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脱ネガティブを計るべく、浮きつ沈みつ漂う女の戯言日記

その日まで

2010-02-14 | セクシャリティ関連
埼玉の小2児童がGIDと診断され、この秋から男子から女子へ性別を切り替えて
登校する事になったというニュース。

当事者の誰もがあげる幼少時の辛い経験を思えば、早くから周りに理解され
受け入れて貰えるのは幸せな事だと思う。
でも私個人の意見としては、子供のGIDとしての判断やその対応に関しては
成人以上に慎重に取り扱わなければいけない問題だと感じる。

性自認は子供の時から本人の中にあり、その違和感というのは子供だからこそ
余計に率直なものでもあるだろう。
しかし人として心身共にまだ発達途中の子供の場合、自己の確立も不確かな
部分があると思うし、周りの状況や反応によってその気持ちもどう変わって
行くかはわからない。
このままGIDとしてのレールに乗せられてしまうと、本人の中で迷いや変化が
あったとしても後戻り出来ないのではないだろうか。

女子として生活出来る故に、これから第二次成長期になり身体が心とは逆の
発達を遂げ始めた時の苦痛は更に大きいように思う。
日本では未成年に対してホルモン治療は行えないから、今は性差を感じていない
クラスメイトの女子達も、初潮や胸が膨らんだり・・となった時に体毛が濃く
なり声変わりを始めたその子を女子として受け入れられるのか。
学校側はそこまで考えているのだろうか。
こうして公になってしまった以上、彼女が将来埋没して静かに暮らして行ける
のかどうかというのも気になる。

子供はある意味とても正直で残酷でもある。
幾ら大人に「○○してはいけません。」と言われたところで、変なものは変だと
思うし気に入らないものは気に入らない。
ちょっと状況は違うけれどうちの子が転校した時も、学校と保護者に高機能自閉症
である旨の説明をし子供達にも話をさせて貰った。
とてもよくしてくれるお子さんもいたし、泣いてくれた父母の方もいた。
でもその後いじめは起こった。
これが現実なのだと思う。それを受け止めて乗り越えて行くしかない。

今回のお子さんがこれから自分がどう生きて行きたいか、本当に自身で判断が
出来るようになる日まで、彼女の選ぶ事の出来る選択肢が一つでも狭まる事なく
成長して行けるよう心から願う。



冬季五輪

2010-02-14 | 好きなもの諸々
いよいよ開幕!という事で、開会式の様子をTVで観てテンションが上がる。
フィギュアにスピードスケート、ジャンプ、モーグル、スノボ・・と、楽しみな
競技がいっぱいだ。
頑張れニッポン!(笑)

毎回オリンピック開催の度にゴージャスになっている感のある開会式
だけれど、カナダと言えばカルガリーオリンピック・・という事で、
その時に私の愛するk.d.langがパフォーマンスをした事を思い出しながら
画面を観ていた。
当時リアルでは記憶になかった私なのだけれど、k.d.のファンになって
からビデオでカルガリー五輪での様子を初めて観て感激。
あの場に出演出来るのって、その国の国民として相当名誉な事だよね。
カナダにおけるk.d.への評価の高さを改めて知ったのだった。
彼女の歌は本当に素敵。
またぜひ生で聴きたいなぁ。・・と、オリンピックからちょっと話題が
それてしまった(笑)

メダルは結果の表れではある。でもメダルだけが全てではない。
選手の皆さんが悔いのないよう全力を出せる事を願って。