創作日記&作品集

作品集は左のブックマークから入って下さい。日記には小説、俳句、映画、舞台、読書、など…。そして、枕草子。

冬の京 1 「三十三間堂」

2013-11-15 10:23:10 | お出かけ
私の住む奈良から京都は近い。何回も京都を散策していてもいいはずだが、意外と少ない。その原因の一は「体調」(すこぶる元気と妻は言うが)。その二は「方向音痴」(妻も十分認めている)。だが、人生も少なくなり始めたこの頃、そうは言っていられないと出かけた。まず、三十三間堂「千体の観音立像」。テレビで何回もやっていた。その度に、「行きたいな、行きたいな」ともどかしく感じていた。近鉄八木駅から特急で1時間弱。わざわざ「特急」に乗る。体調が心配だから……。おっ、久しぶりの京都だ。バスの乗り場を聞く。「三十三間堂はどの乗り場ですか」。声が緊張で震えている。「ここです」。目の前だった。バスはやっと待っていた人が乗り切れたほど混んでいた。閉所恐怖症? だが、我慢しよう。結局はひとりで行動するのが怖いのだ。やっと、入り口にたどり着いた。人も多くない。ゆっくり見られそうだ。切符を買って、「さあ、拝観」。ここで、「方向音痴」が出た。なんと「出口」から入ってしまった。前から人がどんどんやって来る。「方向音痴」=「いい加減に行動すること」。私はそれほど信心深くはない。絵画を見ることと仏像を見ることにそれほどの差がない。だか、仏教的空間が好きだ。そこは静かで、後先がない時間が流れている。自然と手を合わせる。



薬師寺・「東塔水煙降臨展」

2013-09-18 10:40:29 | お出かけ
薬師寺・「東塔水煙降臨展」へ行ってきました。昨日(2013/09/16)から始まってますが、初日は台風で大変だったでしょう。東塔はいますっぽりとシートに覆われています。修理が終わるのは2018年。あと5年です。水煙とは、九輪の上にある火炎上の装金具で火災、水難から守るためのものらしいです。61年ぶりの特別公開。水煙には飛天が描かれています。写真に目を凝らすと下から、下段は笛を吹き、中段は皿(華籠(けこ))を持ち、上段は合掌するように蓮の蕾(?)を捧げ持っている天女が浮かび上がってきます。まさしく飛天降臨です。実物を見ると感動します。次に地上の人が見るのは何年後か。間違いなく私はいません。金属製ミニチュアレプリカのコーナーがありました。これを買うのも目的の一つ。でも、売り切れということで、予約して、自宅への配送を待つことにします。せっかくの薬師寺、仏像を拝んで家路につきました。


今年もよろしくお願いいたします

2013-01-01 18:55:06 | お出かけ

上の画像は一太郎で作成しました。作成した文章を画像で保存できます。それを思い出して作ってみました。今年二月発売の一太郎は、俳句歳時記も辞書でついているそうです。毎年進化しています。毎年買うのもつらい

ささゆり

2011-06-17 15:55:05 | お出かけ
奈良の三輪神社にささゆりを見に行きました。新聞に載っていました。近くに住んでいながら知りませんでした。とても可憐な花です。葉は笹のようです。平日で人も少なく、神社はとても静かです。荘厳な感じがします。園芸店では見たことがありません。やはり野に咲く花なのでしょう。
  

海龍王寺

2011-05-03 10:09:59 | お出かけ
昨日は、海龍王寺に行ってきました。「特別公開 十一面観音」拝観のためです。お寺については素晴らしいホームページですのでご覧ください。大和西大寺から、バスで10分、法華寺前で降ります。一分ほど戻ると静かな山門に迎えられます。小さな、しかし奥深いお寺です。金堂の五重小塔(国宝)を見ました。堂の中の五重塔は堂全体が宇宙のようで、空にそびえる塔とはひと味違った趣があります。そしていよいよ、本堂で十一面観音と対面です。美しいお姿におもわず手を合わせます。地震で亡くなられた方に黙祷し、心の中で光明真言を唱えます。静かな堂内は千三百年前の時間に満たされているようです。

春季特別展「大唐皇帝陵」

2010-06-11 15:20:01 | お出かけ
春季特別展「大唐皇帝陵」に行ってきました。人も少なくゆっくりと見ることが出来ました。唐の文化に触れた時間を楽しみました。唐の文化と日本文化の違いも肌で感じました。微妙な雰囲気で言葉には表すにはむつかしいと思います。いろんなことの情報交換をしましょう。春季特別展「大唐皇帝陵」は 6月20日(日)までです。

キトラ古墳壁画特別公開・-祈りの廻廊-奈良大和路 秘宝・秘仏特別開帳

2010-06-08 14:22:40 | お出かけ
昨日、キトラ古墳壁画特別公開に行きました。今回は四神(ししん)全てが公開です。待ち時間ゼロでスムーズにまわれました。青龍・白虎・玄武・朱雀を順番に巡ります。1300年もの間、墓を守り続けた四神に心がうたれました。

時巡るキトラの四神初夏の夢

次は飛鳥資料館から車で一時間ほどかかりますが、法華寺(ほっけじ)の特別公開、十一面観音像を拝んできました。十一面観音像の美しさが心にしみました。

法華寺の観音様と蓮の花

二つの催しはまもなく終了します。

-祈りの廻廊-奈良大和路 秘宝・秘仏特別開帳・久米寺

2010-03-12 15:44:27 | お出かけ



今日は久米寺に行ってきました。一回行っているので迷わずに直ぐに着きました。前回は多宝塔初層開扉されておらず残念でしたが、昨日、今日とよい天気で多分大丈夫だろうと出かけました。開いていました。おじさんがいて、「本堂で人がいるので申し込んで下さい」とのこと。本堂でおばあさんから500円でパンフレットを購入。「これをおじさんに見せて下さい。本堂も拝観されたら」といわれ、かっと目を開いたご本尊の薬師如来座像に手を合わせます。大きい。次にいよいよ多宝塔へ。中央の大日如来像に手を合わせます。扉にも色鮮やかな仏画。扉から扉へと巡ります。いつものように次から次へと忘れますが、静かに時代を巡るようです。時の巡礼のように。

開かれし 扉を巡る 春ひとり

-祈りの廻廊-奈良大和路 秘宝・秘仏特別開帳 久米寺

2010-03-08 19:32:19 | お出かけ
  

今日は久米寺に行ってきました。家から30分ぐらい。1時間ほどの旅です。橿原神宮駅で直ぐに聞きます。この駅は大きい出口を間違えるとたどり着かないかもしれません。西出口でも聞きます。地図をもらいました。地図に沿っていっているつもりなのにまた迷子。駅前でティシュをもらいました。彼女に聞いても無理だろうなあ。こりゃダメだ。お寺巡りの大敵は自分の方向音痴。やっとたどり着いた久米寺は分かりにくいところにありました。喧噪がすっと消える静かな空間です。でも、お目当ての多宝塔初層は閉じたまま。お寺のおばさんに聞くと、気の毒そうな顔をして、「昨日の雨で、今日は中止です」。「近くだから、また来ます」と言って寺を後にしました。怪しい天気の時は、行く前にお寺に問い合わせた方がよいかもしれません。帰りにまたティシュを。「さっきもらったから」「もう一個もらって下さい」受け取ると、「ありがとう」と、感謝されました。彼女は一つずつ律儀に配っているのですね。近くなのでまた行きます、

久米寺に 春雨残る 静けさや