いわゆる神の存在証明がもたらす意味について

創造主である神の存在証明をして、この神が造ったこの世界の成り立ちと仕組みを説明し、人類史のリセットと再構築を試みる。

天然自然の客観的で絶対的で普遍的で不変・不動的な存在/実在に関するメモ

2011-02-15 05:05:10 | 一口解説/一口メモ
 (私達にとって)天然自然の客観的で絶対的で普遍的で不変・不動的な存在/実在に関するメモ

○このブログを初めて読んでくださる方は次の文を先に読んで下さい。
 「哲学の道具箱」という本で哲学的思考の大前提を再確認する 2009-07-02 05:01 掲載
 この文は、紙に印字して良く読んでくださることを、お願いいたします。

○一般法則論の世界観の図解
 以下のものを参考に、入れ子構造の図解を、まずしてください。
 入れ子構造の描き方や記号の意味は、このブログの2008年12月3日の文をお読みください。
 この文は、紙に印字してよく読んでくださることをお願いします。

世界Ⅰ 〔世界Ⅱ「魔境  (世界Ⅲ(世界Ⅳ  (世界Ⅴ (世界Ⅵ    (世界Ⅶ)))))」〕 世界Ⅰ
         妄想
Ω神= 〔A→   ∥Z→ (B→ (C→   (D→  (H→E→F→G→(M)))))∥〕    Ω=神の国
  ∥        ↑  理法  自然   物的   俗・人・子・文歴  記憶
(心的なD)    M(記憶)        Ω人   人・生・孫・化史  ↓
唯一絶対


○この文の目的
 この文では、この一般法則論のブログの中で使っている、「天然自然の客観的で絶対的で普遍的で不変・不動的に存在/実在」とは何かについて、念のため確認しておきます。

 何が「天然自然の客観的・・・な存在であるのか」が問題になるのは、あなたや私にとっての意味です。宇宙大で言えば、ヒト一般、宇宙人一般にとっての天然自然の客観的・・・存在の意味です。2011年2月16日追記

○「世界Ⅰ~世界Ⅶ(+Z)+いま、ここにいるあなたや私」からなるこの世界の成り立ちと仕組みの中に位置づける
 天然自然の客観的で絶対的で普遍的で不変・不動的な存在/実在とは何かを考えるときにも、一般法則論では、「世界Ⅰ~世界Ⅶ(+Z)+いま、ここにいるあなたや私」の中に全てを位置づけて考えることになります。

○世界Ⅰ~世界Ⅶ(+Z)はあなたや私の存在よりも先に存在している事実の確認
 世界Ⅰ~世界Ⅶ(+Z)については、上掲の「一般法則論の世界観の図解」の中で説明している通りです。
 そこで説明している事は、あなたや私は、既にこの世界に時間的にも論理的も物理・化学・生物的自然法則の観点でも先に存在している世界Ⅰ~世界Ⅶ(+Z)の中に生まれた、という事実です。
 これを、素朴実在論という事にしました。
 この素朴実在論を、あなたや私が認めず、承諾せずに、あなたや私の存在に先立つ物は何も存在していなかった、と考えると、これまで哲学者たちがやってきたように、一人一説の妄想的な哲学論なります。
 もちろん、一般法則論は素朴実在論を一般法則論的な説明の大前提にしているわけです。

○素朴実在論を大前提にして「天然自然の客観的で絶対的で普遍的で不変・不動的な存在/実在」を定義する
 天然自然の客観的で絶対的で普遍的で不変・不動的な存在/実在、と一般法則論で言うときには、常に必ず素朴実在論を打前提にしています。
 天然自然の存在の意味は、第一に、素朴実在論から言って、ヒト(宇宙大では宇宙人一般)が作った存在ではない意味なります。
 世界Ⅰ~世界Ⅶ(+Z)の中では、天然自然の存在とは、常に必ずΩ神=世界Ⅰ(~世界Ⅲ)が造った物です。
 第二に、天然自然の存在は、世界Ⅰ~世界Ⅶ(+Z)からなるこの世界の中に誕生した全てのヒト(宇宙大では宇宙人一般)に時間的にも論理的も自然法則的にも先立って造られて存在している、という意味になります。
 そこで、上の第一と第二を言いえると、世界Ⅰ~世界Ⅶ(+Z)は、この世界の存在を大前提にして生まれてきた全てのヒト(宇宙大では宇宙人一般)とって、客観的に、絶対的に、普遍的に、不変・不動的に実際に存在している、ということになります。

 同義語反復的な話をしました。

○余談1 積雪
 2011年2月14日~15日に掛けて、東京、名古屋、大阪、奈良に道路に積もるほどの雪が降りました。
 この中を、外出される方々は、足元に十二分のご注意をしてください。
 余談1の終わり

○余談2
 前文の「今日(皇紀2671年/平成23年/2011年)2月11日は日本国の建国記念の日」ついては説明不足の部分を補うつもりです。
 余談2の終わり

○余談3 「<妊娠>日本の知識、最低水準 「子ども欲しい」も低く 毎日新聞 2月14日(月)21時34分配信」
 ヤフーのニュースをみたら、このような物が掲載されていました。

 「日本人の妊娠に対する知識が、国際的にみて低い水準であることが、英カーディフ大などの調査で分かった。「子どもが欲しい」という欲求が低い傾向も明らかになった。調査責任者のジャッキー・ボイバン教授は「知識不足や育児への負担感が、日本の出生率の低さにつながっている可能性がある」と分析している云々。
 ご参考までに
 余談3の終わり

 余談4 ハチクイ(鳥)の結婚の儀式はカワセミと同じでした 2011年2月16日追記
 NHKの日曜日の番組「ダーウィンが来た」の中で、2月13日は、アフリカのザンベジ川の川岸の地中に穴を掘って繁殖するハチクイ(南紅ハチクイ)という鳥の生態を紹介していました。
 ハチクイの名は、蜂を好んで捕食することから名づられているそうです。
 このハチクイが番になる儀式、即ち、考えてしたらとても複雑になる結婚相手選びを簡単に効率よくする本能的な行動様式を、カワセミと同じやり方でしているのを知りました。
 カワセミの場合は魚でしたが、ハチクイでは、それが蜂でした。
→一瞬にして恋に落ちる原理による結婚は本物であるとは(必ずしも)いえない その1 2010年6月8日文参照
 この文では、ヒトもカワセミの結婚相手選びと同じ本能的な行動様式を持っていることを指摘して、これに騙されずに、結婚相手は、自分がその相手との間に子孫を本当に残したい相手かどうかを自覚的に意図的に判断して選ぶものだという話をしています。
 余談4の終わり


 例により、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。

数(学)はこの世界の成り立ちと仕組みを創った原理や原因の一部では無い +追記

2011-02-02 05:19:34 | 一口解説/一口メモ
 数(学)はこの世界の成り立ちと仕組みを創った原理や原因の一部では無い

○このブログを初めて読んでくださる方は次の文を先に読んで下さい。
 「哲学の道具箱」という本で哲学的思考の大前提を再確認する 2009-07-02 05:01 掲載
 この文は、紙に印字して良く読んでくださることを、お願いいたします。

○一般法則論の世界観の図解
 以下のものを参考に、入れ子構造の図解を、まずしてください。
 入れ子構造の描き方や記号の意味は、このブログの2008年12月3日の文をお読みください。
 この文は、紙に印字してよく読んでくださることをお願いします。

