くらのうえ市丸歯科ブログ

お口の健康を守りたい

日本口腔インプラント学会 学術大会 に参加しました。

2016年01月21日 | 外部セミナー

少し、ブログのアップがおくれましたが、9月21、22、23日に岡山にて開催されました日本口腔インプラント学会に、院長と歯科医師の内藤の2名で参加してまいりました。院長は、一般口演のセッションで口演を行いました。

初日は専門医教育講座が開催され、超高齢社会におけるインプラント治療の在り方について講演がありました。

これからも高齢化の傾向は確実に強くなり、要介護となった場合のメンテナンスも含めて考えなければならないと思います。 

  満員の専門医教育講座会場

二日目以降は、診査・診断からインプラント術後のメンテナンスまで、幅広い内容で口演やポスター発表等が行われ、それぞれ濃密な内容で充実した学会でした。著明な先生方の熱い講演に多くを学び、そして勉強する大切さを改めて感じました。今回得ることができた知識などを日々の診療に役立てていかなければならないと思います。

一般口演のセッションでは院長が、インプラント周囲炎について口演を行いました。

口演内容は、歯周炎患者においては、インプラント周囲炎が起きやすいこと、特に、セメントなどの異物がその引き金になりやすいこと、また、その時の対処法についてです。

 インプラント周囲炎の対策は、まず、歯周治療を徹底すること、そして、長期にわたって、粘り強くインプラント周囲の炎症の除去を行うことが大切あり、海外の文献や当院の症例を通して、これらのことを発表をしました。

私たちは、データを収集し・分析し、学会の場で評価してもらう、このことが、患者様に信頼を得る近道だと常に考えております。

 

 最後に、今回インプラント学会に参加して、改めて術後のメンテナンスが非常に重要であると感じました。 

 歯周炎の治療が不十分なままでインプラント治療を行った場合や、インプラント治療後のメンテナンスが不十分な場合は、術後10年を過ぎる頃からインプラント周囲に炎症がおこりやすいことが明らかとなってきました。この炎症により、インプラントを失うこともあります。
 一方、術前からメンテナンスに至るまで、当院が行っているように、歯周疾患の治療と予防をしっかり行っている場合には、インプラント周囲炎はほとんど起きないことも明らかとなっています。
 まずは、インプラント治療前に、既存の歯の歯周炎や虫歯の治療を完了させておく、このことが肝要です(当院ホームページをご参照下さい)。

 当院では、メンテナンスに重きを置いてインプラント治療に取り組んでおります。インプラントに関してご質問やご相談がございましたら、是非当院をご受診ください。

 

(医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント・歯周病センター(佐賀県鳥栖市)

   TEL:0942-81-5410