くらのうえ市丸歯科ブログ

お口の健康を守りたい

当院の院長が長崎大学歯学部臨床教授就任記念講演を行いました

2019年10月25日 | 外部セミナー

2019年8月24日に長崎大学歯学部同窓会佐賀県支部の令和元年学術講演会、第一回総会、懇親会がホテルマリターレ創生佐賀にて開催されました。

今回の講演会は当院の院長が長崎大学歯学部の臨床教授に就任したのを記念して開催され、当院の歯科医師全員が出席しました。

院長は、“自分の歯で一生食べる”を実践できていますか?5Zero Projectで正夢に!」と題して講演を行いました。5Zero Projectとは、当院のスタッフ全員が、「虫歯ゼロ」「歯周疾患ゼロ」「欠損増加ゼロ」「インプラント周囲疾患ゼロ」「不正咬合ゼロ」の実現を目指して行動し、地域住民の口腔健康の維持、向上に貢献しようというものです。

2000年に開院してからの当院のデータベースをもとに、小児においてはう蝕予防および不正咬合の改善、成人における歯周病や虫歯の治療、歯を失われた方へのインプラントによる咬合の回復、長期メインナンスの効果についての講演がなされました。

どんなに歯科医療が技術や材料の面で進歩しても、天然歯に勝るものはありません。

私も講演を聴いて、予防やメインテナンスの重要性を改めて実感しました。

 当院の診療は、まずお口の中の問題について診査・診断を行い、予防を中心に考えます。必要な虫歯や歯周病の治療、補綴治療(冠やインプラント、義歯)を行った後は定期的にメインテナンスを行っています。

 来院してくださる皆様の口腔健康の維持のため、より良い医療が提供できるように努めてまいりたいと思います。

 

医療法人くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県鳥栖市)

 


パウダーメインテナンス

2019年10月22日 | お知らせ

市丸歯科ブログをご覧になられている皆様、こんにちは。
歯科衛生士の小川です。
本日は、新しく導入された機械をご紹介しますね。

タイトルにある、「パウダーメインテナンス」というのを聞いたことはありますか?
最近、セミナーや学会に参加すると、この話題に触れる事も多くなりました。
当院では、2015年からEMS社のエアーフロー、ペリオフローを導入して、メインテナンスで大活躍しています。
もう4年も経過しているんですね。

(松風のHPより)

 

今回、当院では7台目にあたる、NSK社の、パウダーと超音波スケーラーが一体となった、私たち歯科衛生士にとって
とても操作しやすい機械が導入されました。
パウダーで歯の表面のばい菌を除去し、超音波で硬い歯石や歯茎の中に付着した歯石を取ります。
そしてこの超音波の水ですが、ユニットからとケース内からの両方から取ることができます。
冬場の寒い時期は体温程度のお湯を入れて使用することができるので、知覚過敏症のある方などは
歯石を取る時の、「しみる~!」が軽減されるかと思います。

メインテナンスをお受けいただいている患者様は、もう体感されていると思いますが、
パウダーでメインテナンスをした後は、歯の表面がツルツルになり、ご家庭でのセルフケアもやりやすくなります。


今までは、ペーストと回転ブラシを使用して、歯の表面と歯茎の下約1mm程度の、バイオフィルム、ステイン(ばい菌と着色)を除去していました。
出来る限り、歯に傷がつかないペーストとブラシを選び、ブラシの回転数も決め、歯の面に当てる時間も決めて行っていました。
しかし、このパウダーと水を噴霧する機械が登場し、
更に歯に傷がつかず、しかも迅速に、ブラシでは届かない部分の、バイオフィルムの除去ができるようになりました。

パウダーの種類は、エリスリトールといって、甘味料にも使用されているもので、やや甘味があります。

 

また、エアフローも超音波も、ハンドピースはユニバーサルプリコーションに従って、取り外して滅菌しています。


この機械を導入するにあたり、パウダーハンドピースは滅菌することにより、内部に粉がかたまり、壊れやすくなるので
アルコールで払拭する事をおすすめされました。
しかし、お口の中に入る道具は全て、唾液・血液に曝されます。
これがいわゆる「使い回し」とならないよう、当院では徹底した器材管理のもと、今後も患者様には安全に快適に治療、メインテナンスをお受けいただけると思います。

 

 

医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県 鳥栖市)

TEL : 0942-81-5410       歯科衛生士 小川希和子