ひめゆりの塔と恋空

2008-08-05 | Weblog
 

 今年も8月6日がきます。

 先日、ハイビジョンで 「あゝ ひめゆりの塔」 の映画を観ました。
1968年作で 吉永小百合が主演でした。
白黒だっただけに 臨場感があり あれがカラーのCGだったら こんなに重くはなかっただろう。
重いだけに 心に沁みた。
何度かリメイクされてたようですが 沖縄の戦争映画は初めてでした。


 先週から始まった 「恋空 」を観た翌日だっただけに 同じ世代でも 
生まれた時期によって こんなにも違う一生なのだろうか。。。。。
同じ高校生で 恋空は「レイプ」「セックス」「妊娠」「流産」「病気」「死」を経験します。
ひめゆりの塔は お母さんは学童疎開の引率で乗った船が潜水艦に撃墜され死に
たった一人の弟は 米軍の弾に当たり即死。
友達は発狂したり 動けなくなったために自ら青酸カリを飲んだり。
最後のためにと みな自決用の黒い手榴弾を持ち歩のです。
そして手榴弾を実行するのです。


 どちらも実話(恋空は今話題の携帯小説)
 どちらも清らかな恋
 どちらも 死

 本当の戦争の恐ろしさ
 原爆のおそろしさ
 人間のおろかさ

このような映画、小説、写真を何度見てきても、教科書で教えられても 
「そうだったんだ~」 「かわいそう」 だけで終わっていました。

また 戦争を実際に体験し 今 健在の方が少なくなってきているのも事実です。
体験した方が 自分の家族や知人だけでなく もっと若い中学生、高校生に
体験談を話して欲しいと思います。  生の声は説得力があります。
そして その話を家族、後輩、近所の方々など少しでも多くの人たちに伝えて欲しいと思います。
私たちが出来ることは語り継ぐことです。

そして今の平和を守りたいです。