衣・考

松本衣デザイン専門学校校長・太田が、衣服とその周辺、デザイン他について感ずること考えることを書きます。

就活した人も、しなかった人も・・・・・・・!!!!!

2009-12-06 13:53:30 | 衣・考
久しぶりに若者と席をもうけた。

2グループ。

就職祝いのTさんと、結婚出産祝いのOさん一家3名。

Tさんの喜びの弁;(Tさんは、第1志望のデザイナー職で、急成長株のODM「P]へ決定。いくつもの「不採用通知」の後)

デザイン画が苦手だし好きでもない私が、これからどうやって毎日描かねばならない画をこなしていくのか、自分がどう変わっていくのかがワクワクするんです!


片やOさんは5年前に卒業したものの就活は一切せず。

縁故関係で染め織の手伝いに入った。そこでは毎日掃除、まき割り、犬の散歩など雑用ばかり。

そこですでにプロになっていた彼女と知り合い結婚。二人で独立。染め織の生活。

彼女にも教えられたのでしょうが、4年目にして老舗反物卸商からコンスタントに買い上げられるようになった!

その日の手土産は、大量の鯖寿司、味噌、梅干し、タルトタタン、・・・すべて2人の手作り。

まだ生後か月の子供は安心感充分のおっとり、元気、落ち着きある子。

現金収入少なくて・・・・というが、この手料理を現金換算したら、・・・・・

なんて豊かな生活!

家事はあたりまえに2人ですべてをやっているという。

子供を預ける心配もないし。

こういう生活の若者がいるというだけで、私など嬉しくて、世の中捨てたものじゃない、と思ってしまう。

まだまだ、松本あたりでは、「人生観」が本人を救う、という環境があると思う。

いろんな生き方があるよ!