衣・考

松本衣デザイン専門学校校長・太田が、衣服とその周辺、デザイン他について感ずること考えることを書きます。

情報量の格差・・・・・・・

2011-05-25 08:47:38 | 衣・考

 

                                                                     安曇野。カラマツの芽吹き・・・

現代を「格差社会」と言う。

「情報」についての格差を感ずる。

情報の量も質も種類も

本人が意図するまでは何も入らない

という状況が、現在でしょう。

1年ぶりで出会った友人からは

「新聞、雑誌の情報と、ネット情報は、量だけでなく質も違うよ」と聞いた。

その人は、ネットを評価している風だった。

私は現在も「新聞派」です、ネットは毎日覘くけれど。

学生は、新聞購読者はゼロ。

今どき、親の世代でも、購読しているのは1割程度らしい。

ではファッショントレンド情報ならば、学生が強いか?というと

これもそうでもない。

トレンド情報が細分化しすぎていて

「好きな店、ブランド、・・・・・・モノ」情報のみ、その1点だけに

やたらと詳しいことになっている。

教師は、専門知識、年齢相応の知識をふまえて講義をすると

「そんなことも知らない!」の連続となります。

これを世代間ギャップとさえも言えないのが現在です。

通勤電車の中で、若者同士の会話をきいていても

オタク化した側が一方的に話し、

聞く側はうなずくだけ、

という組み合わせが

あっという間に増えています・・・・・・・・・。

昨日の新聞に

岸田えり子(漢字でません!)さんを悼む記事があって

その中の逸話で

田舎暮らし久しい岸田さんが

あるとき東京へ出て「平成って何?」と

言ったという。

そこまでいくと

また「別世界」が拓けるのでしょうが・・・・・・・・・

今年も野生児のイチゴが・・・・・

 


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