世界Ⅰ 〔世界Ⅱ「魔境  (世界Ⅲ(世界Ⅳ  (世界Ⅴ (世界Ⅵ    (世界Ⅶ)))))」〕 世界Ⅰ
         妄想
Ω神= 〔A→   ∥Z→ (B→ (C→   (D→  (H→E→F→G→(M)))))∥〕    Ω=神の国
  ∥        ↑  理法  自然   物的   俗・人・子・文歴  記憶
(心的なD)    M(記憶)        Ω人   人・生・孫・化史  ↓
唯一絶対

○この文の目的
 数(学)は、この世界を創った原理や原因の一部では無いことを確認します。→一口メモ

○この世界の成り立ちと仕組みを創った原理の確認
 一般法則論では、私達ヒト(宇宙大では宇宙人一般)の存在と、私達の生活基盤/インフラになっている天然自然の世界+文化・文明を創り出した原理になり、原因となったのは、Ω神=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神+自然法則+エネルギーの三位一体不可分の存在とその働き、と説明しています。
 言い換えると、天地創造の目的を最初から持つ創造主である神、自然法則、エネルギーの3語で、ヒト(宇宙大では宇宙人一般)の存在を含めてこの世界の成り立ちと仕組みを説明できる、ということです。

○数或いは数学はこの世界の成り立ちと仕組みを創った原理であり原因であるという説
 古代ギリシャの(哲学者アルキメデスでしたかではなくて、自然科学者の)ピタゴラスは、この世界を創った原理は数である、と言ったと聞きます。
 現在では、数学が、具体的には特定の方程式で表されるものが先にあって、これを原理とし、原因として、この世界が創られている、という説があります。これは、超弦理論の名で知られていますね。

○自然法則がこの世界を造る素材であるエネルギーを制御している姿が数学の方程式で表現できる
 この世界は、Ω神による天地創造の目的を、天地創造の実際の原理である自然法則+エネルギー一体不可分の存在とその働きが具体化した物として在るわけです。
 この結果が、私達が見て知っているような物質で出来た世界の形になっているわけです。
 具体的には、自然法則が、創造主である神の天地創造の目的を実現するために、「それをそれにする原理的仕組み」に基づいたシステムをこの世界を造る素材であるエネルギーを使って造る、という形になっています。
 なお、この世界を造る唯一・絶対・普遍的な素材のエネルギーは、ビックバンに始まるこの世界の物質化の中で、元素とこの化合物や混合物の形に物質化しています。→E=mc^2(/秒)
 この時に、システムの素材になり、この働きを担うエネルギーの働きを、自然法則が、「それをそれにする原理的仕組みを具体化した個別具体的な特定のシステムの形」になるように宇宙大で唯一・絶対・普遍的に制御しています。
 そして、自然法則によるエネルギーの働き方は、数学という言語で、数学的な方程式の形にして厳密に記述できることを、ニュートンなどが発見したわけです。
 つまり、自然法則がエネルギーの働きを制御している姿は、元々から数学的な方程式で記述できるようになっているわけです。

○数式が先にあってこれを原理とし原因としてこの世界がつくられているのでは無い!
 自然法則がエネルギーの働きを制御している姿は、元々から数学的な方程式で記述できるようになっている訳です。
 しかし、数学的な方程式が先にあって、これに則って自然法則が働いているのではありません。
 言い換えると、何か格好の良い美しい方程式があるから、これを原理とし、原因として、何か特定の自然法則があるとか、この世界が造られている、ということではありません。
 「『竜』という言葉があるから、『竜』という動物がこの世に実在するはずだ」式の発想の超弦理論は、根本的に間違っています。

○まとめ
 Ω神=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神+自然法則+エネルギーの三位一体不可分の存在とその働きで全て造られているこの世界の成り立ちと仕組みは、数式で表現/記述できるけれども、数式自体は、言い換えると数学がこの世界の成り立ちと仕組みを造っている原理でも原因でも無いことを確認しました。

○余談 システムをその構成要素に分解して認識し理解することが必要なことがある
 例えば、商品化されている音楽CDは、CD本体とこれを収めたCDケースとCDに録音されている音楽が何かが書いてある紙の印刷物の三つの構成要素で出来ている「システム」です。
 そして、音楽を聴くときには、CD本体しか使いません。
 時と場合によっては、CDの音楽を聴きながら、録音されている音楽が何かを確認し演奏時間を知るために、付属の印刷物を必要とするかも知れません。
 CDの保管のときには、普通、CD本体+CDケース+紙の印刷物の三つがワンセットのシステムとして使われます。
 では、CDの持ち運びの場合には、どうなるでしょうか?
 この場合は、持ち運んだ先でそのCDに収められている音楽を他人にも聴いてもらうつもりならば、CD本体+CDケース+紙の印刷物の三つをワンセット/一揃えのシステムとして持っていく必要があるでしょう。
 しかし、CDに収められている音楽を聴く必要が無く、単に何の音楽CDを持っているのかを他者に示したいのならば、そのCDに収められている音楽が何かを示した紙の印刷物のみを持っていくだけで済みます。

 このように出来るのは、商品化されている音楽CDシステムは幾つの構成要素で出来ているのかを、最初に自覚的に意図的にその構成要素に分解して認識し理解した上で、次に、その音楽CDシステムを何の目的で使うのかを、これも自覚的に意図的に確認することで、その目的に応じて、その音楽CDシステムのフルセット/全部が必要なのか、それともその一部で済むのかの判断が自然に可能になります。

 別の例。
 工場内で、ヒトの力では重くて簡単に持ち上げられないけれども車輪付きの機械を移動中、ゴムホースが床を這っている所に来て、さて、床に這っているこのゴムホースをどうしたら乗り越えられるのか!? と騒ぎになっている所に通りかかった人が、そのゴムホースをヒョイと持ち上げて機械の上を通して見せた、という話を聞いたことがあります。
 これは、その場の事態を一つのシステムとしてみて、その構成要素が何と何であるかを自覚的に意図的に確認し、床に横たわっているゴムホースのこちら側から反対側に重い機械を移動させるには何が可能かを、観る視点を変えて発見した例になります。

 一般的に言えば、こういう問題の解き方は、いわゆる創造性解発/開発技法の名で知られている様々なアイデアの見本を参考にすることができます。
 私も二十代にこのことを盛んに学んだものでした。
 余談の終わり

○追記1 システムの構成要素の属性が問題になることがある  2011/02/02 12:25すぎ
 上の「余談」で、システムをその構成要素に自覚的に意図的に分解して認識し理解し、そのシステムを使う目的に合わせて、システムを分解してその一部のみを使うことが出来る話をしました。
 「抜き身の刀」という表現がありますが、ここでは、そのシステム全体やその構成要素が持つ属性/特性が、そのシステムを使うときに重大な意味がある話をします。
 
 例えば、こうもり傘が持つ細長い棒状の形態。
 そこで、こうもり傘を肩に担ぐように持つと、人ごみの中ではこうもり傘の石突部分で他人に怪我を負わせる可能性があります。
 これを自然に避けるには、こうもり傘の持つ細長い形状について、事前に自覚的に意図的に認識し理解して、これに基づいてこうもり傘の安全な持ち方を、人に教えられたり注意されたりしなくても、自分で考えて見つけることが出来ます。
 自転車の例では、人力で走るという自転車本来の機能の他に、ヒトが乗って走っている自転車はかなりの重量になるという属性を自覚的で意図的な知識にしておく必要があります。
 この属性によって、走って来た自転車に衝突した人はかなりの衝撃を受けて転倒したり怪我をしたりする可能性が常にあります。
 現に自転車に衝突して亡くなるヒトの例が毎年何件も報告されていますね。
 また、最近、街中を夜間に無灯火で走る自転車によく出会います。
 中には幼い子供を後ろに乗せた女性もいます。
 ご本人は無灯火でも乗っている自転車の先に何があるかよく見えているから良いつもりなのでしょう。
 しかし、歩行者の方から見ると、特に視力が落ちている老齢者から見ると、無灯火の自転車は、目の前に来るまで見えなかったりするものです。
 駅に通じる坂道を、夜間無灯火で飛ぶように走る自転車に何台も遭遇することがあります。
 すれ違いざまに「明かりをつけて!」と注意しても一瞬のことで相手には通じないものです。
 私が子供の頃には、無灯火で自転車に乗っていると、お巡りさんに注意されたものです。
 そこで、日が暮れたら、灯火の無い自転車を降りて、手で押して家に帰ったものでした。

