだし(笑)
お互い真面目な顔してアブノーマルとされる話題で盛り上がれるのが、とても
面白かったり。

これからも良い飲み友達でいたいね・・と言って貰い嬉しかった。
今年はお友達を増やしたく、ボチボチ世界を広げるべく活動して行きたいな・・と
思う所存。