なのにオイラは京都へゆくの?

大阪の中年男が、京都の山に登った際の赤裸々(?)な公式日記帳やねん。
のはずが……京都・自己満足ブログとなりにけれ。

ディラン御大と京都 #2

2014-05-15 00:05:15 | ディラン御大
武道館(紙ジャケット仕様)
ボブ・ディラン
SMJ

 【内容紹介】 from Amazon
 78年作品。日本武道館で行われたボブ・ディランの初来日公演の模様を記録したライヴ盤。当初は日本のみのリリースであったが、その後全世界でもリリースされた。日本にとっては大事件となった初来日公演の2日間を録音。その中からベストテイクが選ばれた。【初紙ジャケ化・2013最新リマスター】

 このLPを買ったのはいつだったのだろう?

 リリース直後ではなくて、後追いで買ったので明確に覚えていないのであるが、ゆうに約30年の月日は流れているのであるなあ。Foever Young!

 最新リマスターされたというので、久しぶりに聴きたくなり買ってみましたよ。

 ハイテンションでもなくパンキッシュでもない、すごくマイルドでポップなサウンドのライヴ盤で、ディラン御大のアルバムの中では最も聴き入りやすいアルバムではないかなー。(代表曲がテンコ盛りで入門用に最適な1枚でごんす)

 ディラン御大のライヴ盤で、世間の評価が高いのは『偉大なる復活』と『激しい雨』の2枚なのであるが、当時のオイラも「『武道館』も悪くないぞ」と思ったものである。

 久しぶりに聴いて気づいたことは、今では無口なディラン御大も、この時は曲紹介を英語でしゃべったはるんですわ。それに、客の反応が薄かったといわれている割に、歓声と拍手は充分あるやないですか。
 スタジオ録音のオリジナルから大きく跳躍した「オー・シスター」のアレンジに、後の「フォーリング・フロム・ザ・スカイ」の萌芽が見受けられるぞい。
 再聴して新たな発見を見つけることは非常に楽しいのである。 

 さて、ここからが本題。

 ▼ ジャケット裏にディラン御大自身のライナーノーツが印刷されているのだが、その内容が今回最大の発見でござった。

 思えば思うほど、日本に多くのことを残してきたことに気づく──ぼくの魂、ぼくの音楽、そして料亭で出会った美しい芸者──彼女はぼくを覚えているだろうか? もし日本の人たちがぼくを知りたいのなら、このアルバムを聴くといい。また、京都龍安寺の石庭で、いまでも鳴っているぼくの心臓の鼓動を聴くといい──いつの日か、戻って強くよみがえらせるつもりだ。  ──ボブ・ディラン

 オイラは龍安寺に行ったことがありまへんねん。