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阿久根市長「自分の月給40万円に」 議会に削減案示す

2010-09-26 09:24:01 | Weblog
阿久根市長「自分の月給40万円に」 議会に削減案示す 2010年9月25日 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0924/SEB201009240013.html
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は24日、29日に開会する9月定例会で自身の給与を40万円に、副市長の給与を10万円にそれぞれ引き下げる議案などを議会側に示した。
 市によると、昨年5月に再選した竹原市長は、任期中に限り月80万円の市長給料を4割カットする条例改正案を提案し昨年6月議会で認められたため、現在の給料は48万円。この運用を9月末で打ち切り、40万円に減らす条例改正案を出す。
 副市長の給料は63万4千円と定めているが、大幅カットに踏み切る。竹原市長が専決処分で副市長に選任した仙波敏郎氏は「市長は単純に半額。私は無償でも良いが、それはできないので一番小さくはっきりした額にした」と説明した。仙波氏には現在、本人の「給料カット」の希望で6割の月約38万円が支払われている。
 また市は、市教委教育総務課長(教育長職務代行者)の長深田悟氏を教育委員に任命する人事案を提案することも議会側に伝えた。議会はこの人事案を3度不同意にしており、4度目の提案となる。

阿久根市:係長「懲戒免」を「戒告」に 公平委 2010年09月25日 毎日
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100925k0000m040063000c.html
 鹿児島県阿久根市の公平委員会(鮫島一正委員長)は24日、竹原信一市長が昨年7月に懲戒免職処分にし、その後職場復帰した男性係長(46)について「免職は重きに失する」
として、戒告処分に修正裁決した。免職処分は取り消され、昨年7月にさかのぼって戒告処分となる。
 係長は、竹原市長が掲示した人件費の張り紙をはがしたとして懲戒免職され、処分を不服として公平委に審査請求していた。
 懲戒免職処分を巡っては鹿児島地裁が今年4月、処分取り消しを命じ、福岡高裁宮崎支部も今月17日、1審判決を支持。判決は確定していないが、係長側の弁護士によると、地方公務員法上、公平委裁決は確定前の判決に優先するため、訴訟は事実上終結するという。




 これまで、さんざんやりたい放題を尽くしてきた鹿児島県阿久根市の竹原市長ですが、今度は自身の給料を48万円から40万円に、副市長の給料も63.4万円から10万円に引き下げることを言い出したようです。
 ただ、この副市長に就任している仙波敏郎氏自体、元々議会の承認を得て任命されたお方ではなく竹原市長が独断で任命したに過ぎず、そもそもいくら地方都市の話とはいえ、月給10万円という時給換算で800円にも満たないレベルのお給料で本当に責任ある仕事ができるのか…。
 世間には賃金相場というものがありますし、むしろ市職員の給与も道連れで引き下げることで地元民の支持を得ようとする姑息な手段にしか私には思えません。

 一方、阿久根市の公平委員会は元係長の処分を戒告処分に修正裁決。まあ、あれだけ大騒ぎになったのだから、感情のあまり行ってしまった行為とはいえ、厳重注意レベルの戒告くらいは行っておかないと組織としても示しもつかないでしょうし、元係長に実害がないという条件ならば、この程度の処分も妥当かと…。

 どんな形であれ、一刻も早く阿久根市政を正常に戻してもらわなければ、当の住民が一番困ることになりますし、本当の意味で阿久根を立て直してくれる市長が決まり早くこの騒動も収まって欲しいものですね。


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