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日航が冬のボーナス全額カット、労組に提案

2009-11-08 08:31:29 | Weblog
日航が冬のボーナス全額カット、労組に提案 2009年11月6日
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091106-OYT1T01217.htm
朝日夕刊 http://www.asahi.com/business/update/1106/TKY200911060385.html
 経営再建中の日本航空は6日、全8労働組合に対して冬の一時金(ボーナス)を全額カットする方針を伝えた。
 年間で数十億円のコスト削減になるという。ボーナスが支給されないのは1987年の民営化後初めてとなる。10月末に企業再生支援機構に支援要請を行い、公的資金の投入に対する国民の理解を得るためにはボーナス支給は困難と判断したとみられる。同日に開かれた説明会で西松遥社長が提案した。
 日航は当初、2009年度の一時金支給について、夏冬合わせて「月給の2・1か月分プラス4万円」とすることで最大労組のJAL労働組合と合意し、夏は合意通りに支払われた。



 OBがOBなら現役も現役だと思ったのがこの記事。『ちょっと待って! じゃあ 何? 国民の強い反発がなければ、国に援助(つまり、回り回って私達の税金)を求めておきながら自分達は平気な顔をして、ボーナスまで貰うつもりだったんかい!!!』と思わず一喝したくなりますし、このあたりは、まだ元国営企業だった頃の感覚が抜けきっておらず、考えの甘さというものを感じますね…。
 まあ、現役世代の場合、住宅ローンを抱えている方もいることから、いきなりの賞与ゼロ支給はやりにくい一面もあるのだとは思いますが、民間企業ならば、会社が連続で赤字を計上すれば賞与カットは当たり前で、銀行から追加借り入れを行おうと思えば、賞与の支給どころか、人員削減を追加融資の条件として突き付けられかねませんし、こういう言い方は冷たいかもしれませんが、(中小零細企業と異なり、元々が高給取りなんだから)『賞与が欲しければ自分で稼いでね』と苦言の一つも呈したくなりますね…。


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