くらのうえ市丸歯科ブログ

お口の健康を守りたい

日本歯周病学会九州五大学日本臨床歯周病学会九州支部合同研修会に参加しました!

2016年11月25日 | Weblog

 2016116日(日)に長崎県歯科医師会館で開催された日本歯周病学会九州五大学日本臨床歯周病学会九州支部合同研修会に歯科医師3人、歯科衛生士3人で参加しました。

 午前中は、歯科衛生士口演、午後はポスター発表と特別講演を拝聴しました。 

 歯科衛生士口演では、患者さんのモチベーション・バイ菌のコントロールの公演を拝聴しました。

 ポスター発表のセッションでは、副院長の山口が「重度歯周病患者に対して歯周病原菌に効果がある薬剤を用いて歯周病を抑制し、インプラント治療で口の中を改善した症例について」発表を行いました。発表後多くの先生方から質問を受け高く評価されました。他にもたくさんの方が発表をし、症例をみることができました。

 

 特別講演では、歯周病治療の診断に必要な基礎的な知識聴くことができすごく勉強になりました。

 今回、臨床歯周病学会に参加し、自分自身のモチベーション向上にもなりました。歯科衛生士は、歯科医師と患者様を繋ぐ大切な役割を担っています。健康な生活のサポートができるよう精進し得た知識を診療にいかしていきたいと思います。

 当院は、予防をベースにし、なるべく歯を削らない治療を行っています。歯は、削ってしまうと元には戻りません。日本人の平均では、50歳くらいから2年に1本のペースで無くなっているのが現状です痛いときだけ歯医者さんで治療をするのではなく歯を削らない予防プログラムをうけてみませんか

 スタッフ一同心よりお待ちしております。

(医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント・歯周病センター(佐賀県 鳥栖市)

 


第23回日本歯科医学総会へ参加してきました

2016年11月07日 | Weblog

みなさまこんにちは。歯科衛生士の吉冨です。 

10/23に第23回日本歯科医学総会へ参加してきました。

今回は私は「高齢者歯科のキーワードは栄養である」と「超高齢者社会の到来と歯科医療のパラダイムシフト」を受講してきました。

内容は今後の超高齢社会を迎え日本の高齢者に対する歯科治療でした。

現在リハビリ施設などに通われている方の多くが低栄養という栄養がたりていない状態ですが、実は低栄養の状態は生存状態に大きく関係するといわれています。

では低栄養を予防するためにはどうしたら良いかというと、たんぱく質を積極的

にとり特に主菜や牛乳や乳製品を多く取ると良いそうです。

しかし魚やお肉を食べようとしても歯がないとうまく食べれないですよね

また、舌の動きもお食事をする上で大きく関係しているといわれています。

舌の動きを良くするにはお口の体操が重要になり、また今ある歯をしっかりと予防をして守り失ってしまった歯はそのままにせずきちんと噛める状態にする必要があります。

当院では一生自分の歯で食べることを目標に予防プログラムを実践しております。

お口はお身体全身に深くかかわっていますのでもしご自身やご家族でお食事がうまく噛めない方がいらっしゃいましたらぜひお気軽にご相談ください

()くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント・歯周病センター(佐賀県鳥栖市)  

歯科衛生士  吉冨 友香     TEL:0942-81-5410

 




「地域包括ケアを支える医科歯科連携とリハ栄養」について受講してきました。

2016年11月02日 | 外部セミナー

 

2016年10月28日(金)、アバンセにて『地域包括ケアを支える医科歯科連携とリハ栄養』というセミナーを受講してきました。

演題にあるリハ栄養とは、障害者の方や高齢者の方の、機能・活動・参加を最大限発揮する栄養管理の事を言います。

リハビリ者の多くは入院中に痩せてしまうという事を教えていただきました。その原因として、発症前からもともと低栄養だったり、リハ病棟での不適切な栄養管理だったり、リハビリ量に対し、栄養が不足している為痩せていくのだそうです。今年度のリハビリ者は、約50%が低栄養。病院なのだから、栄養管理はしっかり考えてされていると思っていた私には、衝撃の事実でした。

この講演で、講師の若林先生は”サルコペニア”という単語をよく使われました。サルコペニアとは、加齢・活動・栄養・疾患による筋肉量・筋力・身体機能が低下することをいい、サルコペニアになってしまうと、寝たきりになったり、嚥下障害・呼吸障害が起きたりします。リハ栄養による対応として、加齢が原因のときは筋トレなどを、活動が原因のときはリハビリなどで運動し、早期離床を、栄養が原因のときは適切な栄養管理を、疾患が原因のときは治療や栄養管理、運動を行います。原因によって対処の仕方が変わるわけですが、医科で受診した場合、医科の知識を用いて治療を進めてしまうため、運動が必要なのに、とりあえず入院させて安静にさせる。ということが起こってしまいます。そのため、治るどころか悪化させてしまうという事態が現状では起こり得るのです。サルコペニアの方に対して、原因によって対処の仕方が変わるわけですから、医科や栄養管理士、理学療法士など、多職種での連携が必要になるわけです。

さて、歯科はどこで関わってくるのか?

入れ歯が合わなくなったとします。入れ歯が合わなくなるとしっかり噛むことが出来ず、咬み合わせが悪くなり、食事量が減ります。食事量が減ると、栄養摂取が減るという事ですから、体重も減っていきます。つまり、栄養が原因のサルコペニアになるという事です。そして、どんどん栄養が減っていった結果、サルコペニアによる嚥下障害などが起きるのです。

しっかり噛める入れ歯をつくること、また、患者様と一緒に歯を守っていくことが、歯科の役割になっていきます。

この講演を受講し、歯科は口腔内にとどまらず、全身の健康にも繋がっていくことを学びました。多職種で連携をとるということは簡単ではありませんが、積極的に行動を起こし、将来的には連携をとることが当たり前、という考え方が浸透していけたらと思っています。この講演は、その一歩となりました。

口腔内の環境は、全身の健康管理にも繋がります。

何か口腔内でお困りのこと、気になることがございましたら、是非、ご相談ください。当院スタッフと一緒に解決していきましょう!

 

(医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県 鳥栖市)

TEL:0942-81-5410