なのにオイラは京都へゆくの?

大阪の中年男が、京都の山に登った際の赤裸々(?)な公式日記帳やねん。
のはずが……京都・自己満足ブログとなりにけれ。

比叡アルプスふたたび

2011-12-17 23:14:54 | 比叡山

 柔らかな後悔をしないために、行ってきました比叡アルプス

 前回行った際に道を誤ってしまったので、どこでまちがえたのかを検証すべく、オイラは再度現地へ訪れる事にしたのであった。(仕事もこのくらい熱心にできりゃーいいのにね。まったくやる気がございません)

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 12月16日(金)てたけど

 前回は「比叡アルプス→地蔵谷→瓜生山→北白川」というコースを考えて歩いていたのだが、地蔵谷へ降りれず、ワケがわからんトコに出て悪戦苦闘してしまったので、今回は「北白川→瓜生山(の麓)→地蔵谷→比叡アルプス」を歩いてみよう。
 これで前回、道をまちがえたポイントがわかるというものよ。

 リベンジだ!

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 ▼ 7:09 北白川にある日本バプテスト病院の横から山道(東山トレイルコース)へ入って行く。

 ▼ 7:13 大山祇神社で道中の安全を祈願。

 ▼  7:19 分岐「東山57-1」を右に進み瓜生山を迂回する。(左へ進めば瓜生山)

 ▼ 「東山61」でトレイルコースから離れ、白鳥山(北城出丸址)へ寄ってみた。

 木々が邪魔をして見晴らしはよくありませんでした。

 ▼ 7:54 トレイルコースへ戻り、「東山63」に到着。

 ここでトレイルコースから離れ、地蔵谷へ行くために右に見える細い山道を下っていく。

 ▼ 木々の間から、遠くに比叡山が見える。

 ▼ 行く手を阻む倒れた木々を乗り越えていくのだ!

 ▼ 8:00 無動寺川が流れる地蔵谷に到着。(川と言うより沢)

 ▼ すぐに道標が目に入ったが、方向が真逆になっていた。つまりオイラは比叡アルプスからやって来たことになるので明らかにまちがいなのである。正しい方向になるように道標を差し替えておきました。イタズラならやめてくださいね。

 ▼ 比叡アルプス方向に川沿いを上流へしばらく歩くと「山野橋」と呼ばれる丸太橋。

 見るからに渡るとボキッ! となりそうなので、直接沢に下りて横断しました。(゜ε゜;)

 橋を渡ったら左折して、自信を持って道なりにドンドン突き進もう。

 そのうち道が登りに転じ、比叡アルプス的な道になってくるよ。

 振り向けばヤツ(愛宕山)も遠くに見えまする。

 ▼ 途中、T字路に来たら右折しよう。(左の道はどこへ行くのでしょうか?)

 道なりに数分進めば、比叡アルプスの尾根に到着!(8:30)

 ▼ 上の写真の黄色の枠内を見て、お分かりいただけたであろうか?

 前回のオイラはこのポイントで道の選択を誤り、ドンドンと人外魔境へ突入していったようである。

 しかし、このマジックインキの薄くなった文字では見落としてもしかたないよね~!

 検証はスグ終了。
 あとは北東方向へ。比叡アルプス尾根の一本道なので迷うことはマズない。

 ▼ 簡易の道標も、

 見る方向を変えれば何のことはない。

 Y字路になっていたのでした。左は「難路」と書いてあるので当然行きません。

 ▼ さっきまで晴れていたのに、比叡山に近付くにつれ曇りだし、風がきつくなってとうとう粉雪が舞いだしてきた。比叡おろしですねん。

 ▼ 誰かの忘れ物、軍手。

 ▼ 9:22 石鳥居と一本杉との分岐T字路に到着。

 お分かりいただけたであろうか?

 ▼ 比叡山山頂は吹雪いてそう。

 ▼ 振り向けば小振りの柿の実が。お猿さんたちのご馳走なのかな?

