皇位継承問題に関する議論は、結局のところ、アクロバティックな策を用いてでも男系という伝統を守るべきか、目先の「安定性」を求めて伝統を破壊して女系を認めるかという点に行き着く。私は何度も主張している通り、前者を支持している。『皇位継承に関する私案』などを参照してくだされば幸いです。
有識者会議の女系容認を認めた答申により、流れは女系容認に傾いたかと危惧していたが、まだ必ずしもそうでもないようだ。 . . . 本文を読む
中央銀行の独立性を守りながら政府のマクロ経済政策目標を達成する手段として、物価目標の導入が有効であると思う。いわゆるインフレ・ターゲットである。これは、政府と中央銀行の協定により物価上昇率を一定の値に保つように日銀が金融政策を行うというものである。自民党の中川政調会長や竹中総務大臣は、インフレ・ターゲットを導入せよという議論を展開している。彼らの論拠は「日銀の独立性は、政策の手段に限定されるので . . . 本文を読む