眠れぬ夜に、ふと、死んだ人を思い出す。
最初に母方の従兄がいた。二十歳代で心中をした。顔もはっきりと覚えている。
その時はまだ「死」に実感がなかった。
母方の祖母が死んだ時、棺の中の祖母を見せられた。
祖母は白い瀬戸物になっていた。
「ばあちゃんはいない。永遠に失われた」という実感が私を恐れさせた。
自分も死ぬのだ。
次に父方の祖母、本家の長男。しゃべって笑っていた人間が次々消えていく。
上司、友達、義父、父、母、叔父、その先に自分がいる。
みんな白い瀬戸物になる。
最初に母方の従兄がいた。二十歳代で心中をした。顔もはっきりと覚えている。
その時はまだ「死」に実感がなかった。
母方の祖母が死んだ時、棺の中の祖母を見せられた。
祖母は白い瀬戸物になっていた。
「ばあちゃんはいない。永遠に失われた」という実感が私を恐れさせた。
自分も死ぬのだ。
次に父方の祖母、本家の長男。しゃべって笑っていた人間が次々消えていく。
上司、友達、義父、父、母、叔父、その先に自分がいる。
みんな白い瀬戸物になる。
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