くらのうえ市丸歯科ブログ

お口の健康を守りたい

Kumamoto Premium Seminar(骨造成セミナー)に参加しました。

2013年07月20日 | 外部セミナー

インプラント治療における骨造成法のセミナーで、7月11日から13日の3日コースでした。

 講師は、イタリアからMarco Csonkaと熊本大学臨床教授の中村社綱先生でした。

骨造成のやり方にはいろいろありますが、腫れが少ない、痛みがない、治療期間が短いなどのできるだけ患者様の負担が少ない方法を選択する必要があります。

今回は、その中でも、split crest法、block graft法、titanium mesh法について深く学んできました。

 

当院では、骨造成法はルーチンに行っておりますが、今回、このような手法を学び、利点を積極的に取り入れ、さらにレベルの高い治療をしたいと考えております。常に、初心と基本を大切にし、より良い高いレベルを追求する姿勢を忘れないようにしたいと考えております。

 Csonka先生はイタリア人らしく陽気で冗談を交えた楽しい講演と実習でした。中村先生は、ますます円熟味を増したように感じました。Csonka先生には、日ごろの臨床の疑問を直接投げかけたところ、真摯にお答えいただきました。You are smartest! と褒めながら話されるのも、イタリアンでした。

 

 当院では、国際的に一流のインプラント治療を実践しております。骨がないためにインプラント治療ができないとあきらめている方もご心配ありません。ご興味のある方は是非ご相談ください。

 

 

 (医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター (佐賀県鳥栖市)

     TEL:0952-81-5410    院長 市丸 英二


ジョヴァンニ・サルヴィ教授 特別講演会に参加しました。

2013年07月20日 | 外部セミナー

7月11日(木)に、福岡歯科大学で特別講演が行われ、

院長の市丸、副院長の山口、歯科医師の松下、内藤、衛生士の小川、高橋、長澤の7人で参加しました。

 

 

「インプラント周囲炎の診断と治療プロトコール」という題目で、ベルン大学歯周病学講座教授のGiovanni Salvi(ジョヴァンニ・サルヴィ教授)が講演されました。

 近年、インプラントの普及に伴い、インプラント治療後の偶発症(トラブル)が増加しています。その中で最も多いとされるインプラント周囲炎は、インプラントの周囲の粘膜や骨に炎症が起こるもので、最悪の場合、周囲の骨がとけて、インプラントが脱落してしまう疾患です。簡単にいえば、天然歯に起こる歯周炎のインプラントバージョンといったところです。

 また、歯周炎を引き起こすばい菌によって発症することやインプラント周囲炎と歯周炎は互いに伝染しあうことも近年の研究で明らかとなっています。しかしながら、インプラント周囲炎は、病態や原因は類似しているものの、歯周炎と比べて進行が速く、組織(粘膜や骨)の破壊が大きく、治療に対する反応が鈍いといわれています。

 インプラント学会や歯周病学会において、インプラント周囲炎をテーマにした講演や発表が年々増えてきており、その様々な対応策が議論されてきましたが、ガイドラインとなりえるだけのデータに乏しいものがほとんどでした。

 

今回は、インプラント周囲疾患の診断のノウハウと来年公表予定のインプラント周囲炎の予防と治療のガイドラインの概要をいち早く九州の福岡の地において聞くことができました。要点は以下の4点です。(診断と治療法のノウハウを含む詳細は割愛します)

①     発症を予防する為に、口腔清掃を徹底する。

②     喫煙、糖尿病などの歯周炎やインプラント周囲疾患のリスク因子を減らす。

③     インプラント治療前に徹底して歯周炎の治療を行う。

④     治療後の天然歯、インプラントの定期的なメンテナンスを怠らない。

 

これらは、当院が10年以上前から徹底してきたことであり、あらためてわれわれの日常の臨床が間違っていないことを実感しました。しかしながら、現在の日本では、上記を無視したインプラント治療が多く見受けられます。

当院では、科学的根拠に基づいた治療を目指し、十分な説明を行ったうえで、安心・安全な歯科治療を提供しております。今後も知識や技術力の研鑽に努めて良質な医療を提供できるようにしていきたいと思います。歯科治療に関して不明な点などありましたら遠慮なくご相談ください。

(医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県鳥栖市)

副院長 山口 竜亮


マイクロスコープ(顕微鏡)治療をはじめました。

2013年07月20日 | Weblog

7月4日(木)、当院にマイクロスコープ(顕微鏡)が設置されました。

 

マイクロスコープの導入により、対象を、約20倍まで拡大できるようになります。

今までのルーペでは5倍程度でしか見えなかったものを、より大きく見られるため、より正確な治療を行えます。

例えば、これまで見つからなかった歯の根や見えなかった歯の根の中を、治療できるようになるのです。

 また、マイクロスコープを通して撮影した画像を、保存・確認することができますので、

患者の方々に、治療内容をよりわかりやすくご理解いただけるようになります。

 これらのメリットを皆様に還元し、更にレベルの高い治療を提供出来ますよう、努めていきたいと思います。

 

