くらのうえ市丸歯科ブログ

お口の健康を守りたい

パウダーメインテナンス

2019年10月22日 | お知らせ

市丸歯科ブログをご覧になられている皆様、こんにちは。
歯科衛生士の小川です。
本日は、新しく導入された機械をご紹介しますね。

タイトルにある、「パウダーメインテナンス」というのを聞いたことはありますか?
最近、セミナーや学会に参加すると、この話題に触れる事も多くなりました。
当院では、2015年からEMS社のエアーフロー、ペリオフローを導入して、メインテナンスで大活躍しています。
もう4年も経過しているんですね。

(松風のHPより)

 

今回、当院では7台目にあたる、NSK社の、パウダーと超音波スケーラーが一体となった、私たち歯科衛生士にとって
とても操作しやすい機械が導入されました。
パウダーで歯の表面のばい菌を除去し、超音波で硬い歯石や歯茎の中に付着した歯石を取ります。
そしてこの超音波の水ですが、ユニットからとケース内からの両方から取ることができます。
冬場の寒い時期は体温程度のお湯を入れて使用することができるので、知覚過敏症のある方などは
歯石を取る時の、「しみる~!」が軽減されるかと思います。

メインテナンスをお受けいただいている患者様は、もう体感されていると思いますが、
パウダーでメインテナンスをした後は、歯の表面がツルツルになり、ご家庭でのセルフケアもやりやすくなります。


今までは、ペーストと回転ブラシを使用して、歯の表面と歯茎の下約1mm程度の、バイオフィルム、ステイン(ばい菌と着色)を除去していました。
出来る限り、歯に傷がつかないペーストとブラシを選び、ブラシの回転数も決め、歯の面に当てる時間も決めて行っていました。
しかし、このパウダーと水を噴霧する機械が登場し、
更に歯に傷がつかず、しかも迅速に、ブラシでは届かない部分の、バイオフィルムの除去ができるようになりました。

パウダーの種類は、エリスリトールといって、甘味料にも使用されているもので、やや甘味があります。

 

また、エアフローも超音波も、ハンドピースはユニバーサルプリコーションに従って、取り外して滅菌しています。


この機械を導入するにあたり、パウダーハンドピースは滅菌することにより、内部に粉がかたまり、壊れやすくなるので
アルコールで払拭する事をおすすめされました。
しかし、お口の中に入る道具は全て、唾液・血液に曝されます。
これがいわゆる「使い回し」とならないよう、当院では徹底した器材管理のもと、今後も患者様には安全に快適に治療、メインテナンスをお受けいただけると思います。

 

 

医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県 鳥栖市)

TEL : 0942-81-5410       歯科衛生士 小川希和子

 


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