朝、黒っぽい物がプールに浮いていて、よく見たら、鳥のひなだった。
網ですくって、ペーパータオルの上にのせて置いた。恐怖を与えないように、しばらくそのままにしておいて、ネットでどうしたら良いのかを検索した。巣に戻す。戻さない。賛否両論あったけど、私は巣に戻す事にした。
手袋をはいて、ペーパータオルをかぶせて、そ～っと上から捕まえて、逆さにして足に異常がないかどうかを見てみた。それから、脚立に上がった。もう一匹、巣に居るひなが見えた。と、突然、そのひなが飛び立った。私は脚立に立っているのが精一杯で、どこに行ったのか目で追う事はできなかった。（後で外を探したけどいなかったので、上手に飛んで行ったんだろうと思いました。）
まず、手に持っていたひなを、とにかく元の巣に戻した。ひなはそこでお利口にしていた。それから時間がたって羽も乾いたようだけど、親ばとはまだ巣に戻って来ない。
午後になって、下から巣を見上げてみたら、その子が飛び立った。その子が飛び立ったとき、突然、親ばとが同じ方向に飛んで行ったのを見た。私は最初、それが親ばとだとは気がつかなかった。が、思えば、親鳥はその子が飛ぶのを朝からじっと待っていたのだろうと思った。
でも、ひなはプールの塀より高く飛べないようで、窓の近くに降りて来た。その子はそのあと、何とかプールの塀の上まで飛び上がったけど、動かずそのままだった。親鳥は又すぐにその子の近くまで、飛んで来た。
ひなはしばらくして、今度は、塀を越えて飛んで行った。親鳥も、ひなと同時に同じ方向に飛んで行った。私は塀の外を見てみたけど、ひなは落ちていなかったので、無事にどこかの木に飛んで行ったのだろうと思いました。
（多分、）卵からかえって一週間くらいだったので、私はまだ巣立ちは想像してなかったのです。
でも、今日が巣立ちの日で、親鳥は朝からずっと離れた所から、それを見守っていたんだと思いました、
ひな鳥には新しい事ばかりで長い一日だったでしょうが、私に取っても長い一日でした。
たまに話しかけてたりしたてので、空の巣を見るのは、少しさみしいです（＾ー＾）。
プールに面した屋根の軒に、野鳩が巣を作ったらしい。と言うのは、貧しい巣で、最初巣だとは思わなかった。手伝ってやりたいほどだった。
次の日にたまたま、小さな鳥が来て、その巣を落としたのに出くわした。きっと、その鳥もこの場所を欲しかったんだと思う。
鳩の巣？は落ちてしまって、ほとんど無くなったけど、鳩はそこに座っていた。夜はけっこう寒い。
私は観察してた訳ではないので、巣を見てた皆さんから色々なお話しを聞いた。
誰かが「他の一羽が、小さな枝を運んで来たのを見た」と言っていた。
鳩が毎日ずっとそこにいるので、エサも食べずにがんばってるな～と思った。
ある日、誰かが「違う鳩が来て、交代してたのを見た」と、言った。
そうか、そうか。良かった。
誰かが言った。「ここは、へびとか天敵が来にくいから良い場所だ。」（そうです。この場所に鳥の巣を作られないように、木を置いておいたのに、野鳩はそれを落として巣を作ったのです。今更、追い立てるのは可愛そうだし。）
たしか３－４週間後、５月２９日頃。「ひなを見たと思う」とおしえてもらったけど、巣は高い所にあるし、ひなは親の下に隠れているのか、、、わからなかった。
５月３０日。望遠鏡で見せてもらった。親が居ない時だったので、少し近寄って。
いたいた。多分２羽だと思う。
右の写真。５月３１日。ひなはとても小さい。
下の写真。６月３日。子供は２羽重なって写ってるので大きく見えるけど、羽が広がったんだろうか、親に比べてもけっこう大きいでしょ。
ひなは静かで、声は聞いた事がありません。私の知らないうちに、巣立って行くんだと思います。
