この回では、賈一族でも傍系の賈芸が中心に、物語が展開します。賈芸とその母親は、お屋敷で多少なりとも稼ぎになる仕事を得ようと、 鳳姐の夫の賈璉に頼みますが、賈璉は口先だけで、仕事は一向にもらえません。そこで賈芸は一計を案じ、お屋敷で実務を握る鳳姐に贈り物をして仕事を得ようとします。ところがその過程で金銭面の問題が生じますが、「酔金剛」というあだ名の燐家に住む倪二というごろつきがお金を貸してくれ、見事鳳姐から仕事をもらうことに成功します。さて、その賈芸は、宝玉から部屋に来るよう誘われ、訪ねますが宝玉はあいにく不在。そんな中、たまたま宝玉付きの下っ端の小間使いの小紅に出逢い、小紅が落としたハンカチを賈芸が拾い、それを小紅に返す過程で、ふたりは互いに憎からず思うのですが。『紅楼夢』第二十四回の始まりです。
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