なのにオイラは京都へゆくの?

大阪の中年男が、京都の山に登った際の赤裸々(?)な公式日記帳やねん。
のはずが……京都・自己満足ブログとなりにけれ。

ホントは怖い大文字山

2012-11-04 09:05:20 | 大文字山&周辺

 百万遍さんで古本まつりやったはるし、たまには大文字はんにも行っとかなあきまへん。

 11月3日(土)

 ▼ ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし by 鴨長明。百万遍交差点北西角にあったレブン書房が「餃子の王将」へと改装中だった。

 ▼ 7:53 第36回秋の古本まつりが開催されている百万遍知恩寺前を通過。10時からなんでまだ誰もいません。

 ▼ 8:10 白川通今出川交差点に到着。

 ▼ やはり自称・大文字のツウは銀閣寺参道を歩かずに、裏道を行かなくっちゃ。

 ▼ うわっ、大きい消し炭!

 ▼ 紅くなっているのはほんの極一部だけ。紅葉時期はまだまだです。

 ▼ 銀閣寺から歩いて来て最初の水場に「熊出没注意」の札。(゜ε゜;)

 ついにクマが大文字山へもやって来たか。今年7月に成獣が目撃されているのだった。
 怖いよ~。(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
 ▼ 8:31 かねてよりオイラの懸案事項だった2番目の水場から延びている山道へ突入。

 ▼ 踏み跡はハッキリしている。

 ▼ 以前、ここまでは様子見に登った地点。今日はさらに上をめざすぞ!

 ▼ 登っていくと傾斜がきつくなってくる。

 ▼ ポカリスエットの空き缶発見。人外魔境ではないにしろ、今はオイラ以外誰もいない。

 どんどん傾斜がきつくなってくる。木につかまっていないと立っているのもままならぬ状況だ。
 谷を挟んだ向こう斜面にシカが2頭登場。写真を撮ろうにも手がふさがってしまっている。ヤツらは軽快に斜面を走り去っていった。ものの本によるとシカは人間の言葉を解するらしいので、試しに「おーい」と呼んでみると「キーン」と返事があったぞい!
 ▼ 見上げると、木々が明るい斜面の終わりらしきところ(円内)が見えてきた。(写真には写ってないが)ムシ被害の燻蒸処理中のビニールシートが何個も置かれている。

 ところがどっこい、斜面の土が柔らかいので足が踏ん張れずにスイスイと登れないのである。
 気をゆるすと谷間に滑落してしまいそうなので、ところどころで立ち止まり、慎重に道筋を読みながら登っていると、突然ブゥオーンという威嚇的な羽音がすぐ近くで轟いた。
 (((((((( ;゜Д゜)))))))ガクガクブルブルガタガタブルガタガクガクガクガクガク
 目の前にスズメバチが現れたぁ! 近辺に巣でもあるのか!?
 (((((((( ;゜Д゜)))))))ガクガクブルブルガタガタブルガタガクガクガクガクガク
 即座に5メートルほど滑走。
 振り仰いでヤツを見るが、どこに行った? 姿が見えない。(´д`;三;´д`)
 と思っていたら、またもや眼前にブゥオ~ン!
 こりゃヤバイ。オイラはヤツに完全に捕捉されてしまっているのだー!
 急斜面だったので逃げるには好都合。グラススキーのごとく滑走、滑走、また滑走。
 なんとか無事に取り付きの水場までたどり着きました。

 銀閣寺ルートに戻ると、楽しそうにハイキング気分で火床へ行く人々の姿が……。顔面蒼白で下山してきたオイラとの落差が激しすぎる。神サマ、こりゃあんまりだべ。(T_T)

 ▼ 9:10 送り火の薪割りを運ぶリフト発着所へ初めて行ってみた。

 ▼ 地下に貯水槽があったとは知らなんだ。

 ▼ おっ! クマとイノシシ出没注意と立入禁止ロープ。


 今のオイラは秋口の凶暴化スズメバチと格闘(?)して「冒険家モード」になっているので、立入禁止ロープなんざ平気でくぐってしまうのさ。
 ▼ 9:15 道なりに進むと砂防ダムに来た。

 ▼ 振り返るとおあつらえ向きな山道が延びている。行ってみよー!

 ▼ まんじゅうのようなキノコ発見。

 ▼ ハッキリとした踏み跡を登っていくと見覚えのある尾根道に出た。ここを左折。

 ▼ 見覚えのある「火の用心」の道標。

 ▼ 9:28 中尾城址に到着。落ち武者の霊がさまよってるかも……。(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル


 (帰宅してGPSの軌跡を見ると、スズメバチと出会った急斜面をあと100メートル登り詰めると中尾城趾にたどり着けたようである。しかし今回、楽チンな砂防ダムルートを見つけてしまったからには、スズメバチ急斜面や朝鮮学校の裏からのルートを歩くのはムダに体力を消耗するだけの道になりましたね)

 今度は来た道を戻りつつ、119番通報用標識「A17」まで行くことにする。

 ▼ ボ~ッと歩いていたら途中の分岐を見落としてしまい、またもや以前来た沢に下り立ってしまう。

 このあたりに滝があるのかなー? 四方に道が延びているのでどこへ向かえばよいのやら……。
 ▼ 分岐まで戻って右の道へ入る。

 ▼ ところが、以前に比べ道に小枝が落ちていて非常に歩きにくい道になっていた。

 ▼ あれ? 右にも登りの道が延びてるぞ。行ってみよー!

 ▼ テープを目印に進んでいくとT字路に出た。

 ▼ 明るい左の道を選択。

 ▼ ここは見覚えのある旧道の上を通る尾根道ではないか。

 ▼ 振り返っておこう。

 ▼ 一ケ所だけ展望のよいところがあります。

 ▼ 10:02 火床から三角点間の十字路に無事到着。ここを直進して下山すれば俊寛僧都忠誠の碑まで行けるんですよね?

 ▼ 10:08 火床到着。何回見てもこのパノラマ感は素晴らしい! 南禅寺山門で「絶景かな!」と叫んだ石川五右衛門はここへは来たことがなかったのだろう。

 ▼ 京の街とススキ。

 ▼ 10:14現在の温度は11℃。

 おにぎりを食べてたら身体が急激に冷えてくる。

 10:38 銀閣寺ルートで下山開始。
 大勢の若い美人山ガールたちが登っていくのとすれ違う。火床へは11時をメドに登ればよいことがあるかもよ。〆(°°)カキカキ..
 ▼ 10:50 砂防ダムに到着して振り出しへ戻る。

 ▼ 火床まで登っていたポインターもご帰還。大きい犬でした。

 大文字はんをタンノした後は、やっぱり古本まつりだっしゃろ?

 ▼ 11:29 再度、知恩寺へ。

 今回もいろいろな「京都本」を物色。
 ▼ 境内にいた知恩寺ネコ。

 ▼ 13:57 知恩寺を後にする。

 ▼ 百万遍交差点でタバコを買おうと百万遍郵便局の後ろに回ってみたら、こんな所にひっそりとお地蔵さんが。なむなむ。

 ▼ 百万遍ろーじネコ。

 ▼ 今日は賀茂大橋ネコに出会えなかった。どこかで日向ぼっこでもしているのだろうか?

 ▼ 川の流れを見つめて大阪へ帰りました。

 本日の歩行距離=16.2km

 ▼ 銀閣寺ルートはたぶん安全。大文字山に登ろう!