 場合によっては、そのシステムの設計ミスや製造ミス/手抜きの製造で、そのシステムを使うヒトが怪我をしてしまうこともあります。
 例えば中国製の折り畳み式自転車で走行中に、車体が折れたとかサドル部分が壊れたとかいう事故で乗っているヒトが怪我をしたとか、折り畳み式のベビーカーで、折り畳みする部分で幼児が指を切断したとかの事故があります。
 学生時代、大学の生協で買ったバインダーにノート用紙を挟み込むときに、指を掛けて押す金具のバリ取りをしてない欠陥商品だったものですから、指を深く切って、鋏み込んだノートが血だらけになったことがありました。
 これに懲りて、日常生活の中で使う諸々のシステムの持つ機能以外の属性について、そのシステムを手に入れた瞬間から即座に自覚的に意図的に点検して、これがもたらす事故等を想像し、事故が起らないようにする使い方を考えるようになったものです。
 注記1の終わり

○追記2 金属のバリ取りに金やすりが活躍 2011/02/02 14:11過ぎ
 生協で買ったバインダーの金具のバリで怪我をした後、そのバリを金やすりで削り取りました。
 この後、金やすりは、金属製の家具などのバリとりに活躍することになりました。
 追記2の終わり

○法隆寺の襖絵の展覧会のこと
 先日、テレビの番組で、日本画家の小泉淳作氏が3年余り掛けて描いた法隆寺の襖絵のことを知りました。
 襖絵は、サクラと蓮を描いたものです。
 テレビの画面で見てもとても素敵なものでした。
 この襖絵の展覧会が、大阪の島屋で今週中にも始まるようです。
 近くの方でご興味のある方は、一見の価値がありますよ。

 例により、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。

自らの知識と世界観の実用性を自ら検証する機会  チリの鉱山事故のニュースに接して

2010-10-15 05:52:08 | 一口解説/一口メモ
自らの知識と世界観の実用性を自ら検証する機会  チリ国の鉱山落盤事故で坑内に残された人達全員無事救出のニュースに事寄せて

○このブログを初めて読んでくださる方は次の文を先に読んで下さい。
 「哲学の道具箱」という本で哲学的思考の大前提を再確認する 2009-07-02 05:01 掲載
 この文は、紙に印字して良く読んでくださることを、お願いいたします。

○一般法則論の世界観の図解
 以下のものを参考に、入れ子構造の図解を、まずしてください。
 入れ子構造の描き方や記号の意味は、このブログの2008年12月3日の文をお読みください。
 この文は、紙に印字してよく読んでくださることをお願いします。

世界Ⅰ 〔世界Ⅱ「魔境  (世界Ⅲ(世界Ⅳ  (世界Ⅴ (世界Ⅵ    (世界Ⅶ)))))」〕 世界Ⅰ
         妄想
Ω神= 〔A→   ∥Z→ (B→ (C→   (D→  (H→E→F→G→(M)))))∥〕    Ω=神の国
  ∥        ↑  理法  自然   物的   俗・人・子・文歴  記憶
(心的なD)    M(記憶)        Ω人   人・生・孫・化史  ↓
唯一絶対                     


○自らの知識と世界観の実用性を自ら検証する機会 チリ国の鉱山落盤事故で坑内に残された人達全員無事救出のニュースに事寄せて
 既にご存知のように、チリ国で発生した鉱山の落盤事故で、地下の坑道に閉じ込められた33人の鉱員全員が、昨日10月14日に無事に救出されました。

 この救出劇を可能にしたは、自然科学的な知識に基づいた信頼性の高い確かな技術の活用+これを補う関係者のみならず世界中のヒトたちによる無事救出の祈りの成果といえます。

 言い換えると、現場に張り付いていたチリ国大統領閣下の政治権力の力でも偶然の賜物でも偶々運が良かったのでも無いし、神への信仰心の篤い、神に選ばれたチリ国人であったからでも無い、ということです。

 ましてや、チリ国の先住民の文化とこれに基づいた知識や知恵によって救出劇が可能になったのではありません。

 ところで、この事故の発生とこの後の救出作業成功のニュースに接して、あなたが今持っている知識とこれを意味づけて一つに統合し総合化した哲学、世界観、人間観等は、この事故で地下の坑道に閉じ込められた人たちを救出するのに役立つような実用的なものですか?

 このようなニュースに接したときにこそ、自分が持っている哲学、世界観、人間観、自然科学観等の有効性と実用性の検証を、自らの手で行なう良い機会になります。
 例えば、俗に言う日本の平和憲法とこれが前提にしている「何かの障害になっているもの(例えば軍隊とか核兵器とか国家という存在とか子供が持つナイフなど)を取り除けば世界平和が訪れる」という主張を現場に差し入れたら、この救出劇は可能になったでしょうか?

 一般法則論の有効性や実用性についての個人的な検証作業は、このような形でずっとしてきました。

 実際に救出作業が始まった当初は、もどかしい位時間を掛けて、システムが完全完璧に動くか、また、安全性を確保できるか、テストを何度も繰り返して確認していましたね。
 しかし、実際に救出作業が始まると、自然科学に根拠のある信頼性の高い技術を適用していますから、救出作業に、最初は一人1時間位掛かっていたのに、途中からこの時間が短縮されるようになり、最後は最初の半分の時間で救出ができるようになりました。
 この点が、自然科学に根拠のある技術が果たす素晴らしい成果です。

 最初の一人の方が救出された時点で、イエスが説いた「求めよさらば与えられんの原理」と、「祈るとき祈りは既に叶えられたと信じなさい。そうすれば、その通りになる」マルコ伝の11章の24節(山彦の法則)を思い出して、この救出作業は成功する、と私は確信しました。
 この確信も、第一に、Ω神が造ったこの世界の成り立ちと仕組みに根源的で根本的な究極の天地創造の目的/原因/原理/理由/根拠を持つ自然科学的技術を信頼して行なわれている救出作業の確からしさに基づいています。

 とにかく、全員が無事に救出されたことを、世界中の人たちと共に喜びたい。
 神様有難うゴザイマシタ。


 例により、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。

空の世界/無の世界/心の世界/精神世界/魂の世界/霊の世界という名前の付け方

2010-10-05 01:46:30 | 一口解説/一口メモ
 空の世界/無の世界/心の世界/精神世界/魂の世界/霊の世界という名前の付け方

○このブログを初めて読んでくださる方は次の文を先に読んで下さい。
 「哲学の道具箱」という本で哲学的思考の大前提を再確認する 2009-07-02 05:01 掲載
 この文は、紙に印字して良く読んでくださることを、お願いいたします。

○一般法則論の世界観の図解
 以下のものを参考に、入れ子構造の図解を、まずしてください。
 入れ子構造の描き方や記号の意味は、このブログの2008年12月3日の文をお読みください。
 この文は、紙に印字してよく読んでくださることをお願いします。