 左折して石鳥居へと向かう。

 ▼ 快調な下り道。

 ▼ 9:34 石鳥居(「東山67」)に到着。

 写真の右端に、黄色いウインドブレーカーを着た男性が写り込んでいるのがお分かりいただけたであろうか?

 見るからにオイラと20年以上年の差がありそうだけれども、立ち居振る舞いに無駄がないオイラよりも元気なベテラン・トレイルランナーの方でした。
「北白川から比叡アルプスを通ってここまで来ました」というオイラの話からはじまって、トレイルランナーさんが体験した「サル遭遇」「イノシシ遭遇」「マムシ遭遇」話を聞かせていただきました。前回、サルには遭遇してしまったけれど、イノシシとマムシには絶対会いたくないのだ!

 比叡山方向に行くトレイルランナーさんと別れ、オイラはトレイルコースで帰路。

 ▼ 9:47 「東山66」からてんこ山に寄ってみることに。

 ▼ 9:53 てんこ山三角点到着。標高422.5m。眺望はない。

 しばらくここで休憩していたら、パラパラと小雨が降り始めた。

 10:07 下山開始。

 さっきの「東山66」まで戻ると、帰路のベテラン・トレイルランナーさんとまた出会う。
「その道、どこに通じてるんですか?」と問われ、「てんこ山です」と答えると、「見晴らしはいいんですか?」と訊かれ、「まったく何も見えませんでした」と答えると、「ほな」と言い残してトレイルランナーさんは走り去っていくのであった。

 ▼ 10:30 無動寺川へ下りた「東山63」まで戻ってくる。

 小雨は降っているものの次第に晴れ間が出てくる。

 ▼ 虹。

 ▼ 10:44 瓜生山到着。

 ▼ 狸谷山不動院へ行くべく、「東山59-4」でトレイルコースから離脱。

 ところが祠にまつってある「童子めぐり」をしていたら、

 タヌキにバカされたらしく、

 鎖場の難所や朽ち果てそうな丸太橋を渡ったのに、たどり着いたのはさっき行った瓜生山山頂でありました。(O_o)WAO!!!

 ▼ 11:16 違う道、同じ道を行きつ戻りつしながら、なんとか狸谷山不動院へ。

 ▼ なんだかミニ清水の舞台っていう感じです。

 このような建築様式を「懸造り(かけづくり)」といいます〆(°°)カキカキ..

 ▼ 「お不動さんの日」だったので、本殿から護摩焚き祈祷されている声が聞こえておりました。

 入山料500円にたじろぎ、オイラは本殿に入りませんでしたが。

 ▼ 光明殿(大師堂)の紅葉がキレイでした。

 ▼ 空海ゆかりの真言宗の寺院なので、「四国八十八ヶ所お砂踏み霊場」もありました。


 ▼ 八十八ヶ所到達記念。

 第一番から第八十八番までの番号が刻まれた石版を踏んで歩いていくという代物でした。
 先月の御室に引き続き、またもや四国八十八ヶ所巡礼をしてしまったことになる。また一つ徳を積んでしまったなぁ。(^▽^ケケケ

 ▼ 参道の階段沿いには寄進者の名を彫った石柱が並んでおり、花菱アチャコや浪速千栄子の名もあると聞くが見つけられなかった。オイラは牛若丸こと阪神タイガースOBの吉田義男氏のものを発見!

 さらに階段を下がり参道入り口まで来ると、たくさんのタヌキの置物と共に、阪神タイガースの記念モニュメントを発見。

 読売テレビの森武史アナウンサーの優勝祈念タヌキもおりました。

 狸谷山不動院から詩仙堂へと下る坂道は五山送り火のビュースポットでもありました。
 ▼ 法。

 ▼ 船形。

 ▼ 八大神社を通過。

 ▼ 詩仙堂を通過。

 ▼ 宮本武蔵vs吉岡一門の歴史的舞台、一乗寺下り松

 ちょこっとお触りしてみました。

 ▼ 白川通を渡り、叡山電車・一乗寺駅から大阪へ帰還(12:00)。

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 今回の歩行距離=20.9km

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