JR宇治駅から北へ1キロ余り。三室戸寺へ行ってきました。あじさいを見に行ったのですが、それより、本堂前の蓮の花がすばらしかった。
あじさいは、もう盛りを過ぎていましたが、それでも、1万株のあじさいは迫力がありました。
三室戸寺は、平安京を開いた桓武天皇の父、光仁天皇の晩年、山間の渓谷から千手観音が現れ、自らが譲位し仏門に入るための草庵である御室にそれを安置したことから御室戸寺と呼ばれたのを、その後、光仁、花山、白河の三天皇の離宮となったことから、三室戸寺となりました。
皇室の庇護を受けて発展したものの、足利義昭に協力したことから織田信長の焼き討ちに遇い、衰退してしまいます。
その後、江戸時代の寛永年間と文明年間に伽藍が復興され、現在に至ります。
宗派は、役行者を祖とする本山修験宗、これは、熊野信仰に傾倒した白河法王、復興に三井寺の支援を受けたことなどが関係していると思います。