世界Ⅰ 〔世界Ⅱ「魔境  (世界Ⅲ(世界Ⅳ  (世界Ⅴ (世界Ⅵ    (世界Ⅶ)))))」〕 世界Ⅰ
         妄想
Ω神= 〔A→   ∥Z→ (B→ (C→   (D→  (H→E→F→G→(M)))))∥〕    Ω=神の国
  ∥        ↑  理法  自然   物的   俗・人・子・文歴  記憶
(心的なD)    M(記憶)        Ω人   人・生・孫・化史  ↓
唯一絶対


○この文の目的
 この文は、世界Ⅰ~世界Ⅲの世界は、非物質的世界/空の世界/無の世界/心の世界/精神世界/魂の世界/霊の世界と名付けられている世界だ、ということを、「単独の見出し」化する目的のものです。
 これ以上のものではありません。

○世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)からなるこの世界の成り立ちと仕組みの中に非物質的世界の位置づけ
 一般法則論では、私達が生まれ住むこの世界は、世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)から出来ている、と説明しています。
 簡単に復習すると・・・
 世界Ⅰ~世界ⅢがΩ神=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神+自然法則+エネルギーの三位一体不可分の存在とその働きの世界。
 世界Ⅰ~世界Ⅲの世界は、世界Ⅳ以降の世界を造り出した、地球大、宇宙大で唯一・絶対・普遍の根源的で根本的な究極の天地創造の目的/原因/原理/理由/根拠/起源がある所です。
 世界Ⅳでは、世界Ⅳの世界の頭に当る、今から137億年前にいわゆるビックバンがあって、質量を持つ存在(=物質)が造り出す3次元の空間と「時間の矢」を持つ1次元からなる時間とが造る、時空連続体の宇宙(アインシュタインの説明)、言い換えると天然自然の世界が誕生し、この宇宙の中に太陽系の惑星の地球が46億年前に生まれたのでした。
 世界Ⅰ~世界Ⅲ(Ω神とΩ神が持つ天地創造の目的とΩ神の天地創造の目的を世界Ⅳ以降で形在る物にする天地創造の原理が在る世界)+世界Ⅳの時空連続体の物質世界の中に内包される形で、世界Ⅴでヒト(宇宙大では宇宙人一般)が誕生します。
 ヒト(宇宙大では宇宙人一般)が誕生するまでには、地球の例では、世界Ⅳで始まった物質の進化が更に進んで、生命を持つ生物が誕生し、そして、生物進化の中で、生物は無意識/潜在意識の心を同時に持つようになり、やがて無意識/潜在意識の心から意識のある心が誕生することになります。
 地球上の進化の歴史の最後に、物質的な身体+生命を持つ生物+無意識と意識のある心を一体不可分で持つヒト(宇宙大では宇宙人一般)が誕生し、今、ここにいる、あなたや私という存在に直接繋がっています。
 世界Ⅵ以降は、人類が作る歴史であり、その中身は、Ω神の化身かつ分身の存在のヒト(宇宙大では宇宙人一般)として生まれた各個人が生きた様々な一生涯と多種多様な文化・文明の誕生を意味します。

 以上、世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)+今、ここにいるあなたや私の存在からなる全宇宙史を、簡単に振り返りました。
 この中で、物質世界が世界Ⅳで誕生することに先立って存在していた、世界Ⅰ~世界Ⅲ(Ω神とΩ神が持つ天地創造の目的とΩ神の天地創造の目的を世界Ⅳで形在る物にする天地創造の原理が在る世界)は、非物質的な世界です。

○非物質的世界を言い表す別の用語/名付け方 一般法則論での約束
 世界Ⅰ~世界Ⅲは、上に説明した意味で非物質的な世界です。
 世界Ⅰ~世界Ⅲの世界は、未だ物質が造る空間(私達が生まれ住んでいるような世界という意味)も時間(時計が指し示すもの)も次元(縦と横と高さがあるような世界の意味)も存在しない、という意味で、「空」(くう)の世界、「無」(む)の世界です。

 視点を変えると、この世界が「空」(くう)を本質にしている世界であることは、世界Ⅵ!!! 以降の世界を、世界Ⅰ~世界Ⅲの世界に立ち返って、初期化/リセットすることができる、ということになります。
 言い換えると、何かの病気になった人を、世界Ⅵの天然自然の物質世界を基礎にして世界Ⅵの人間的な知識と技術で治す西洋医学の他に、世界Ⅰ存在の、全てのヒト(宇宙大では宇宙人一般)の製造元のΩ神に任せて治す方法がある、という訳です。
 これは、二千年前にイエス・キリストがやって見せてくれた「霊的な治療」という方法です。

 物質も時間も次元も存在しない「空」であり「無」であり、「非物質的な世界」が、世界Ⅰ~世界Ⅲの世界の特質です。
 そして、「非物質的世界」の別名は、「心の世界」/「精神世界」です。
 物質も時間も次元も存在しない「空」であり「無」であり、「非物質的な世界」は、いわゆる悟りの体験の中では、この通りに、空の世界、無の世界であることを体験します。
 また、世界Ⅰ~世界Ⅲは、心や精神を担う主体者を意味する「魂」や「霊」と名付けられているものが存在している世界です。

 俗に言う、心の世界/精神世界/魂の世界/霊の世界とは、世界Ⅰ~世界Ⅲ(Ω神とΩ神が持つ天地創造の目的とΩ神の天地創造の目的を世界Ⅳ以降の世界で具体化して実現する原因=結果の因果必然の法則でもある天地創造の原理が在る世界)を指して名付けて言う言葉だ、と一般法則論では解釈し理解しています。
 なお、ハヤカワの言う「抽象のハシゴ」の中で、名付けが行なわれる「抽象のハシゴのレベル」を参照。

 抽象のハシゴのレベル1~3に関する覚書 2010-09-09 16:16:12
 「抽象のハシゴ」で学んだこと ハヤカワの思想と行動における言語から 2010-09-08 05:09:45

○まとめ
 世界Ⅰ~世界Ⅲを、非物質的な世界/空の世界/無の世界/心の世界/精神世界/魂の世界/霊の世界、と名付けて呼ぶことにします。
 この伝で、例えば、「Ω神の魂」とか「Ω神の霊性」とか言う表現の仕方もします。

 例により、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。

「文字化け」することがあるらしいので2010年9月4日の文をアラビア数字に置き換えた文を掲載

2010-09-19 22:43:47 | 一口解説/一口メモ
 「文字化け」することがあるらしいので2010年9月4日の文をアラビア数字に置き換えた文を掲載

○このブログを初めて読んでくださる方は次の文を先に読んで下さい。
 「哲学の道具箱」という本で哲学的思考の大前提を再確認する 2009-07-02 05:01 掲載
 この文は、紙に印字して良く読んでくださることを、お願いいたします。

○一般法則論の世界観の図解
 以下のものを参考に、入れ子構造の図解を、まずしてください。
 入れ子構造の描き方や記号の意味は、このブログの2008年12月3日の文をお読みください。
 この文は、紙に印字してよく読んでくださることをお願いします。

世界Ⅰ 〔世界Ⅱ「魔境  (世界Ⅲ(世界Ⅳ  (世界Ⅴ (世界Ⅵ    (世界Ⅶ)))))」〕 世界Ⅰ
         妄想
Ω神= 〔A→   ∥Z→ (B→ (C→   (D→  (H→E→F→G→(M)))))∥〕    Ω=神の国
  ∥        ↑  理法  自然   物的   俗・人・子・文歴  記憶
(心的なD)    M(記憶)        Ω人   人・生・孫・化史  ↓
唯一絶対                     


○ここでのテーマ 文字化け
 Unknown (うみ) 2010-09-18 14:28:15
 ※文字化け等の原因になりますので、
 機種依存文字の利用はお控えください。

