題詠、あと少しですがここでリタイアしようと思います。
つい先ほど、笹井宏之さんに次のような作品があることに気がつきました。
水晶をくちにふくんでどこまでもあなたの着信履歴を辿る 笹井宏之(2006/07/13)
そして、村上は同じ「水晶」の題でこの歌を出しています。
水晶をくちにふくんで砂浜をあの世のように歩きましたね 村上きわみ(2006/10/21)
偶然というにはあまりな類似です。
正直に書きますと「水晶」という題を目にしたとき、ごく自然に、口に含む
という動作を発想しました。自分のなかから自然にでてきたものです。
ですが、結果としてこれだけ似てしまったことについては、弁解のしようが
ないというのが正直なところです。
わたしは笹井さんの作品がだいすきですし、いつも、これはかなわないなあ
と思いながら読んでいます。ですから、たとえその時点で笹井さんのこの作
品が頭になかったとしても、意識下に作用していなかったとは言い切れない
ものがあります。そして、そうしたこととは別に、現実にこうして類似した
作品を出してしまっていたこと、それ自体に、ショックというか、情けなさ
を感じています。
敬愛する書き手のひとりである笹井宏之さんに対し、無意識のふるまいとは
いえ、いやな思いを味わわせることになりましたことを、こころからお詫び
します。また、感想サイトなどでとりあげてくださった方、ここを気にとめ
て読んでいてくださったみなさまも、ほんとうにごめんなさい。
そういったわけで、わたくしの題詠百首はここでリタイアとさせていただき
ます。今味わっている思いを忘れず精進していきたいと思いますので、今後
ともどうぞよろしくお願いします。
自戒をこめて
村上きわみ 拝
*
笹井宏之さんのblog「些細」はこちら
http://sasai.blog27.fc2.com/
※10月30日付記
笹井さんご本人からは、今回の件について、おだやかでご理解のあるお返事をいただいています。
そのことも改めてここに書いておきますね。笹井さん、ありがとうございます。
つい先ほど、笹井宏之さんに次のような作品があることに気がつきました。
水晶をくちにふくんでどこまでもあなたの着信履歴を辿る 笹井宏之(2006/07/13)
そして、村上は同じ「水晶」の題でこの歌を出しています。
水晶をくちにふくんで砂浜をあの世のように歩きましたね 村上きわみ(2006/10/21)
偶然というにはあまりな類似です。
正直に書きますと「水晶」という題を目にしたとき、ごく自然に、口に含む
という動作を発想しました。自分のなかから自然にでてきたものです。
ですが、結果としてこれだけ似てしまったことについては、弁解のしようが
ないというのが正直なところです。
わたしは笹井さんの作品がだいすきですし、いつも、これはかなわないなあ
と思いながら読んでいます。ですから、たとえその時点で笹井さんのこの作
品が頭になかったとしても、意識下に作用していなかったとは言い切れない
ものがあります。そして、そうしたこととは別に、現実にこうして類似した
作品を出してしまっていたこと、それ自体に、ショックというか、情けなさ
を感じています。
敬愛する書き手のひとりである笹井宏之さんに対し、無意識のふるまいとは
いえ、いやな思いを味わわせることになりましたことを、こころからお詫び
します。また、感想サイトなどでとりあげてくださった方、ここを気にとめ
て読んでいてくださったみなさまも、ほんとうにごめんなさい。
そういったわけで、わたくしの題詠百首はここでリタイアとさせていただき
ます。今味わっている思いを忘れず精進していきたいと思いますので、今後
ともどうぞよろしくお願いします。
自戒をこめて
村上きわみ 拝
*
笹井宏之さんのblog「些細」はこちら
http://sasai.blog27.fc2.com/
※10月30日付記
笹井さんご本人からは、今回の件について、おだやかでご理解のあるお返事をいただいています。
そのことも改めてここに書いておきますね。笹井さん、ありがとうございます。