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旧精神科医療は思想警察なのか?

小論文対策 実例その1

2016年12月12日 | 社会人から看護師を目指す人たちへ
さて、今回は前回の記事で提示した
『有効治療法がない生活習慣病についてあなたはどのように関わるか?』
という問題について、私なりの解答を書きますので参考にして下さい。これは決して100点満点の解答ではないと思いますが、看護とは何か?が理解できているレベルでの解答はこのような内容になると考えます。


はじめに、生活習慣病は糖尿病や高血圧症等今すぐに死に至る病ではないが、放置しておけば、その人の人生において後に大きな負担をかける疾患だと言える。

この事から、結論として看護師が適切に関わる事により、その人がより豊かな生活が送れるような援助に繋がるため、現代の様々なライフスタイルを理解した上で適切な関わりをしていく必要があると考えられる。

生活習慣病における、生活習慣とは、その人が過去の人生において獲得してきた習慣が疾患の原因となるため、介入が十人十色であり、介入の基本ルールはあるものも、医療的な画一された介入だけでは高い治療効果は見られない。

目的は本人の意思で生活習慣を改善し、セルフケアによる、健康維持ができ豊かな生活が送れることである。

生活習慣を変えるとは、他の疾患と違い、症状を緩和するというよりは、検査結果数値を元に、それに関する生活行動が変わることが目標になる。

生活行動が変わるには、行動の素となる考え方を変えてもらう必要がある。
従来であれば、医師からの説明による権威的なもの、ネガティヴな症状を視覚的に見せる脅迫的なアプローチもあったが、それでは持続的な効果は得られないし、強い動機付けに結びつかない。

ここで重要となってくるのは、看護師自身が患者にとっては環境であるというこである。
『あの看護師を見るとすぐに、生活習慣について話しをしてくる。だけど、本当に親身になって説得してきてくれる。
嫌がらせとか、仕事、業務的に話しをしてこないから、あの人の言うこと聞こうかな?』と思って貰える人間に自分自身がなる事である。
それは、対象患者1人1人に対し
『生活習慣は個々の生育歴からくるものだから、簡単に変化しない』と考えず
『生活習慣を改善し、後ろめたい思いを無くし、本当に豊かな人生を歩んで欲しい
』と思えるかどうか?そう思い行動できるかどうかといった、看護師側の人間性や資質を高めることによる効果が求められるのである。
人間は言葉を聴いているわけではなく、言葉の裏にあるその人の感情や想いを聴いていると言われる。
おわりに、看護師は物を扱っている仕事ではない。
人を、その人の人生を扱う仕事なのである。
表面的な言葉、マニュアルにのみ従った生活改善案を示すのでなく、看護師として芯の通った考え方を元に、暖かさと熱意を持って指導関わりを持つことこそが、生活習慣病に対する関わりの大切な第一歩であり、その結果変化してくる、数値や身体の変化、心境の変化に対し心から共感、一喜一憂できる治療的関わりにつながるものだと考える。

以上

15分、フリーハンドで書きましたので模範解答にはならないかもしれません。
看護の目的の1つに、『健康で豊かな生活を送ってもらう』という大きな考え方があります。
ですから、まだ病気でない人も、健康維持してもらうために関わる必要がでてきます。
健康とは何か?
その人その人が人生において、自己実現できるように常に心身の状態、さらに社会的状態が万全で満たされている状態
を表します。
常に終わりがなく、努力維持し続けるものだと解釈しています。


ここからは、余談、後書きです。

病棟で働くととかくこういう理論や基本の考え方をすっかり忘れてしまいます。
病院経営だけ考えれば、患者1人1人が、自分の人生を大切に考え、本当にセルフケアされたら、病院に入院しなくなるため、倒産してしまいますよね?笑
ある意味、病院勤務とは、完全に医療の現場であり医療側に甘んじて高い給料を頂いているだけの行為なのです。
セルフケアの指導はするけど、再発してくれないと病院は潰れる。
日本の医療はそのレベルなのです。
実は看護師1人1人がそういう事実に気付いたら医療現場は変わるかも???しれませんね。
病棟で働くと、起こっている症状を緩和することしかしません。
その本当の原因にアプローチしません。

そんなの看護じゃないよね?と想うと新たな道が拓けるのかな?

医学部受験を難関にすること、国民をバカで居させるために、医療に関するテレビやドラマを見させて、医療を権威付けすることで洗脳しているだけ。

私たちに本当に必要なのは、救急と産婦人科だけ。
欲のコントロール、ストレス管理、ライフスタイル設計により、慢性疾患や現代病は防ぐことができるのではないかな?と考えてます。
長くなりました。
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