 上記のようなコメントを頂きました。
 うそー! 有り得ない! と言いたいところですが、本当らしい。
 そこで、ローマ数字と○に数字が入った数字の部分を、2010年9月4日に掲載の「世界Ⅰ/1~世界Ⅴ/5~世界Ⅶ/7(+Z)の表記の仕方の工夫」の本文で、アラビア数字にして、再掲載してみました。
 一般法則論のこのブログの文が文字化けすると言われる方は、この文を印字して、2010年9月4日の元の文とつき合わせて文字化け部分を解読してくだるよう、お願いします。

 再掲部分は、以下の★黒星と★黒星の間の文。

★黒星
 世界1~世界5~世界7(+Z)の表記の仕方に一工夫 2010年9月4日掲載
○この文の目的
 この文では、世界1~世界5~世界7(+Z)という表記の意味をその内に含んだものを考えましたので、これを紹介します。

○世界1~世界5~世界7(+Z)という表記では一瞥してその中身が不明
 この世界の成り立ちと仕組みの歴史/全宇宙史を、これまで、その成立の原理的、因果的、時間的、論理的な成立の順序に従って、「世界1~世界5~世界7(+Z)」と、簡略に表記してきました。
 しかし、この表記方法では、その中身が直観的に把握できません。
 そこで、その中身が直観的に分かるような表記の仕方を工夫しました。
 もちろん、世界1~世界5~世界7(+Z)も簡略形なので使います。

○世界1~世界3/世界4~世界5/(世界5~)世界6~世界7(+Z)
 世界1~世界5~世界7(+Z)は、その中身によって、世界1~世界3/世界4~世界5/(世界5~)世界6~世界7(+Z)に大きく分けることができます。
 そこで、この三つに部分に分けて説明します。

○世界1~世界3はヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界
 世界1~世界3は、世界1~世界5~世界7(+Z)からなるこの世界の成り立ちと仕組みの全体が造られることになった目的/原因とその目的に従って実際にこの世界を造る原理が存在している世界のことです。
 世界1~世界3の部分は、天地創造の目的と原理が在る世界、ということになります。
 そこで、世界1~世界3(ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界)と表現することにします。
 全宇宙史的歴史的時間では、今から137億年前のビックバン/天地創造をもたらした宇宙的大爆発直前の世界を意味します。

○世界4~世界5はΩ神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界
 世界4~世界5は、世界1~世界3(ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神による天地創造の目的と原理が在る世界)の存在と働きにより、最初に直接的に造られた世界です。
 この世界は、私達が、ここから宇宙の果てまで一つに連続的に広がっている天然自然の世界のことです。
 私たちヒト(宇宙大では宇宙人一般)は、天然自然の世界の中で、以下のような過程を踏んで誕生したものです。
 全宇宙史的時間では、137億年前のビックバン/天地創造をもたらした宇宙的大爆発があった以降の歴史を意味しています。

  1①物質的宇宙の誕生と進化の歴史→
  2②太陽系と地球の誕生と進化の歴史(惑星系一般の誕生と進化の歴史)→
  3③地球(地球型惑星)上に生命/生物の誕生と進化の歴史→
  4④無意識の心の誕生と進化の歴史→
  5⑤意識のある心の誕生と進化の歴史→
  6⑥ヒト/人類(宇宙大では宇宙人一般)の誕生と進化の歴史→
  7⑦ヒト個人の誕生とその一生涯

 そこで、世界4~世界5は、世界4~世界5(Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界)と表記します。

○(世界5~)世界6~世界7(+Z)はヒトが作った人工の世界
 (世界5~)世界6~世界7(+Z)は、ヒト/人類が作った世界を意味しています。
 ヒトが作ったものとは、各人の日々の生活とこの集積結果の人生と、文化・文明的な諸文物のことです。
 そこで、(世界5~)世界6~世界7(+Z)は、(世界5~)世界6~世界7(+Z)(ヒトが作った人工の世界)と表記します。
 人類学的な知識によれば、この世界は、今から12万年前~6万年前に始まったとそうです。
 人類的な記憶では、マンモスの後ろから近づいて後ろ足の腱を切って歩けなくして狩ったというエスキモー/イヌイットの一万年前のご先祖の記憶が一番古いのかも知れません。この話は、ウェールズ系日本人のC・W・ニコル氏の本で知りました。

○世界1~世界5~世界7(+Z)の全体を新しくまとめて表記すると・・・
 全宇宙史=世界1~世界5~世界7(+Z)は、以下のようになります。

 世界1~世界3(ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界)+
 世界4~世界5(Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界)+
 (世界5~)世界6~世界7(+Z)(ヒトが作った人工の世界)

 或いは・・・。

 世界1~世界3(ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界)+世界4~世界5(Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界)+(世界5~)世界6~世界7(+Z)(ヒトが作った人工の世界)

 或いは・・・。

 ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界+Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界+ヒトが作った人工の世界

○今、ここに居るあなたや私の存在を全宇宙史に位置づける
 全宇宙史=世界1~世界5Ⅴ~世界7(+Z)の中の何処に、あなたや私は存在しているのか?
 世界1~世界5~世界7(+Z)の表記の中では、今、ここに居るあなたや私の存在の位置づけが今一つ明確ではありません。
 説明すると、今、この瞬間は、世界1~世界5~世界7(+Z)からなる全宇宙史を貫いている「時間の矢」の最先端を意味しています。
 そして、全宇宙史の時間の矢の最先端の今、この瞬間に、あなたや私が生きていることになります。
 そこで、世界1~世界5~世界7(+Z)では、世界1~世界5~世界7(+Z)+今、ここにいるあなたや私、と表記することにします。
 新しい表記では、以下のようになります。

 世界1~世界3(ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界)+
 世界4~世界5(Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界)+
 (世界5~)世界6~世界7(+Z)(ヒトが作った人工の世界)+
 今、ここにいるあなたや私の存在

 或いは・・・・。

 世界1~世界3(ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界)+世界4~世界5(Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界)+(世界5~)世界6~世界7(+Z)(ヒトが作った人工の世界)+今、ここにいるあなたや私の存在

 或いは・・・。

 ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界+Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界+ヒトが作った人工の世界+今、ここにいるあなたや私

○追記1 世界1~世界3/世界4~世界5/(世界5~)世界6~世界7(+Z)/今、ここにいるあなたや私との関係
 1①世界1~世界3は、これ自体で自己完結している世界です。
 即ち、世界1~世界3の前提になり、基礎になり、根拠となり、元になった世界は存在しない(創造主である神を造った創造主である神は存在しないという意味。世界1~世界3のは、縦×横×高さの有る物質が造る3次元の空間と1次元からなる時空連続体の世界が生まれる前の世界で、無時間で無空間で無次元の世界なので、これ以上過去には溯れないからです)、ということです。

 2②世界4~世界5(Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界)は、世界1~世界3(ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界)を、前提にし、基礎に、インフラにしています。

 簡単に解説すると・・・。
 世界4~世界5(Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界)は、この世界に物質と、過去→現在→未来に向かって一方向にのみ流れる「時間の矢」を持つ時間が、初めて誕生した時空一体の世界です。
 この物質+時間のある世界を生み出した世界1~世界3(ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界)は、未だ物質も時間も存在していない無時間の非物質的な世界です。
 未だ物質も時間も存在しない世界は、心の世界、精神の世界と言われる世界です。
 精神の世界をこの世界の創造の原理としているという意味は、この世界は唯心論的天地創造原理で始まった、ということです。
 しかし、現実には、唯物論的自然科学は、世界1~世界3の存在を知らず、認めず、世界4~世界5(Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界の中だけで話の辻褄を合わせようとしています。
 例えば、最近知った次の本。

