のんきいきいき So(走) Happy! -櫻庭健一の日記-

いつも笑顔と感謝を忘れずに
甘っちょろいと言われても希望を捨てず生きる
過去の少しの試練はそれで乗り越えたのだから

鬱病(うつ病)、心の病を知ろうよ。

2009年06月17日 22時41分39秒 | Weblog
NHK ためしてガッテン 「うつ病よサラバ!脳が変わる最新治療」
見ました。


テーマがテーマなんでなるべくネガティブなことは言いたくないんですがね。
どうなんでしょうか。
何でもおもしろおかしくにしてしまうコンセプトだと思うんですよ。
ためしてガッテンって。
NHKとしては反論もあるでしょうけど、
必ずくだらなーいダジャレとか織り込むでしょ。
今日だって「抗うつ薬マンくん」とかね。
わかりやすく取っつきやすくっていうのもわかるけど、
本物のうつの人があれを見て楽しめるかってこと。
ああいう風に取り上げられると落ち込む人もいそうだな。

うつ病のなんたるかを知らない人。
うつ病かな?と思っている人にはよかったと思うよ。
私も「ふーん」と思ったこと多かったもの。
取っつきやすさでは合格点。
前述の「抗うつ薬マンくん」の表現しかり。

でもやっぱりさ。
本物のうつの人にとって良い番組だったかと問われれば、
それはクエスチョンマークと言わざるを得ないわけ。
人が笑っていることを笑えない。
逆にとらえて落ち込んでしまうこともあるものなのですよ。

ネガティブシンキングになってるわけじゃないんです。
うつ病を深刻な視点ばかりで語れと言っているわけじゃない。
うつ病を取り上げる番組に「こうだ」という正解はない。
今日の番組がうつ病の世間的な認知を進めるものであれば、
それはとても嬉しいこと。
くしくも同じNHKでドラマ「ツレがうつになりまして」が放映されたばかり。
少しずつだけど
「うつ?私には関係ないよ!」
と言う人が減っている実感はある。
ちゃんとうつに向き合った番組、そして人が増えるのを希望します。

いろいろ偉そうに言いましたけど、
私はうつ病じゃありません。
でも精神科にかかる精神障害者。
統合失調症です。
最近ものすげー調子がよいものだから、
すっかり治ったつもりでいますがね。
同時にそんなに甘いものでないことも知っている。
発病25年目だからさ。
いろんな精神病の人、およびその症状を知っている。
心の病については酸いも甘いも噛み分けてるんです。
少なくとも心の病とはなんの縁もない人よりは、
偉そうなことの一つも言える。

うつをはじめ、心の病を抱えることを恥に感じない。
そんな社会が理想だけれど、
精神病患者をうさんくさい目で見る人はまだ多い。
私はポジティブだよ。
そんなのでめげてたまるか。
このブログを立ち上げた動機の一つとして、
心の病を抱える人を応援したいというのも確かにある。

うつ病の人たちよ。
絶望するなかれ。
私が言ってもなんの説得力もないかもしれないけれど、
食って寝て薬飲んで病院行くだけ。
そんな時代が通算10年以上ある私が、
今曲がりなりにも普通と言えるような生活をしている。
今がどんなに苦しくったって
いつかいいことあるさ。

そう。
人生は素晴らしい

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