写真展と「6位」

明日はいよいよ写真展の展示→オープンの日です。
一週間楽しい時を過ごすことにしましょう。
ところで、メンバー以外でこのコーナーをご覧頂いている方に・・・。
明24日12；00～29日16：00　茨城県陶芸美術館（笠間）にて
第11回　稲田写真塾写真展
レンズが見た不思議な世界「スローシャッター」を開催します。
是非お出かけ下さい。これが、チラシです。




さて、野上さんは、2度目の登場です。
裏磐梯・秋元湖のようですが、まだ陽が射さぬ湖面と雪が残る小島からは、かなりの寒さを感じます。小島の木々を盆栽に見立て、縦位置のフレーミングで自然に遠くまでを見せて、全体の寒さがうまく表現できました。

課題　　　「寒」　　6位

タイトル　　「盆栽のある風景」　　野上　弘子（水戸）

7位

未だ明けやらぬ早朝の漁港です。
空も含めてアンバー系の赤味掛かった光に覆われた風景ですが、今、港に帰ってきた漁船が青白いライトを点けて進んできます。
海面からは「ケアラシ」のように霧が立ちこめ、この白いライトがポイントになって、いかにも寒そうな雰囲気を醸しだしています。

課題　　　「寒」　　　7位

タイトル　　　「眠らぬ仕事」　　　植木　繁行（笠間）

8位

いや～！見るからに寒そうですね～。
20位の桜井君と同じ鹿島神宮でのショットでしょうが、「水」が無いことが余計に「寒」を感じさせます。
殊に、中央で腕を握りしめて、腹に力を入れている方が主役として画面を引き締め、結果として寒さを強調しています。

課題　　「寒」　　　8位

タイトル　　「大寒に克つ」　　　加倉井　克己（水戸）

9位

19日はキャノンギャラリーで私の所属する NOM 会写真展オープンの日で、夜はオープニングパーティで楽しい一時を過ごし（写真塾からは福田、田中、野上の3氏が参加）20日は当番で1日を銀座で過ごしました。
で、昨日はこのコーナーがお休みになってしまいましたが、今帰ってきました。
そして、今日（今夜）の9位は・・・。

雰囲気のある作品はスタジオで仕掛けをした位に見事で、作者からうかがった撮影の種明かしはあまりしたくないのですが・・・ご自宅の透明な車庫の屋根に乗せた枝を下から撮った写真だそうです。
氷状の霜と緑の葉と枝の陰が三位一体となって朝の寒さを伝えます。
そんな身近なところでこんな素敵な作品が生まれたのです。

課題　　　「寒」　　　9位

タイトル　　「氷上の落ち葉」　　　福田　義康（笠間）

10位

よく見る京都・清水寺の定番のポイントからのショットですが、見事な雪景色になっているところが見せどころでしょう。
作品からは結構な寒さが伝わってくるし、雪を「思わぬ贈り物」と見たところが面白いですね。

課題　　　「寒」　　10位

タイトル　　「思わぬ贈り物」　　　野上　弘子（水戸）