ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

柏原ダブル選 市長に中野氏、府議は中谷氏 大阪

2013-02-11 08:23:53 | Weblog
柏原ダブル選 市長に中野氏、府議は中谷氏 2013年2月11日 読売
◇柏原市長選確定得票
当 17753 中野隆司 56 大維新〈1〉
  4591  浜浦佳子 71 無新
  2961  江村淳 41 無新
◇府議補選確定得票
当 13920  中谷恭典 59 大維新〈1〉
  11562  山下亜緯子 32 自新

 大阪維新の会がダブル勝利――。10日、投開票された柏原市長選で、大阪維新の会新人の前府議中野隆司氏(56)が、無所属新人の前市議浜浦佳子氏(71)、無所属新人の共産党八尾柏原地区委員会職員江村淳氏(41)を破り、初当選を果たした。同日選となった府議補選柏原市選挙区(欠員1)でも、大阪維新の会新人の会社社長中谷恭典氏(59)が、自民党新人の前市議山下亜緯子氏(32)に競り勝っており、「維新」の衰えない勢いを見せつけた。
 市長選は、引退する岡本泰明市長の任期満了に伴う選挙戦で、投票率は45・31%と、2009年の前回選(43・54%)を上回った。当日有権者数は5万8091人。大阪維新の会公認の市長が誕生するのは、11年の吹田市長選に続き2回目。
 中野氏は午後10時過ぎ、当選が確実になると、同市大正の事務所で岡本市長らと万歳を繰り返した。「岡本市政を踏襲し、改革にまい進する覚悟だ」と緊張した表情で話し、「今後、税収に連動した給与体系を提案したい」と述べた。
 選挙戦では、府議としての実績を強調。岡本市長の行財政改革の継承や人口増を目指す地域活性化などを訴えた。大阪維新の会代表の橋下大阪市長や同幹事長の松井知事らが応援に駆け付けた。
 中野氏は柏原市出身で鳥取大農学部卒。中学校教諭などを経て、2007年、府議に初当選し、10年春には大阪維新の会の旗揚げに参加。2期目途中の昨年末、市長選へのくら替え出馬を目指し、議員辞職した。市長の任期は3月11日から4年間。
 浜浦氏は財政再建や女性が働くための環境づくりを訴えたが、浸透しなかった。江村氏は国民健康保険料の軽減や子育て支援の充実を掲げたが、及ばなかった。
 府議補選で初当選した中谷氏は、同市国分本町の事務所で支持者を前に、「維新の改革スピリッツを引き継いで、みなさんの期待に応えたい」と喜びを語った。その後、中野氏の事務所を訪れ、一緒に万歳を繰り返した。
 府議会で過半数をわずかに上回る大阪維新の会は「負けると大改革が止まる転換点になる」(松井幹事長)として、中谷氏を手厚く支援した。
 一方、山下氏のもとには、自民党幹部らが応援に入ったが、及ばなかった。同市大県の事務所で、山下氏は「力のなさをおわびしたい」と支持者らに頭を下げた。投票率は45・38%。

◆市議会に大阪維新ゼロ 対応課題
 選挙期間中、柏原市内には、自民党と大阪維新の会の幹部らが続々と駆けつけた。両党が一騎打ちとなった府議補選を参院選の前哨戦と位置づけたためで、地元市議らが「衆院選でもこんなに盛り上がらない」と驚いたほど。一方で、市政の新しいかじ取り役を選ぶ市長選では、まちの課題を巡る論争が置き去りにされた。
 大阪維新の会の中野氏は、府議補選の中谷氏とほぼ行動をともにし、「知事、府議、市長を維新の1本ラインに」とアピールすることに力を入れた。無所属の2新人は府議補選の枠組みから外れ、関心を集められなかった。自民党は市長選での擁立を断念。市民が投票の参考とする「まちの未来図」が、舌戦を通して十分に描き出せたか、疑問だ。
 市の財政は人口減少で市税収入が落ち込み、独自の政策を打ち出す余地はほぼないほど厳しい。赤字経営の市立柏原病院への対応、産業振興策……。課題は山積している。9月末に任期満了となる市議会は現在、大阪維新の会系議員はゼロ。中野氏は慎重な議会対応をしながら、市民の期待に応える力量が試される。



 大阪府柏原市は、奈良県と県境を接する中河内地域に位置する人口約7.3万人の市で、市長選は大阪維新の会所属で前府議の55歳の中野隆司氏、共産党八尾柏原地区委員会職員で41歳の江村淳氏、4年前も市長選に出馬した前市議で71歳の浜浦佳子氏の3新人による争いとなりましたが、

