CAEBV

本日放送された、日テレ『ザ！世界仰天ニュース』。
その中で、2015年10月27日に38歳という若さで亡くなった声優の松来未祐さんが取り上げられていました。

彼女を襲った「慢性活動性EBウイルス感染症」、略してCAEBV。
医師の間ですら認知度が低く、この病に焦点を当てた検査をしなければ発見することが出来ない。
そのため、松来未祐さんも発症から1年数か月もの間、この病であることが分からなかった。
病気の進行の予測がつかないため、発見が遅れると死の危険もあるという、非常に恐ろしい病なのだそう。
今の医学では、白血病治療で知られる「造血幹細胞移植」だけが唯一の治療法。
健康な人の体から血液のもととなる細胞「造血幹細胞」を含んだ液を取り出し点滴で投与する治療法で、白血球のHLA型が一致しなければ投与することができない。
型が一致する確率は、兄弟で4分の1。
自分は病気ではないものの血液の関係で出来ないのですが、骨髄バンクの大切さを改めて痛感します。
この病気が多くの人に知られて早期発見が叶うこと、それが今は一番大切だと思う。

取り上げられている最中、涙が溢れて止まらなかった。
悔しい、悲しい、つらい、苦しい・・・色々な感情が胸中を去来して、本当に溜まらなかった。
けれどこの病を少しでも知ることが出来たこと、そのことに対する感謝が一番大きかった。
恐らく、今なお原因すら特定されていない病気も数多くあるのだと思います。
現状を知ること、知ろうとすること、多くの人に「誤解なく広まること」は、とても難しいけれど大事なことです。

CAEBVのこと、松来未祐さんのこと。
心に、刻み付けます。