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くらのうえ市丸歯科ブログ

お口の健康を守りたい

ITI Study Club 九州支部会で副院長の山口が発表しました

2025年07月25日 | 外部セミナー

2025年(令和7年) 7月20日、TKPガーデンシティ天神スカイホールにて、ITI Study Club九州支部会が開催されました。
当院からは副院長の山口と、衛生士の小川で参加しました。
前半は古谷野先生による、ITI の今までの活動や今後の活動について。近藤先生による、口腔内スキャナーを活用した特別講演を聴きました。

後半は、会員による発表で当院の副院長山口も「当院におけるソケットプリザベーションの実践と初期臨床評価」という表題にて発表させていただきました。

歯を抜くとその周りの骨が吸収します。インプラント治療をする場合、インプラントが入れられる充分な骨が必要となります。
抜歯した後にできる限り骨が吸収しないようにする方法として、ソケットプリザベーション(抜歯すると同時に骨を填入する)という手法があります。
当院でもその手法を行っており、治療結果としてレントゲンやCT撮影にて充分に骨ができている、インプラント治療もやりやすくなったと臨床的には感じておりました。
その効果を客観的に評価する方法はまだ少なく、CTや口腔内スキャンなどのデジタルデータを用いて客観的に評価する方法について発表させていただきました。

また症例を通して、CTから得られたデータと、口腔内スキャンで得られたデータをファイル変換し重ね合わせを行い、
硬組織、軟組織の変化を客観的にみた結果、ソケットプリザベーションによって一部の骨の増生、また填入された骨材は石灰化、もともとあった骨には変化がないことが示唆され、従来のGBR(インプラント埋入時の骨移植手術)と比べて、患者さんにとっても楽に低侵襲に行える治療方法であることを発表しました。

症例では、私たちスタッフが日常撮影している口腔内写真や検査結果なども提示しました。日々の診療をスタッフ皆で支えているのだなと思いました。

参加された先生方より多くの質問をいただきました。

 

当院では、日常診療だけでなく学会やスタディグループの参加や発表を積極的に行い、患者さまに貢献できればと考えております。

歯や歯ぐき、その他のお口の中での気になる事など、お気軽にご相談ください。

 

 

 

医療法人 くらのうえ市丸歯科 

新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県 鳥栖市)

TEL : 0942-81-5410       歯科衛生士 小川希和子

 

 

 

 

 


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