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グリーン車女性乗務員を連続強姦容疑…34歳飲食店員逮捕

2008-07-05 15:11:35 | Weblog
グリーン車女性乗務員を連続強姦容疑…34歳飲食店員逮捕 2008年7月4日 
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080704-OYT1T00325.htm
日経夕刊 http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080704AT1G0401D04072008.html
 JR東海道線の電車内でグリーン車専属の女性乗務員を相次いで暴行したとして、川崎市川崎区桜本、飲食店店員今井卓哉被告(34)が強姦と強姦致傷の疑いで神奈川県警戸部署に逮捕され、両罪で起訴されていたことがわかった。
 客がまばらな早朝の時間帯が狙われており、JR東日本は在来線車内にも監視カメラを増設、車内を巡回する警備員増員などの措置を取った。
 同署幹部や起訴状によると、今井被告は3月27日早朝、品川発の東海道線グリーン車近くのトイレに20歳代の女性乗務員を押し込み、首を絞めるなどして「死にたくなければ言うことを聞け」と脅し、強姦しようとして、首などにけがを負わせたとされる。また、4月2日早朝にも、別の20歳代の女性乗務員をトイレに押し込め、強姦したとされる。
 今井被告は東京・銀座や高田馬場のパブで明け方まで働いており、川崎の自宅に帰る際、東京駅から電車を利用していた。「グリーン車に女性乗務員がいるので狙った。客が少ないのでばれないと思った」と供述しているという。
 同署は2件目の事件発生翌日の4月3日、同様に東海道線で帰宅した今井被告を逮捕した。同署は被害女性の証言などをもとに捜査していた。今井被告は3月中旬、川崎市内の駐車場で20歳代の女性を強姦したことも認めているという。
 JR東日本では女性乗務員について、早朝、夜間の勤務を2人態勢にするなどの対策も始めた。



 勿論、このような卑劣な犯罪は絶対に許してはなりませんし、企業としても使用者責任の一環として従業員を犯罪に巻き込まれることから避ける精一杯の努力をして貰わなければなりませんが、いくら早朝・夜間勤務を2人体制にしたり、監視カメラをつけたところで、犯罪者が本気になれば、いくらでもウラを書いてくるでしょうし、レイプ犯に対する罪刑を重くしたり、海外の一部の国で行われているように、出所後も腕輪を付けさせることで犯罪抑止効果を狙うしかないのでしょうか…。(日本の場合、前科のある方に対する就職差別が酷いので、腕輪まではあまり好ましくないと思うのですが…)

 それはそうと、一番心配なのが、このような事件が起こることで、女性の社会進出の妨げにならないかということ。これから先、日本の労働力人口が長期的に減少し、とりわけ若手世代が少なくなるため、やる気と能力のある方は、男女に関わりなくどんどん社会進出してもらわなければ困るのですが、このようなやり切れない事件が続出することで、いくら当人にやる気と能力に溢れていても、親が夜間・早朝勤務のある職場への就職に猛反対したり、当の企業の場合も、特別な措置を取れば人件費が割高になり、その結果女性を配置しなくなりがちになって、その女性の昇進も遅れることにもなりかねないだけに、この問題は犯罪行為だけでなく、女性のキャリア形成の面からも頭が痛い問題だと思います。


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