くらのうえ市丸歯科ブログ

お口の健康を守りたい

日本歯周病学会認定指導医取得の試験に院長の市丸が合格いたしました。

2013年10月08日 | Weblog

 

日本歯周病学会認定専門医として日々歯周病学を研鑚しておりましたが、

この度、日本歯周病学会認定指導医試験に合格し、専門医を教育・育成する指導医となりました。

 指導医となるには、専門医を取得してから更に7年以上の歯周治療経験、学会への積極的参加と発表、地域医療への貢献、指導医にふさわしい症例報告、日本歯周病学会での試験に合格することが必須となっています。

                               

合格できたことに喜びを感じる一方で、より責任ある立場になったのだと思うと、身が引き締まります。

これからも、認定指導医であることを自覚し、多くの患者様の為によりハイレベルな治療を提供すると同時に、後進の育成を一層進めていきたいと思っております。

 

 (医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県 鳥栖市)

TEL : 0942-81-5410       院長 市丸 英二

 

 


日本口腔インプラント学会九州支部学術大会に参加、発表しました。

2013年10月08日 | 外部セミナー

9月13日から15日までの3日間,福岡国際会議場・福岡サンパレスで日本口腔インプラント学会学術大会が開催され、院長の市丸、副院長の山口、主任衛生士の小川、衛生士の高橋、内田、長澤が参加してきました。また、学会に先立ち、9月12日に日本口腔インプラント学会専門医取得のためのケースプレゼンテーション試験が行われ、院長の市丸が受験し見事合格しました。

 

 

また、2日目には上顎洞挙上術におけるトラブルの解決法について、九州大学インプラント科と共同で当院の市丸が発表しました。上顎洞挙上術とは、上顎の骨が少ない場合に行われる手術です。難しい手術であるため、トラブルもつきものです。トラブルをいかに解決させ、成功に導くかの内容でした。

九州大学と当院は過去にも米国歯周病学会等で共同発表をしています。今後も積極的に共同研究等を行っていきたいと思います。

 

さて、今回の学会は、「より適切で確実なインプラント治療へ」というメインテーマのもとに、日本全国そして海外からも歯科医師を中心とした多くの歯科医療従事者が参加し、研究成果や症例報告を通して議論が繰り広げられました。

 

中でもインプラント周囲炎(天然歯の歯周炎に相当するもの)をテーマにした演題が多くみうけられました。講演者のほぼ全員が、インプラント治療を行う前に徹底した残存歯の歯周病治療を行うことが必須であることを強く主張していたことが印象的でした。私も5年程前からインプラント学会に参加していますが、年々インプラント治療前の歯周病治療の重要性を強調する講演や発表が多くなってきています。その主な理由は、学会のメインテーマとは正反対の「不適切で不確実なインプラント治療」を行う歯科医師が多いためだと考えています。

 「より適切で確実な歯科治療(インプラント治療も含めて)」を行うためには、まず学会等で情報をより多く仕入れることが重要です。次に仕入れた情報を客観的に分析し、科学的根拠のあるものかどうかを検証する必要があります。しかしながら、科学的根拠がある治療法であっても利点ばかりで欠点のない治療法はこの世に存在しません。そのため、われわれは、良いことも悪いことも含めて正しい情報を提供し、患者さまとともに治療方針を決定していかなくてはなりません。

 

最後に、当院では十分な診査・診断をもとに「いかにして自分の歯で一生ごはんを食べるか」を考えた治療方針を立案・提供するように心がけております。わからないことや不安なことがありましたら,お気軽にお尋ねください。

 

くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県鳥栖市)

                                        副院長 山口 竜亮