米の先制戦略、秩序維持の例外策―キッシンジャー氏論説 2006-05-11 01:08:47 | 外交・国際問題全般 米国が9・11後に、怒りの余り突如として持ち出してきたと思われがちな「先制攻撃ドクトリン」であるが、そう簡単に言い切ることはできない。 2001年に発表されたQDR(4年ごとの国防計画見直し)の中で謳われている、テロ組織や大量破壊兵器を保有する敵対国家への先制攻撃の容認がいわゆる先制攻撃ドクトリンである。細かく見るとこのドクトリンは「先制攻撃」と「予防的軍事介入」を含んでいる。前者は、自国に急 . . . 本文を読む