 松本俊吉 他著 進化論はなぜ哲学の問題になるのか 生物学の哲学の現在 <いま> 勁草書房

 この本は、2010年8月29日の朝日新聞の朝刊の「読書」欄で取り上げられています。
 評者の作家高村 薫氏が付けた? 批評の表題は、生物学で問う「実在とはなにか」。

 3③(世界5~)世界6~世界7(+Z)(ヒトが作った人工の世界)は、世界1~世界3(ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界)+世界4~世界5(Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界)を前提にし、基礎にし、インフラにしています。

 簡単に解説すると・・・
 (世界5~)世界6~世界7(+Z)は、世界1~世界3+世界4~世界5を、前提にし、基礎にし、インフラにしています。
 しかし、社会科学者は、自然科学に弱いことを口実に、前提の世界1~世界3+世界4~世界5を知ろうとせず或いは無視して、(世界5~)世界6~世界7(+Z)の中だけで話の辻褄を合わせることをしています。
 政治家となると、もう権力と金があれば何でも出来るようなことを言いだします。
 例えば、マルクス主義/共産主義。
 マルクス主義/共産主義が革命に役立たないと批判する社会学。
 憲法学や政治学など。

 4④今、ここにいるあなたや私の存在は、世界1~世界3(ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界)+世界4~世界5(Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界)+(世界5~)世界6~世界7(+Z)(ヒトが作った人工の世界)を前提にし、基礎にし、インフラにしています。

 簡単に解説すると・・・。
 世界1~世界5~世界7(+Z)からなる全体でただ一つの世界を、前提にし、基礎にし、インフラにして、自分が今ここに存在し生きることが可能になっていることを自覚的な知識にしている方、極めて稀、と申し上げて良いようです。

 以上。
 追記1の終わり

○追記2 原因=結果の因果必然の法則で関係を見る 2010/09/05 07:00
 1①世界1~世界3(ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界)+
 2②世界4~世界5(Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界)+
 3③(世界5~)世界6~世界7(+Z)(ヒトが作った人工の世界)+
 4④今、ここにいるあなたや私の存在

 1①世界1~世界3(ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界)。
 この世界は、ヒトがでっち上げたのではない、天然自然の存在の創造主であるΩ神=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神+自然法則+エネルギーの三位一体不可分の存在とその働きがある世界、と一般法則論では説明しています。
 この世界は、言い換えると、私たちが生まれ住むこの世界を造る宇宙大の目的/原因+宇宙大の目的を実現する原理/宇宙大の原因を結果に繋ぐ宇宙大で働いている因果必然の法則があるところです。

 分析すると・・・
 私たちが生まれ住むこの世界を造る宇宙大の目的/原因を最初から持つ存在=この世界を創造した宇宙的な第一原因者=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神。
 宇宙大の目的を実現する原理/宇宙大の原因を結果に繋ぐ宇宙大で働いている因果必然の法則=唯心論的天地創造の原理=自然法則+エネルギーの一体不可分の存在とその働き。

 総合すると・・・
 Ω神=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神+自然法則+エネルギーの三位一体不可分の存在とその働き。

 ②世界4~世界5(Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界)
 この世界は、宇宙大で働いている天地創造の第一原因者による天地創造が直接行なわれた因果必然の結果の世界です。
 これは、Ω神による天地創造が直接行なわれた宇宙大の最初の/第一の結果の世界。

 3③(世界5~)世界6~世界7(+Z)(ヒトが作った人工の世界)
 この世界は、Ω神による天地創造の目的である、Ω神の化身かつ分身の存在としてのヒト(宇宙大では宇宙人一般)が、Ω神が天地創造に使ったのと一つ同じ因果必然の法則である、自然法則+エネルギー一体不可分の存在とその働きに則って造った世界です。
 この世界は、Ω神が自らの化身かつ分身の存在のヒト(宇宙大では宇宙人一般)を介して造った因果必然の結果の世界です。
 この意味で、この世界は、第二の宇宙的な結果の世界、ということになります。
 もちろん、ヒト(宇宙大では宇宙人一般)中心に考えると、ヒトが、因果必然の法則である、自然法則+エネルギー一体不可分の存在とその働きに則って自ら直接作った結果の世界です。

 しかし、人類の多くは、未だこれを知らずにいます。
 その代わりに、「俺が、俺が」という自分個人の意志の力やお金の力や権力や自分の特権的な地位等に基づいてこの世界を作っている、こうしてこそ初めても自分の思い通りにこの世界を、自分の人生を、生きることが出来る、と間違って思い込んでいます。

 この間違いに気付いて、この世界を、この私を通してΩ神が直接造る世界にすることが、Ω神から見た自らの化身かつ分身の存在としてのヒト(宇宙大では宇宙人一般)の本来の生き方の原理です。
 言い換えると、これが、ヒトの生き方の究極の目標であり、同時に自動的かつ必然的に地上に神の国/地上の天国を造り出す原理です。
 こうすることを、無我無心になって、Ω神に全部任せて生きる生き方、と言います。
 言い換えると、Ω神=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神+自然法則+エネルギーの三位一体不可分の存在とその働きで出来ているこの世界の成り立ちと仕組みを丸ごと利用して生きる生き方、を意味しています。
 こうできた状態を、神経言語プログラミングでは「ゾーンに入る」/俗に言う「神が降りている状態」/悟りの世界を生きている/無我無心の世界にある等と表現します。

 名人/達人/天才になる原理に基づいて実際に名人/達人/天才になるための真摯な修行が、累積一万時間または十年必要と言われる意味は、修行の前は「俺が俺が」のヒトが、それをするに当って無我無心になることが自然に出来、これが常態になるのに必要な一般的な時間の量、と理解することができます。
 何でもそうですが、Ω神に任せてやってこそ、それを名人/達人/天才みが能くする仕事にすることが、初めて出来ます。

 4④今、ここにいるあなたや私の存在。
 今、ここにいるあなたや私は、上に説明した1~3/①~③を、今、ここで一つに総合して体現して生きている存在です。
 正確には、こうあるべき存在です。
 いま、これが、あなた5/⑤自身は、どの程度できている、と思いますか?

 以上。

 追記2の終わり

○まとめ
 全宇宙史=世界1/Ⅰ~世界5/Ⅴ~世界7/Ⅶ(+Z)の新しい表記の仕方を説明しました。
★黒星

 例ににより、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。

Ω神によるヒトの愛し方の目的と原理

2010-09-11 00:51:18 | 一口解説/一口メモ
 Ω神によるヒトの愛し方の目的と原理

○このブログを初めて読んでくださる方は次の文を先に読んで下さい。
 「哲学の道具箱」という本で哲学的思考の大前提を再確認する 2009-07-02 05:01 掲載
 この文は、紙に印字して良く読んでくださることを、お願いいたします。

○一般法則論の世界観の図解
 以下のものを参考に、入れ子構造の図解を、まずしてください。
 入れ子構造の描き方や記号の意味は、このブログの2008年12月3日の文をお読みください。
 この文は、紙に印字してよく読んでくださることをお願いします。

世界Ⅰ 〔世界Ⅱ「魔境  (世界Ⅲ(世界Ⅳ  (世界Ⅴ (世界Ⅵ    (世界Ⅶ)))))」〕 世界Ⅰ
         妄想
Ω神= 〔A→   ∥Z→ (B→ (C→   (D→  (H→E→F→G→(M)))))∥〕    Ω=神の国
  ∥        ↑  理法  自然   物的   俗・人・子・文歴  記憶
(心的なD)    M(記憶)        Ω人   人・生・孫・化史  ↓
唯一絶対                     


