衣・考

松本衣デザイン専門学校校長・太田が、衣服とその周辺、デザイン他について感ずること考えることを書きます。

衣服製作実習講評・・・・・

2010-11-29 08:57:48 | 衣・考


学期末恒例の「衣服製作実習」講評会を、(土)に終えました。

・・・・・・結論としての「賞」をどうしようかと思案中ですが、それはさておき・・・・

1年生Aさんの作品;きちんと完成していることはまず評価します。わざと透ける「綿ボイル?のスカート」は面白いと思う。

     しかし、「透け方」こそがデザインのポイントになることを、どれだけ考えたかな?あれがベストとは思えませ
 
     ん・・・

   Hさん; 「ビジネス科作品」と言う感じ!リアルそのままですねー・・・悪いわけではないけれど・・・

   Rさん;スタイリングまで完成!1年生としては上出来!やることがあるとすれば、スタイリングの前に「衣服の魅力」を

        「つくりこむ」こともできるのだけれど・・・・Yケンさんの意見ですが

   Kさん; 衣服製作に入る以前の「ビジュアルイメージ」が大変美しいので、期待が大きかった!のですが・・・・スタイ

        リングで残念な結果に・・・・

   Mさん; 染めが美しくできたのだから・・・・・スタイリングをていねいに「服を生かす」ようにしてほしかった。自分

        の作品を愛してください

   Aさん; 基本をしっかりと、美しくみせてくれました!布選びがよかったです

   Kさん; アトリエでハンガーのときに、美しさに惚れ惚れしたのですが・・・・・・・?

2年生Fさん;未完成は評価の対象外です。

        が、今後の方向性を予感させるものをみせてくれました。完成してほしかった!

   Sさん; あたりまえに完成してるのが安心感です。今回も2枚完成!は評価されますねー。コートの色をもう少し・・・

   Kさん; 「地球コンシャス」からのテーマを「街から森へ」としてくれたのが傑作!だったので期待してました。理想的

        な布が手に入らなかったなら「多少の加工」でどうにかなるのだけれど・・・

3年生の作品は、年間評価になるのですが、やはり「自分はなにがやりたいのか」をはっきり見せてください。

      ヤング向けの「おもちゃのようなリアルクローズ」なのか、「ハイファッション」なのか、クリエーションなのか、

      を。まずはそれが大切でしょう。それが「ブランドイメージ」ということになります。