くらのうえ市丸歯科ブログ

お口の健康を守りたい

ヘルスケアミーティング2013に参加いたしました。

2013年10月31日 | 外部セミナー

10月27日(日)、東京都千代田区にて開催されたヘルスケアミーティング2013に、

院長の市丸と副院長の山口で参加してまいりました。

テーマは、日本のう蝕治療を変えるでした。

 

虫歯治療は、出来てから削って埋めることをやめ、虫歯にならないようにする、あるいは初期虫歯を削らないで治療をするようになってきました。

 まず、米国インディアナ大学のZero教授の講演では、フッ化物を家庭で積極的に使う、あるいは、高濃度のフッ化物製剤を積極的に使うことの大切さを強調されていました。

 また、鶴見大学の桃井教授が虫歯治療学、花田教授が予防歯科、長崎大学の藤原教授が小児歯科の立場で、虫歯の治療は削って詰めるから削らない、あるいは虫歯にしないに変化していることを講演されました。2030年以降に生まれる人を、一生虫歯ゼロにすることが目標になっているそうです。

 当院に来られている患者様のほとんどは、このような削らない治療の恩恵を受けています。子供の時から当院の予防プログラムを受けている子供たちのほとんどが虫歯0(詰め物をした歯も0)です.また,成人の方も,予防プログラムで新しい虫歯はほとんどできません.また、今後もより新しい虫歯予防・治療を導入して、虫歯ゼロをさらに推し進めます. 

 (医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病治療センター(佐賀県 鳥栖市)

 

院長 市丸英二  TEL:0942-81-5410


佐賀県の12歳児の虫歯が0.8本/人になりました。

2013年10月31日 | Weblog

佐賀県の12歳児の虫歯平均本数が0.8本/人になりました。

幼稚園、保育園、小中学校でのフッ化物洗口の成果と紹介されています。

 

 

この事業は、院長・市丸が所属する佐賀県歯科医師会や行政,教育機関が一体となって行っている事業です。

今後も、フッ化物洗口を通して虫歯予防に努めていきます。 

また、当院では学校等でのフッ化物洗口に加えて、家庭と歯科医院でのフッ化物による虫歯予防を積極的に行っています。

その為、当院での予防管理を受けた患者様のほとんどが、虫歯ゼロになっています。

佐賀県の12歳での0.8本/人を凌ぐ,20歳で虫歯0を達成できるようになります.

当院で予防管理を受け,虫歯ゼロを達成しましょう!

興味のある方は、ぜひご来院、ご相談ください。

 

(医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病治療センター(佐賀県 鳥栖市)

                                       院長 市丸英二  TEL:0942-81-5410

 


重粒子線治療がん治療学講座に参加致しました。

2013年10月26日 | 外部セミナー

 

1010日木曜日佐賀で、佐賀大学医学部の徳丸直郎先生が講演された「重粒子線治療の基礎知識と佐賀ハイマット」にくらのうえ市丸歯科のスタッフが参加致しました。

 

がんは近年日本における総死亡の約3割を占め、2人に1人ががんに罹患するといわれています。胃がん、乳がん、肺がん、前立腺がん、大腸がんなど様々ながんがありますが、欧米化も原因の1つだといわれています。

がんの治療は主に、手術療法、化学療法、放射線療法があります。講演では放射線療法について学んできました。

2006年の統計では、がん患者の放射線治療施行は25%、つまり国民の4人に1人は放射線治療を受けています。

ひとくくりに放射線といっても、実際には数種類の放射線が存在します。一般の放射線治療は、エックス線、ガンマ線、電子線があり、粒子線治療には陽子線、重粒子線(炭素線)があります。エックス線は当たった面(表面)から1番線量があたり、重粒子線は内部の標的に線量が分布します。ですので、線量の集中性はエックス線より重粒子線がとても高く、生物的な殺細胞効果も高いため、放射線治療は治る確実性や安全性が向上しているそうです。しかも、重粒子線治療はエックス線治療より短期間の治療でよいこともわかっています。その他にも、講演会では重粒子線のよい特徴、効果を教えて頂きました。

