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脱ネガティブを計るべく、浮きつ沈みつ漂う女の戯言日記

ただいま、お帰り

2009-08-01 | 戯言あれこれ
子供が部活の合宿で留守の間、誰も待つ人のいない家に帰るのは
やはり味気ないものだとつくづく感じた。
私は一人が苦手だと。そのくせ他人と上手く接する事も出来ない
のだけれど。

「ただいま。」と帰る。「お帰り。」と迎える。
それが私にとっての家族であり、共に過ごして行く人との基礎な
気がする。
結婚や入籍に拘ってはいない。ただずっと一緒にいたいと願う
人と、どんな状況でも傍にいて力になれるようありたいとは思う。
私はパートナーとなる人を異性だけに限定して考えていないので、
同性婚は他人事とは思わないし、相手が同性だったらGIDだったら
・・といろんな事を考える。
このまま一生一人だとしたら、余計な心配に他ならないけれど。

結婚に全く興味の無い人がいて、でも制度としての同性婚には
賛成で関心を持っていて、決して冷やかしや面白半分でも何でも
ないとわかっているのに、何故だか話していてとても突っかかって
しまった。
当事者以外はその事柄について語ってはいけないなんて思わないし、
むしろ当事者だけで固まって、違う人間にはわからない・・・と
閉鎖的な中で馴れ合おうとするようなのは大嫌いだ。
悲しかったのは、その人と私が余りに考え方が対照的だったから
だろう。
近くにいたいと願うのに、余りに遠くて手が届かない事を改めて
感じさせられたから。
元々そういう仲ではないし、私に今以上の立場を望む術もない。
恋人がいる時でも、ずっとその人は自分にとって特別な大切に
守っておきたい存在だった。
私が悲しむ意味さえも、きっとその人にはわからない。
わからないという事が悲しかった。

そんな想いも時が経つと柔らかく姿を変え、慕う気持ちだけが
残っている。
ただもういい加減、先に進まなければなぁ・・とは思う。

いないと寂しい子供とも、帰って来た途端いつもの口喧嘩(笑)
そこに在るのが当たり前になっていると感じないけれど、いなく
なって初めて存在の大きさに気付く、それが家族ってものなの
かもしれない。



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