THE 羅針盤・・・キックボクシング

(旧キックボクシングの羅針盤)
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前口太尊VS勝次 考察してみる

2017-08-22 21:34:33 | Weblog

KNOK OUT で 藤本ジムの勝次選手とフェニックスの前口太尊選手が対戦した。

 

序盤、前口がパンチを繰り出そうと、前にステップしたそのタイミングで、勝次が

ハイキックを放つ。これが、ヒットし前口がダウン。しかし立ち上がる。

その後、前口はパンチとヒジの連打で応戦する。

それに対し、勝次はヒジでけん制する。

ここまでで両者を比較すると、前口選手はパンチとのコンビネーションでヒジを

攻撃的に使ってきた。

それに対し、勝次選手は相手の攻撃をけん制する為にヒジを出していた。

ここまでは、勝次の距離の攻防だったと思う。

後半に、勝次がハイキックを繰り出し、その後パンチを繰り出した瞬間

前口のパンチが当たりダウン。

それまで、勝次は攻撃を出したら、すぐ動き同じ場所にいなかったが、

このハイキックを出した瞬間だけは、同じ場所にとどまってしまった。

それを前口は見逃さず、パンチを繰り出しダウンを奪った。

その後、お互いのパンチの応酬になり、勝次が打ち勝ち試合終了。

この動画を張っておくので見て欲しいが、やはり勝次選手の方が

一枚上手だった。

まず、前口選手がパンチで前に出る時、ガードが下がるのを知っていたのと

ヒジ打ちをパンチのカウンターで合わせる事により、勝次選手に有利な距離で

試合が進行していた。

あと、勝次選手が所属する藤本ジムは、ジムでファイトスタイルが統一してるので

距離ごとの戦い方が、決まっていた。

逆に、前口選手が所属するフェニックスジムは、ジムに所属する選手のファイトスタイル

に統一感が無いので、距離によりはっきりとした闘い方を示せなかった

気がする。

まあ、藤本ジムの前身の目黒ジムは世界で初めてのキックボクシングのジム

だけあって、ファイトスタイルは歴史がある。

その差が、この試合に出た気がする。

ぜひこの試合を皆さん見て欲しい。

 

 

根性と魂のぶつけ合い!前口太尊vs勝次