○アフリカの伝統文化に基づいた民間治療師「サンゴマ」の話
読売新聞の2008年8月29日(金)の夕刊の「地球びっくり箱」という記事で紹介されている話です。取材記者は、角谷志保美氏。
この記事で、南アフリカの鉱山都市キンバリーから北西に車で二時間の所に住む、アフリカの伝統文化に基づいた、薬草と祈祷を用いて病人を癒やす民間治療師=「サンゴマ」のクレイド・ムトワ氏(86)の活動を紹介しています。
なお、見出しは、以下の通り。
霊験あらたか 南アの尊師/体内に眠る治癒力 それを引き出す/薬草と祈り 年数百人を無償で治療
○ムトワ氏の言葉と信念
以下は、記事に引用されている、ムトワ氏の言葉と信念。
「人は自分の体内に眠る治癒力に気付いていない。私はそれを引き出す手助けをするだけ」。
治療の対価を求めないのは、「人を癒やす力は自分ではなく、多くの先輩方から学んだものだから」。
厳格なカトリック教徒の家に生まれた子供の時に「教会でアフリカの伝統は悪魔に通じる、野蛮だと教えられ、子供のころは(その通りに)信じていた。でも、それは違った」。これが分かったのは、七歳の時に重病に罹り、「白人の薬」を幾ら飲んでも良くならず、母方の祖父であり、アフリカ文化の伝統的な呪医=サンゴマの所に預けられ、薬草と祈りによる治療で回復に向かい、十四歳で完治した体験をしたから。この間に、村の長老たちから部族の歴史と伝統を学んだ。
「偉大な伝統文化を知り、真の意味で人を助けたい」と、サンゴマになる修行をはじめることになった。
最初は祖父に手解きを受けて学び、後に、スワジランド、モザンビーク、ボツワナなどに行き、様々な部族の長老に教えを請うた。基本の修行だけで十年、ベテランの今も修行は続く。
アパルトヘイト/人種隔離政策時代は非暴力を貫いたので、武力による黒人解放を求める集団からは裏切り者扱いをされて、自宅を焼かれ、息子さんを殺されたけれども、「キリスト教もイスラム教も仏教もアフリカの伝統宗教も、元は一つ。同じ水で泳ぐ美しいカエルのように人類が神々を通じて平和を模索する過程が宗教だ」という立場を信じて堅持。
この結果は、現在、「豊富な知識と独特の発想で、南アのご意見番」として、テレビや新聞にたびたび登場し海外講演もこなしているとか。
○本物の呪医=ヒーラーとしてのサンゴマ
上の話で明らかなのは、ムトワ氏は、「サンゴマ」と現地で呼ばれる民間治療師=伝統医学の呪医=ヒーラーと言われる人になるために必要な修行法があり、これに基づいて修行をちゃんとしていることです。
アフリカにも、伝統医学のヒーラーがいるということを、具体例で初めて知りました。
ヒーラーとして、ムトワ氏には、実際に治療実績もある。
「人は自分の体内に眠る治癒力に気付いていない。私はそれを引き出す手助けをするだけ」というムトワ氏の正しい知識が役立っている、といえます。
○記者の締めの信念
取材した記者は、「治療の効用はわからないが、いつの間にか話しに引き込まれ、太古からみなぎるアフリカの大地の力に満たされる気がした。これもサンゴマのちからなのか。」と記事を締めくくっています。
話だけでは、科学文明国人の記者には、薬草と祈りによる民間治療は、にわかには信じ難いのかも知れません。
あなたは、如何ですか?
おなたも、この記事を書いた記者のように信じられないのならば、一般法則論で説明している天然自然の存在の創造主である神+自然法則+エネルギ一三位一体不可分の働きで全て造られているこの世界の成り立ちと仕組みについて、よく学ばれると良いでしょう。
例によって、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気が付き次第訂正します。
書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。
読売新聞の2008年8月29日(金)の夕刊の「地球びっくり箱」という記事で紹介されている話です。取材記者は、角谷志保美氏。
この記事で、南アフリカの鉱山都市キンバリーから北西に車で二時間の所に住む、アフリカの伝統文化に基づいた、薬草と祈祷を用いて病人を癒やす民間治療師=「サンゴマ」のクレイド・ムトワ氏(86)の活動を紹介しています。
なお、見出しは、以下の通り。
霊験あらたか 南アの尊師/体内に眠る治癒力 それを引き出す/薬草と祈り 年数百人を無償で治療
○ムトワ氏の言葉と信念
以下は、記事に引用されている、ムトワ氏の言葉と信念。
「人は自分の体内に眠る治癒力に気付いていない。私はそれを引き出す手助けをするだけ」。
治療の対価を求めないのは、「人を癒やす力は自分ではなく、多くの先輩方から学んだものだから」。
厳格なカトリック教徒の家に生まれた子供の時に「教会でアフリカの伝統は悪魔に通じる、野蛮だと教えられ、子供のころは(その通りに)信じていた。でも、それは違った」。これが分かったのは、七歳の時に重病に罹り、「白人の薬」を幾ら飲んでも良くならず、母方の祖父であり、アフリカ文化の伝統的な呪医=サンゴマの所に預けられ、薬草と祈りによる治療で回復に向かい、十四歳で完治した体験をしたから。この間に、村の長老たちから部族の歴史と伝統を学んだ。
「偉大な伝統文化を知り、真の意味で人を助けたい」と、サンゴマになる修行をはじめることになった。
最初は祖父に手解きを受けて学び、後に、スワジランド、モザンビーク、ボツワナなどに行き、様々な部族の長老に教えを請うた。基本の修行だけで十年、ベテランの今も修行は続く。
アパルトヘイト/人種隔離政策時代は非暴力を貫いたので、武力による黒人解放を求める集団からは裏切り者扱いをされて、自宅を焼かれ、息子さんを殺されたけれども、「キリスト教もイスラム教も仏教もアフリカの伝統宗教も、元は一つ。同じ水で泳ぐ美しいカエルのように人類が神々を通じて平和を模索する過程が宗教だ」という立場を信じて堅持。
この結果は、現在、「豊富な知識と独特の発想で、南アのご意見番」として、テレビや新聞にたびたび登場し海外講演もこなしているとか。
○本物の呪医=ヒーラーとしてのサンゴマ
上の話で明らかなのは、ムトワ氏は、「サンゴマ」と現地で呼ばれる民間治療師=伝統医学の呪医=ヒーラーと言われる人になるために必要な修行法があり、これに基づいて修行をちゃんとしていることです。
アフリカにも、伝統医学のヒーラーがいるということを、具体例で初めて知りました。
ヒーラーとして、ムトワ氏には、実際に治療実績もある。
「人は自分の体内に眠る治癒力に気付いていない。私はそれを引き出す手助けをするだけ」というムトワ氏の正しい知識が役立っている、といえます。
○記者の締めの信念
取材した記者は、「治療の効用はわからないが、いつの間にか話しに引き込まれ、太古からみなぎるアフリカの大地の力に満たされる気がした。これもサンゴマのちからなのか。」と記事を締めくくっています。
話だけでは、科学文明国人の記者には、薬草と祈りによる民間治療は、にわかには信じ難いのかも知れません。
あなたは、如何ですか?
おなたも、この記事を書いた記者のように信じられないのならば、一般法則論で説明している天然自然の存在の創造主である神+自然法則+エネルギ一三位一体不可分の働きで全て造られているこの世界の成り立ちと仕組みについて、よく学ばれると良いでしょう。
例によって、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気が付き次第訂正します。
書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。