石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

第66回ビルマ連邦記念式典に参加してきました

2013-02-11 22:25:24 | 活動レポート

今日(2月10日)の午後、都内で開催された「第66回ビルマ連邦記念式典」に参加してきました。

この式典の主催者は、日本に暮らすビルマ連邦(ミャンマー)の少数民族の皆さん。会場には、それぞれの民族衣装を身にまとって集まってきた多くの在日ビルマ人の皆さんが式典に参加して、ビルマの様々な民族の文化、音楽、舞踊を披露してくれました。


ご存じの方もおられると思いますが、ミャンマー(ビルマ)は、数多くの民族が集まって暮らしている国です。公式には、135の民族が認定されています。言語も違えば、宗教も違うという多民族の国家だけに、この多様な民族の連帯と調和をいかに確保して、国としての平和かつ安定的な統一を達成するかが、国家としてのミャンマーの大きな課題であったわけです。

第二次世界大戦後に、独立運動を指導していたアウンサン将軍(アウンサンスーチーさんの父)と、山岳部の少数民族グループの代表者たちは、多様な民族を統一してひとつの連邦制国家を創り上げるべく、侃々諤々の激論を交わしました。その結果、1947年2月12日に合意したのが「パンロン協定」という文書。民族の自決権を認め、ビルマを連邦国家として樹立する方向性を確認したもので、全ての少数民族の皆さんにとって大変重要な協定です。今回参加した記念式典も、このパンロン協定を記念して毎年日本で開催されている式典なのです。
 


式典の中では、それぞれの少数民族の皆さんの代表者がスピーチをされましたが、皆さん口々に「ミャンマーにおける民主化の進展を歓迎しつつ、今後、一日も早く連邦国家が実現されるようみんなで力を合わせて取り組みをしていこう」と決意を述べられました。

私も、来賓の一人ということでお祝いの挨拶をさせていただきました。「20年前、労働組合の活動を通じてビルマの民主化支援に初めて関わりました。その後、ILOの活動などを通じて国外で民主化のために頑張っている多くのビルマ人の皆さんと活動する機会があり、そして今、国会議員という立場で、再び、ミャンマーの民主化の進展や和平の実現のために皆さんと共に行動していることを嬉しく思っています」という挨拶から始まって、最後に「この会場におられる皆さんが、ぜひこれからのミャンマーと日本とをつなぐ架け橋になって欲しいと思います。そして、両国民が手を携えながら、平和と民主主義の実現のために、そして両国民の豊かな発展のために協力していきましょう」とメッセージを贈りました。


式典の後半は、各民族の歌や踊りの披露。大いに盛り上がりました。最後はみんなが舞台に上がって、輪になって踊ったりも。もちろん、私も輪に加わって踊りましたよ(笑)

 

 

 
式典が終わって、みんなで写真を撮ろう!というので、私も加わらせてもらいました。大勢の皆さんの素晴らしい笑顔。この笑顔が、これからミャンマーの真の和平の実現に向けて大きな力になることを信じています。