くらのうえ市丸歯科ブログ

お口の健康を守りたい

EAO(European Association for Osseointegration: 欧州インプラント学会)に参加いたしました。

2012年10月28日 | 外部セミナー

10月10日から13日まで、コペンハーゲン(デンマーク)で行われたEAOに院長の市丸が参加いたしました。

 

 まず、学会前の特別講義でCTについて基礎から応用まで学んできました。解剖学や放射線学の基本的な復習もしてまいりました。CTの有用性のみでなく、放射線の遮蔽や防護の大切さを改めて学びました。丸1日、欧州人に囲まれ、唯一の日本人として参加しました。

学会では、EAO認証医の取得のプロセス、骨造成、チタン・ジルコニアアバットメント、インプラント周囲炎の治療や予防について、集中的に聴講してきました。講義や懇親会を通して欧州の一流の先生方と直接ディスカッションができ大きな収穫がありました。

 

インプラント学の進歩は著しいものがあります。インプラント治療が歴史を重ねる上で、反省を含め新しくわかってきたことや、ITテクノロジーや器材の技術進歩が認められます。

インプラントを一生持たせるための研究も進んできました。我々が従来から提唱してきたようなことですが、正しい治療前の歯周治療と予防、外科処置、補綴治療、そしてメンテナンスといったことが大切です。

一方、“早い、安い”インプラント治療を売りにしている医院がまだ少なくないことを危惧しております。

また、数年前からインプラントを支える骨の重要性から歯茎などの軟組織の重要性に移行しているように思います。

当院では、常に国際的な最新の情報を入手し、単なる流行で治療をするのでなく、科学的に確立した治療を行うようにしております。

長期間にわたるヨーロッパ研修で、院を留守にして多くの患者様に御不便をおかけしたことをお詫び申し上げます。国際的に一流のバージョンアップしたインプラント治療を当院の患者様に御提供することでお許しいただきたいと思います。

 

(医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター

院長 市丸英二

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