 「柏原にしっかりとした目玉を作り、来たい、住みたい、住んで良かったという町にする」と強調。府議として議員報酬カットなどを実現したとし、「現実に改革しているのは維新の会だけ。市民、府民の目線で仕事をする」と行財政のコスト削減、教育・子育て環境の整備など8項目の公約を掲げた中野隆司氏が17753票を獲得して
 「柏原改革の選挙。市を変えるのは市民一人ひとりで、みんなの意見を聞いて変えるのが市長の役目。独断的ではなく、女性の思いやりの姿勢で変えたい」と女性市長誕生の意義を訴えると共に、大阪市立桜宮高校などで問題になっている体罰に触れて、「弱者への体罰は暴力。子どもへの体罰問題を起こさせない柏原にしたい」と語り4591票を獲得した浜浦佳子氏
 「税金の使い方を改める、子育てを支援して教育を充実させる、中小業者、農業を元気にするという三つの仕事を実行し、市政を変える」と力を込めると共に敬老福祉金の廃止や国民健康保険料値上げを挙げ、「市民の負担が増やされ、サービスが切り下げられた」と市政を批判。低所得者向けの家賃補助制度の創設などに取り組むと訴え2961票を獲得した江村淳氏 をぶっちぎりで破り初当選を決めました。
 う~ん。市長選では維新の会の威勢とライバル候補や公約から中野隆司氏の有利は変わらないだろうな…とは思っていましたが、維新の会旋風は止まらず ですね。

浦添市長選は松本哲治氏が現職と与野党相乗り候補を破り初当選!

2013-02-11 08:18:53 | Weblog
浦添市長選 松本氏が初当選 那覇軍港移設受け入れ反対 2013年2月11日 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0210/SEB201302100051.html
 沖縄県の浦添市長選が10日投開票され、元NPO法人代表で無所属新顔の松本哲治氏(45)が、4選を目指した儀間光男氏(69)ら2人を破り、初当選した。日米政府が決めた米軍那覇軍港(那覇市)の浦添市沖への移設について、松本氏は受け入れ反対を表明している。基地移設の「火種」になる可能性もある。
 松本氏は「市民に政治を取り戻す」と訴え、無党派に浸透した。自民、民主など4党相乗りで支援を受けた新顔の西原廣美氏(65)も軍港移設の見直しを訴えたが次点に。移設容認の儀間氏は多選批判も受け、最下位だった。
 那覇軍港(55・9ヘクタール)の移設先は約6キロ離れた米軍牧港補給地区の沖。日米政府が1996年に合意。市長1期目の儀間氏が01年に受け入れを表明した。06年の米軍再編で、牧港、那覇軍港など、沖縄本島で嘉手納基地より南にある5施設は返還されることになったが、那覇軍港は浦添市沖への移設が返還の条件のままだ。
★沖縄県浦添市 市長選挙結果
当 19717 松本哲治
  16997 西原廣美
  15501 儀間光男


 沖縄県浦添市は、県都那覇市などに隣接する人口約11.2万人の市で、市長選は現職で69歳の儀間光男氏に対して、前市教育長で自民・社民・社大・民主が相乗り推薦する西原廣美氏、元NPO法人代表で45歳の松本哲治氏の2新人が挑戦する形となりましたが、
 「自分たちの未来は自分たちが決める。浦添の明日は浦添の市民が決める。それを結果で証明しよう」と、しがらみにとらわれない市民参加型の市政刷新を訴えた松本哲治氏が19717票を獲得して
 「3期12年の市政で閉塞感が漂い、県や隣接市町村から孤立した状態にある。この閉塞、孤立感を払拭するのが、私に課せられた使命だ」と市政改革を訴え16997票を獲得した西原廣美氏
 心を豊かに、平和で暮らせる街をつくらなければならない。親世代の安定が市の大きな動力になる。子育て支援を一生懸命やる」と訴え15501票を獲得した現職西原廣美氏 を破り、見事初当選を決めました。

 う~ん。米軍基地関連問題絡みで荒れることも多い沖縄の自治体首長選ですが、現職にそっぽを向く形で与野党相乗りの新人が出ると、他の新人は取り残されてしまうケースが多いのですが、浦添市長選では、こういう言い方は大変失礼かもしれませんが、そのダークホースがまさかの初当選。
 現職は信頼できない、かといって与野党相乗り候補も信頼できない方の票が若い45歳の松本哲治氏に回ったものと思われますが、軍港移設の見直しなら相乗り推薦の西原廣美氏も訴えていただけに大きな差別化にはなりにくいと推測していただけに、正直この結果には意外感があったのですが、さて新しく就任することになる松本哲治氏はどのような市制の舵取りを行ってくれるのでしょうか…。