○この文の目的
 この文では、Ω神によるヒトの愛し方の目的と原理を考察します。
 結論を先に言えば・・・。
 Ω神は、あなたを他の誰でも無いあなたという個別具体的な特定の特別の存在として、絶対的に認識し、絶対的に愛します。
 これが、Ω神の愛し方の目的と原理です。
 Ω神のヒトに対する愛し方の目的と原理は、あなたと私の愛し方の目的と原理にも自動的かつ必然的に当て嵌まります。
 神は、あなたや私という特定の存在を愛するのではなくて、異性一般/ヒト一般=人類という「類」的存在としてのみ認識して包括的にのみ愛するので、あなたや私という特定の存在の生死や幸・不幸には全く関心が無い! という考え方は間違いです。

○Ω神にとってヒト(宇宙大では宇宙人一般)は如何なる存在か
 ヒトとヒトの生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神にとって、ヒトは如何なる存在か?
 この答えは、大別すると、二つの可能性しかありません。

 一つは、あなたや私という特定の個性的な存在は、Ω神にとって、人類という生物の「種」の一員であると同時に、他の誰でも無い、あなたや私という特別の存在である、という答えです。

 今一つは、Ω神にとって、あなたや私という個の存在は眼中には全く存在せず、人類という生物の「種」の一員であるに過ぎず、あなたや私という特定の個人的な存在の生死や幸・不幸には全く関心が無い! という答えです。

 そして、この世界の根源的で根本的な究極の天地創造の目的/原因/原理/理由/根拠であるΩ神にとっては、他の誰でもない、あなたや私という個別具体的な特定の存在こそ、天地創造の直接の目的であり、大事な存在になっている、という事実です。
 ヒトの生き方の目的と原理やこれをハウツー化した潜在意識の法則の活用法/引き寄せの法則の活用法は、他の誰でもない、あなたや私という個別具体的な特定の存在の為に存在しているものです。
 この点で、ひげ鯨類の餌になるオキアミとは、あなたや私は異なる、ということです。
 オキアミも、オキアミを食らうひげ鯨類も、Ω神の化身かつ分身の存在では断じて無いからです。
 以上の話を、以下にもう少し詳しく説明します。

○Ω神のヒトの愛し方の目的と原理
 Ω神によるヒトの愛し方の目的と原理の起源は、Ω神による天地創造の目的と原理から自動的かつ必然的に流れ出てきます。
 一般法則論の理解では、全てのヒト(宇宙大では宇宙人一般)は、ヒトとヒトが生まれ住むこの世界を創造した天然自然の存在の創造主であるΩ神自身の完全完璧な化身かつ分身の存在として造られています。→悟りの体験で分かること。
 Ω神は、Ω神自身の化身かつ分身の存在としてのヒト(宇宙大では宇宙人一般)を、無限に多様に創造して、その一人ひとりになって生まれ、生きて、様々な体験をして遊び楽しむことを、地球大、宇宙大で唯一・絶対・普遍かつ不動・不変の目的にしています。
 この天地創造の目的を実現するために、最初にヒト(宇宙大では宇宙人一般)が生まれ住む天然自然の世界を、ヒト(宇宙大では宇宙人一般)が生まれ住み生きるために必要なインフラとして造り、この天然自然の世界の中に進化の過程を経て、天然自然の世界から生え抜きの存在のヒト(宇宙大では宇宙人一般)を誕生させたのです。
 この目的を完全完璧に実現するために、Ω神は、あなたや私になって、他の誰でも無いあなたらしく或いは私らしく生きたい訳です。
 こうでなかったら、Ω神が他の誰でも無いあなたや私に生まれた目的も理由も根拠も意味も甲斐もなくなってしまうというものです。
 だから、Ω神は、全てのヒトに唯一・絶対・普遍的に等しく、それが誰であっても、唯一・絶対・普遍的にその存在を認め、唯一・絶対・普遍的に愛することになります。
 Ω神には、こういう愛し方しか出来ないのです。

 Ω神がヒトを愛することにおいて、常に手放しで愛します。
 即ち、Ω神は、無条件で、無制約で、何の留保もためらいも無しに、真剣に、一日24時間、一年365日、一生涯を通して、いつでもどこでも少しも変わらずに唯一・絶対・普遍的な愛し方のみをします。
 自他共に絶対肯定の愛し方、自他共に絶対的にWIN&WINの関係になる愛し方、自他共に絶対的にHappy&Happyの関係になる愛し方しか、Ω神は出来ないのです。

 この事実は、Ω神がこの世界の創造主である本質を持つことから自動的かつ必然的に、論理的に引き出すことができます。詳しいことは、改めて、創造主であるΩ神とは何かの説明に譲ります。

 Ω神は、あなたや私を愛する。
 これは、例えば正六面体のさいころの各目が出る確率が1/6になるという確率的な偶然の法則にも表れています。
 正六面体のさいころという形状の物に対して働いている因果必然の自然法則は、特定の面だけをえこひいきすることができず、全ての面に等しくしか働けないという絶対的な属性を持っています。
 言い換えると、正六面体の全ての面に、地球大、宇宙大で唯一・絶対・普遍的に等しく、個別具体的にΩ神の法則が行き届く、という意味です。
 そこで、正六面体のさいころを振れば、自動的かつ必然的に、その面全てが等しく1/6の割合で出ることになります。
 この理屈が、Ω神がヒトを愛することにも自動的かつ必然的に働いています。
 即ち、ヒトの数だけ、個別具体的にΩ神の愛が行き届く、ということです。

○ヒト(宇宙大では宇宙人一般)は生態学的な食物連鎖の外に、これを絶対的に超越して存在している 2010年9月11日夜22時過ぎ追加
 ヒト(宇宙大では宇宙人一般)は、Ω神による天地創造の目的である、Ω神自身の化身かつ分身の存在のヒトです。
 この生物学的/生態学的な意味は、ヒト(宇宙大では宇宙人一般)は、生物の食物連鎖の外に、これを絶対的に超越して存在している、ということです。
 この点で、例えば、ひげ鯨類の餌になるオキアミは、あなたや私とは根本的に異なる存在だ、ということです。
 オキアミやこれを食らうひげ鯨類は、天然自然の世界の中で、食物連鎖の秩序の中に埋没して生きている生物であることを意味します。
 そして、食物連鎖の秩序の中に居る生物種である限り、Ω神の化身かつ分身の存在では絶対に在り得ないことに自動的かつ必然的になります。
 即ち、オキアミやこれを食らうひげ鯨類は、個々の生物個体としてではなくて、食物連鎖の中に存在する生物種/類的な存在としてのみこの世に存在しているのです。
 生態学的な食物連鎖の中に存在する鯨やイルカ類を、ヒトの存在と同じに扱おうとする欧米の鯨類保護運動は、一種の宗教信仰の世界だと分かります。
 人類もかって、剣虎などの餌になっていた時期があったようですが、この時代は、ヒトは未だΩ神の化身かつ分身の存在のヒトでは在り得なかった訳です。
 この観点で見ると、ヒトの愛玩物になり、特定の名前を付けて飼われる犬や猫は特別な存在だ、と気がつきます。
 それでもなお、ペットの犬や猫が、ヒト(宇宙大では宇宙人一般)と対等に、潜在意識の法則の活用法/引き寄せの法則の活用法を自覚的に意図的に使う、Ω神の化身かつ分身の存在になることは絶対にありません。

