THE 羅針盤・・・キックボクシング

(旧キックボクシングの羅針盤)
豊富な経験と知識から【経営】【アポ無し行動学】を伝えていきます。

中国の動向を考える

2008-04-22 21:30:42 | Weblog
今中国は、チベット問題などで揺れてる。

これをどう考えるのか。

アルビン・トフラーのパワーシフトのパワーの定義を借りると

パワーは3種類との事。暴力、富、知識。

この3つが挙げられる。まず、人間は暴力により力を自覚する。

この暴力は、パワーの中で一番低級で柔軟性がない。

その次に、人間は富と言うパワーを憶える。

最後に知識と言う柔軟性のある、第三のパワーを憶える。

まとめると、

1、暴力

2、富(金)

3、知識

1→2→3と言う順番で人間はパワーを習得すると

未来学者のアルビン・トフラーは発言してる。

この方は、「第三の波」で有名な学者さん。

今の中国人は2→3のプロセスの途中だと思われる。

中国人は、外向きの戦略なのでフランスなどからブーイングを喰らう

んだと思う。

この経験は日本もしてると思う。しかし、日本は内向きの戦略だったので

他国の非難を中国ほど受けてない。日本は、総会屋やヤクザを絶対悪では

なく、必要悪として内向きに利用し経済発展をしたと思う。

しかし、中国人はアフリカに石油を掘りに行ったり、各国でチャイナタウン

を形成したりと、日本人に比べると積極的に海外に出てるからこんな騒ぎに

なるんだと思う。

あともう一人、パワーについて面白い考えをしてる学者さんがいる。

ジョセフ・S・ナイ氏。この方の本で「ソフト・パワー」と言うのがある。

この中でパワーを、「ハードパワー」と「ソフト・パワー」と2つに

分類してる。強制や報酬で相手を屈服させるのが「ハードパワー」。

それに対し、国の文化、政治的な理念、政策の魅力によって生まれる

のが「ソフトパワー」と定義してる。

今の世界情勢からすると、ハードパワーは好まれない。この考えは

新しい考えだと思う。このパワーシフトは先進国では行われて来た。

しかし、今の時代にハードパワーは認められづらいんだと思う。

この2人(アルビン・トフラーとジョセフ・S・ナイ)の角度で

世界を見るのも面白いと思う。ここで答えは書かない。分からないし。

しかし、パワーの質が変わろうとしてるのは事実だと思う。

そして最後の巨人中国がパワーを手にしようとしてるのは

間違いない。それだけは言える。


アルビン・トフラーの「パワーシフト」と

ジョセフ・S・ナイ氏の「ソフトパワー」は面白いので読んで欲しい。

世界の見方が変わるかも知れない。