なのにオイラは京都へゆくの?

大阪の中年男が、京都の山に登った際の赤裸々(?)な公式日記帳やねん。
のはずが……京都・自己満足ブログとなりにけれ。

京都慕情

2010-10-22 04:39:40 | 音楽
京都の恋 京都フェロモン菩薩
ザ・ベンチャーズ
EMIミュージック・ジャパン

 さりとてネタがないときは、京都にまつわる歌の想い出などを記していきたいと思います。
 それでは本日はその第一弾!

                    ○

 渚ゆう子さんが歌う「京都慕情」を初めて聴いたのは、まだオイラが小学生だったときでした。
 さて、どんなシチュエーションだったかなんてことはもうすっかり忘れてしまっているけれど。テレビだったのか? ラジオだったのか? 街角で―たとえばレコード屋から流れていたのを聴いたのかもしれないし、パチンコ屋の前を通りかかったときかもしれないし、商店街で流れていたのを聴いたのかもしれない。



 調べてみると、シングルレコードがリリースされたのが1970年12月1日。オリコンの最高順位が2位で、1971年の年間チャートでは15位を記録している。地元大阪では万国博覧会が開催中で、まさに浦沢直樹さんの『20世紀少年』を地で行く小学校低学年のオイラの耳にも入ってしまうほどのヒット曲であったのだ。
 たぶんオイラに、「京都」と呼ばれる街が日本にあるんだよ、と初めて京都の地名を認識させてくれた歌ではなかったのかなと思う。

                    ○

 メロディーと、ギターと琴の音が混じったサウンドが子供心に引っかかっていた。後年、作曲者がベンチャーズだったと知り、あの「テケテケテケテケ」のベンチャーズが作った?! と軽い驚きがあった。



 想像するに、ベンチャーズはアメリカ人なのでデモテープには琴の音はなかったであろう。日本の編曲者が京都的和風テイストをブレンドしようと琴を入れたのは大正解でしたね。和洋折衷の情緒的な名曲になりました。
 実は、古都=琴というベタな発想から生まれていたりして……。(^o^)