 (医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県鳥栖市)

                               TEL:0942-81-5410    院長 市丸 英二


休診のお知らせ

2013年07月06日 | お知らせ

休診のお知らせ

 

大変御迷惑をおかけいたしますが、

下記の通り休診とさせて頂きます。

 

 

 記

◇7月15日(月) 海の日

事由:祝日の為 

 

 

尚、急患等、緊急連絡は当院にご連絡下さい。留守電には、必ずご連絡先をお入れください。以上、宜しくお願い致します。 

 

(医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県 鳥栖市)

TEL : 0942-81-5410       院長 市丸 英二


Bio-Ossセミナーに参加いたしました

2013年07月04日 | 外部セミナー

6月23日に東京で開催されたBio-Ossセミナーに院長の市丸が参加しました。

 ミラノ大学歯学部 口腔外科・インプラント学科 学科長のカルロ・マイオラーナ教授を講師に迎え、バイオオス/バイオガイドセミナーが行われました。

 

 インプラント治療を行うときに、骨造成、すなわち骨をどのようにして作るかの講演でした。

 骨を作るには、正確な診査診断に基づいて、手術法の選択、使用する材料の選択が大切です。たとえば、骨がほとんどなくなってしまった症例では、まず骨造成を人工骨、自家骨、とチタンの裏打ちがあるテフロン膜を使って、まず骨を作ります。それから、6か月ほど待って、インプラントを入れることになります。

一方、骨の一部が足りないような症例では、人工骨とコラーゲン膜を使って、インプラントを入れると同時に骨を作ります。

 現在は、骨を作る技術が進歩したために、骨がないからインプラントができない、といった悩みはほとんどなくなりました。また、骨を必要なところに作る技術を持っていれば、前歯のインプラント治療において、天然の歯と区別がつかないほどの美しい仕上がりになります。

 今回の講演に出てきたような手法は、当院でも積極的に使っていますので、知識の確認や整理に非常に役に立ちました。また、日ごろの治療について、マイオラーナ教授と直接ディスカッションできたことが有意義でした。

 しかし、日本で行われているインプラント治療は、国際基準とずれているところが多々あり、危なっかしく感じることも多々あります。科学的根拠のない治療法を受けて、御苦労されている患者様も見かけることもあります。非常に残念なことです。

 

 当院の治療が、高い評価を受けている理由は、常に科学的にエビデンスのある治療を導入しているところにあります。情報の取捨選択を客観的に行い、最先端の治療と、流行りの治療を明確に区別して選択していくことが大切なのです。

 今後も、国際基準に従った高いレベルのインプラント治療を行っていきます。新たにインプラント治療を考えられている方はもちろん、既にインプラント治療を受けられた方もお気軽にご相談ください。

 

(医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県鳥栖市)

TEL:0940-81-5410    院長 市丸 英二

 


九州大学 再生歯科・インプラント研究会に参加いたしました

2013年07月04日 | 外部セミナー

6月13日(木)、九州大学にて再生歯科・インプラント研究会が行われ、院長の市丸と副院長の山口が参加しました。

今回の講師は、東京歯科大学臨床教授の小宮山彌太郎先生でした。

小宮山先生は、日本にインプラント治療を導入したパイオニアであり、世界で初めてインプラント治療を始めたブローネンマルク先生のお弟子さんでもあります。

 

講演は、インプラント治療における、正確な力学的コントロールや精密性に重点をおいた内容でした。

 また、最近の日本におけるインプラント治療について、“医の倫理”を逸脱した治療が散見されること、それが、インプラント治療の信頼のみならず、歯科医療そのものの信頼を失っていることをご講演されました。

 例えば、2007年、神奈川でインプラント治療の死亡事故がありました。十分な術前処置も施されることなく、初診から僅か4日目にインプラント手術が行われたそうです。あまりにも、患者様が不憫でなりません。

 加えて、“1日でインプラントができる”とか、“インプラント専門医”を標榜しているけれど、実は自称“専門医”であるなどの例は、いわゆる詐欺行為であるとご講演されました。

 インプラント治療は、歯がなくなったときに非常に有効な治療です。一方で、一部の“医の倫理”を逸脱した非常識な歯科医師によって、患者様が多大な被害を受けられている悲しい現実があります。

インプラント治療のためには、歯周治療の予防と治療を完了させるなどの、十分な前準備が必要です。

 

今回の講演は“医療は患者幸福のためにある”を、常に第一に、行動するべきである。このことを、改めて知らしめられるものでした。

 当院は、“口腔健康を通して地域住民の社会福祉に貢献する”といった、基本理念を開院した2000年から実践しております。今後も、患者様の幸福のために、尽力させていただくことをお約束します。

 

(医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県 鳥栖市)

 TEL:0952-81-5410    院長 市丸 英二