父の日のプレゼント、「贈らない」「いらない」が首位・民間調べ

父の日のプレゼント、「贈らない」「いらない」が首位・民間調べ　2008年5月26日　日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080526AT3K2300X23052008.html
　インターネット関連サービスのアイブリッジ（大阪市）は、20代以上の男女1000人を対象に「父の日」に関するアンケートを実施した。父親へのプレゼントについて聞いたところ「何も贈らない」が54％と、２位の「酒」（11％）を大きく引き離してトップだった。３位はネクタイや靴下などの「ファッション小物」（６％）だった。
　一方、回答者のうち「父親」である239人に欲しいものを聞いたところ、「何もいらない」が35％で最も多かった。「家族で食事に出かける」（11％）、「趣味のグッズ」（10％）が続いた。
　19日から20日にかけてインターネットで調査した。今年の父の日は６月15日。



　母の日と比べると、どうもイマイチ盛り上がりに欠ける父の日ですが、父の日のプレゼントについて、調査した報告があったので、当ブログでも紹介したいと思います。
　まず、父の日に欲しいものランキングですが、『何もいらない』が34.7%と圧倒的に多く、以下『家族で食事に出かける（10.5%）』、『趣味のグッズ（9.6%）』、『お酒（9.2%）』、『手紙・似顔絵（7.5%）』、『ネクタイ・靴下などのファッション小物（7.1%）』、『財布・定期入れなどの小物　（5.0%）』、『洋服　（3.4 %）』、『離れて暮らしている子供たちが会いに来てくれる　（3.4%）』、『スイーツ　（2.5%）』、『手料理、手作りのお菓子（2.5%）』の順。
　父にあげたいものランキングでも、やはり『何も贈る予定はない』が圧倒的に多く54.3%、以下『お酒（10.6%）』、『ネクタイ・靴下などのファッション小物（5.7%）』、『その他＜現金、電話かメールをする、宝くじ、リポビタンＤ＞（5.6%）』、『洋服　（5.2%）』、『趣味のグッズ　（3.4%）』、『スイーツ　（3.3%）』、『家族で食事に出かける（3.3%）』、『お花　（1.6 %）』、『財布・定期入れなどの小物　（1.5%）』の順。

　両ランキングを比べると、父親が欲しいものの方には『手紙・似顔絵』が３位に入り、『離れて暮らしている子供たちが会いに来てくれる』が８位にランキングしているのが特徴でしょうか…。
　まあ似顔絵というのは小さいお子さんがいるパパさんでしょうし、その気持ちもよ～く理解できるのですが、手紙は、ある程度大きなお子さんだと逆に照れ臭いというのもあると思いますし、『離れて暮らしている子供たちが会いに来てくれる』というのは、離婚してお子さんを母親が引き取っていたケースだと思いますが、残念ながら日本では、『養育費が離れて暮らしている子供のための権利』であることの理解が進まない（妻と感情的に別れた夫が突然養育費を打ち切るケースが後を絶ちません）のと同様、子供を引き取った側の親がもう一方の親に感情的に子供を会わせたがらないケースもまま見られるようです。
　勿論、子供が同居していない親と会いたいと考えていることが大前提ですが、親同士が別れても子供にとっては父親（母親）であることは変わりないわけですし、子供がいつでも好きな時に別れた親と会う権利を確保できるような『離れて暮らしている子供たちが会いに来てくれる』が特別の日ではなく、当たり前のことになればいいのに…と　このランキングを見ていて、ついついそんなことを考えてしまいました。

　ちなみに、いい父親してそうな有名人ランキングも同時に調査していますが、1位が所ジョージの11.2%、2位が仲村トオルの9.5%、以下、関根勤（7.0%）、藤井隆（4.7%）、木村拓哉（4.5%）、中村雅俊（4.2%）、水谷豊（3.9%）、木梨憲武（3.9%）、９位（3.6%）、江口洋介　（2.2%）、山口智充　（2.2%）の順。　所ジョージさんと木村拓哉さんは、このパターンの調査では、どこの調査でもランキングされていますが、この両名に関しては常連組と呼んでも良いかもしれませんね。