 

佐賀ハイマットでは、今年6月から診療を開始し、実際に8月から治療が始まっています。患者自己負担額はとても高額ですが、副作用、効果などを考えたときに私はまず一番に重粒子線治療を選択したいなと思いました。先生からの紹介で受診される方、患者さん希望によるセカンドオピニオンも随時受け付けているそうで、相談希望の方はぜひ一度お電話されてみてはいかがでしょうか。

 

(医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県 鳥栖市)

TEL : 0942-81-5410     

 


日本歯周病学会認定指導医取得の試験に院長の市丸が合格いたしました。

2013年10月08日 | Weblog

 

日本歯周病学会認定専門医として日々歯周病学を研鑚しておりましたが、

この度、日本歯周病学会認定指導医試験に合格し、専門医を教育・育成する指導医となりました。

 指導医となるには、専門医を取得してから更に7年以上の歯周治療経験、学会への積極的参加と発表、地域医療への貢献、指導医にふさわしい症例報告、日本歯周病学会での試験に合格することが必須となっています。

                               

合格できたことに喜びを感じる一方で、より責任ある立場になったのだと思うと、身が引き締まります。

これからも、認定指導医であることを自覚し、多くの患者様の為によりハイレベルな治療を提供すると同時に、後進の育成を一層進めていきたいと思っております。

 

 (医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県 鳥栖市)

TEL : 0942-81-5410       院長 市丸 英二

 

 


日本口腔インプラント学会九州支部学術大会に参加、発表しました。

2013年10月08日 | 外部セミナー

9月13日から15日までの3日間,福岡国際会議場・福岡サンパレスで日本口腔インプラント学会学術大会が開催され、院長の市丸、副院長の山口、主任衛生士の小川、衛生士の高橋、内田、長澤が参加してきました。また、学会に先立ち、9月12日に日本口腔インプラント学会専門医取得のためのケースプレゼンテーション試験が行われ、院長の市丸が受験し見事合格しました。

 

 

また、2日目には上顎洞挙上術におけるトラブルの解決法について、九州大学インプラント科と共同で当院の市丸が発表しました。上顎洞挙上術とは、上顎の骨が少ない場合に行われる手術です。難しい手術であるため、トラブルもつきものです。トラブルをいかに解決させ、成功に導くかの内容でした。

九州大学と当院は過去にも米国歯周病学会等で共同発表をしています。今後も積極的に共同研究等を行っていきたいと思います。

 

さて、今回の学会は、「より適切で確実なインプラント治療へ」というメインテーマのもとに、日本全国そして海外からも歯科医師を中心とした多くの歯科医療従事者が参加し、研究成果や症例報告を通して議論が繰り広げられました。

 

中でもインプラント周囲炎(天然歯の歯周炎に相当するもの)をテーマにした演題が多くみうけられました。講演者のほぼ全員が、インプラント治療を行う前に徹底した残存歯の歯周病治療を行うことが必須であることを強く主張していたことが印象的でした。私も5年程前からインプラント学会に参加していますが、年々インプラント治療前の歯周病治療の重要性を強調する講演や発表が多くなってきています。その主な理由は、学会のメインテーマとは正反対の「不適切で不確実なインプラント治療」を行う歯科医師が多いためだと考えています。

 「より適切で確実な歯科治療(インプラント治療も含めて)」を行うためには、まず学会等で情報をより多く仕入れることが重要です。次に仕入れた情報を客観的に分析し、科学的根拠のあるものかどうかを検証する必要があります。しかしながら、科学的根拠がある治療法であっても利点ばかりで欠点のない治療法はこの世に存在しません。そのため、われわれは、良いことも悪いことも含めて正しい情報を提供し、患者さまとともに治療方針を決定していかなくてはなりません。

 

最後に、当院では十分な診査・診断をもとに「いかにして自分の歯で一生ごはんを食べるか」を考えた治療方針を立案・提供するように心がけております。わからないことや不安なことがありましたら,お気軽にお尋ねください。

 

くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県鳥栖市)

                                        副院長 山口 竜亮