天気予報って当たりますね。
山形にも予報通り初雪が降りました。
すっかり暗くなっての仕事帰り 家の玄関先に ふと赤い花が白い雪をかぶり 外灯の光に映えて ひときわ美しく咲いているのが目に入りました。
２ｍはある大きな木から一枝折って母に
「これサザンカかしら？」と聞きましたら
「貴女も植木に目が行くようになったのね。それは椿よ。」
（椿は早春に咲くものと思っておりましたし 花が咲いても散ってもあまり気が付きませんでした。）
「サザンカと椿は同じ仲間でも 散る様子を見ればすぐ分かるのよ。
サザンカの花びらは一枚ずつハラハラと落ちるのに対し 椿は花全体がポトリポトリと落ちるのよ。」と教えてくれました。
細見綾子の句に 「山茶花は咲く花よりも散ってゐる」 と言うのがあるのよ、とも教えてくれました。
そう言われれば 庭の角にあるサザンカの木は この椿と同じようなピンクで斑入で次々と咲くけれど 下にはたくさんの花びらが 土が見えないくらい落ちていたことを思い出しました。
初雪を被った椿を撮ろうとしましたが 家の中が暖かいので
すぐ融けてしまいました。
午前１０時までに初雪の降った所は、
秋田・酒田・山形・会津若松・長野・輪島・富山・金沢・福井、
舞鶴・米子・広島・山口・下関・福岡。
このうち、
広島・山口・下関・福岡は平年よりも２０日以上早く、
福岡では２０年ぶりに早い初雪の観測となったそうです。
雪が降るのは 北の方から ひと雨ごとに南下して行くのかと思いましたら 今年は 長い日本列島いっせいに降ったのですね。