○Ω神の愛し方の目的と原理はヒト同士が愛し合うための目的と原理になる
 Ω神によるヒトの愛し方の目的と原理は、ヒト同士、特に男女間での愛し方の目的と原理に自動的かつ必然的になります。
 全てのヒトは、Ω神の化身かつ分身の存在のヒトだからです。
 これは、ヒト同士、例えば、あなたと私の間で、あなたというΩ神と私というΩ神が直接向き合って愛し合う形になります。
 Ω神の化身かつ分身の存在のヒトの生き方の究極のあり方は、Ω神が特定のヒト/他の誰でも無いあなたや私という独自の身心を使って直接生きることです。
 言い換えると・・・、
 例えば、あなたを本当に愛しているヒトとは、あなたに、大きな声で繰り返し「愛しています!」という相手や力ずくで強引に迫る相手(それだけ私一人に対する思いが強く愛されている証拠と勘違いする女性が結構いて、単に体だけが目的だと気付かないこともあるようです)や「百万本のバラの花」を贈ってくれる相手ではなくて、Ω神が造ったこの世界の成り立ちと仕組みをよく理解して、これに則って、無我無心であなたを恋し愛してくれるヒトです。
 こういう相手こそ、あなたを本当に愛する本物の相手です。
 名人/達人/天才になる原理に則って実際に名人/達人/天才になるには、累積1万時間或いは十年間の真摯な修行が必要だという発見は、つまるところ、「俺が俺が」で事を成すことが無くなり、全知全能のΩ神に事を任せてやってもらうことが常に自然に出来る、無我無心になることを覚えるための修行が出来る最低限の時間量、という意味であることは、別の文でも指摘しました。
 名人/達人/天才とは、正に、神掛かりの演技/仕事が出来る状態を頻繁に作り出せる事を意味します。
 同じ意味で、他の誰でも無いあなたをあなたと認め受け入れて(恋し)愛する名人/達人/天才は、無我無心になって、己を空しゅうしてヒトを愛するためのそれなりの修行を積んでいるはずです。

○類的存在としてのヒトのみを愛するという間違い
 神は、あなたや私一人のための神ではない。
 神は、神という概念の中にすでに万人のためにのみ存在している、という意味を含んでいる。
 したがって、神は、あなたや私をえこひいきすることが原理的に出来ない。
 神は、万人を等しく包括的に愛する愛、即ち、いわゆる「博愛」しか知らない。
 神は、あなたや私という特定の存在を目的にして愛するのではなくて、「最大多数の最大幸福」式に、異性一般/ヒト一般=人類という「類」的存在としてのみヒトを認識して愛するので、あなたや私という特定の個人の存在の生死や幸・不幸には、神は全く関心が無い!
 このように、神の愛を説く人たちがいます。
 そして、一夫一婦制という結婚の形態は神から見ると、個人的なエゴに基づくもので、間違っている、と彼等は言います。
 このような考え方は、結論から言えば、ヒトにとっての神、神にとってのヒトの関係を、一般法則論が発見したように正しく知る以前の、間違った考え方です。
 また、原理的にも、神は万人にとっての神だから、各人を個別具体的に愛することは出来ず、万人を等しく包括的にのみ愛する博愛の形でしか神はヒトを愛せないという考え方は、間違いです。
 即ち、正六面体のさいころの各面の目が絶対的に等しく出ることで分かるように、Ω神はさいころ全体を包括的に見ているだけでなく、さいころの各面も個別具体的に絶対的に等しく見ているように、人類(宇宙大では宇宙人一般)のレベルだけではなくて、ヒトの数だけ、常に必ず全てのヒト一人ひとりの所に等しく、神の愛は個別具体的に行き渡るようになっています。
 何しろ、この世界を造り、支配しているΩ神=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神+自然法則+エネルギーの三位一体不可分の存在とその働きがさいころになり、あなたや私になっているのですから、Ω神には全てがお見通しであることに自動的かつ必然的になります。

 ヒトの数だけ、全てのヒト一人ひとりに神の愛が個別具体的かつ特定的に行き渡る原理を、「神の下の平等の原理」と言います(2010年9月11日午後追記)。

 この事実を、神の愛は博愛のみ、と言い張る人たちは、知らないふりをしているのです。
 あなたは、双六遊び等でさいころを振るときに、今、上に説明したことを自覚的な知識にしたことがありますか・・・。

○神の愛は博愛のみという実例 ヤマギシ会の山岸巳代蔵
 神の愛は、特定の個人に向けられることは無い。
 特定の個人にのみ向けられた愛は、個人の所有物があるという考え方も含めて、間違った個人的なエゴから生まれる。
 神の愛は、常に、万人に向けられた包括的な愛、即ち、博愛しかない。
 この実例は、私有財産を否定し、共産主義的な共同体を実践するヤマギシ会の創始者の山岸巳代蔵(1901~1961)氏の考え方です。
 彼は、悟りの体験をして、老荘的な意味の「真人」になったと自称しています。→玉川しんめい著 真人山岸巳代蔵 流動出版 1979年 絶版
 ヤマギシ会に関するある報告によると、特定の男女間での結婚を否定するので、会で行なわれる研修会で、いわゆる「夫婦交換」を事実上強要して、これをした夫婦を、会の幹部が「出来た! 出来た!」と褒めるということをしています。
 しかし、私が上掲の玉川しんめい著の伝記本で知る限り、彼の奥さんが、そんな考えは間違っています! と諌めるのも聞かず、女性ならば誰とでもやりたい彼が、これを実践するために、神の愛は特定の男女間の愛を否定する博愛のみであり、悟りを開いたヒトは神の如く特定の相手のみを愛するエゴ的な愛のあり方を捨てて、博愛にのみ生きるものだ、と言い張り、これを実際に行なっただけのものとしか思えません。
 即ち、彼の単なる個人的な性癖を、宇宙大の原理に勝手に格上げして実践したのです。
 結婚制度や性道徳を無視して異性の誰とでも自由に好きなだけ性行為をするのが神意に適う。
 こういう教えを、山岸巳代蔵という悟りを開いたという人物が宗教的な権威を持ってヒトに向かって説けば、これを大歓迎する人たちが現れても不思議ではありませんね。
 同様に、フリー・セックスを説くバグワン・ラジネーシ、俗に言う和尚の教えに飛び付いた人たちが世界中にいたのも、この観点で理解できます。

○マルクスの場合
 マルクスは、「人間は類的な存在」と言ったと聞いています。
 このマルクスの言葉でインターネットを検索すると、多くの人たちによって、人間に関する真理を指摘した言葉として引用されていることが分かります。
 しかし、「ヒトは類的存在」という言葉が実際に意味することは、あなたがあなたであることには何の意味もなく、あなたが他の誰でも無い独自の個性を持つ存在のあなたであることは一切必要ではない!!! ということです。
 というよりも、あなたが他の誰でも無いあなたであることは、また、あなたが例えば日本民族の一員であることは、それだけで他者や他民族と自動的かつ必然的に、「全てのヒトは平等の存在だ」という命題を否定する全く好ましく無い差別化を更には格差を生み出し、類的な存在の人たちや民族と異なる特権的な地位や階級になり、他者/他民族と抑圧したり抑圧されたりする関係になり、この結果対立する存在になるから、あなたは、人類の一員という「類」的存在以上の者であってはならない!!! ということです。
 全てのヒトが類的な存在になれば、差別化や格差は無くなり、階級も無くなり、自動的かつ必然的に全てのヒトが平等の存在になるし、民族対立も自動的かつ必然的に解消して、民族毎に存在する国家も無くなり、国境の無い一つの万々歳の世界が誕生する、という訳です。
 こうだと知った後も、なお、他の誰でも無い自分であることを捨てて類的存在になりたい人たちが、後を絶たないようです。
 もっと具体的に言えば、あなたの存在が類的存在の枠を食み出し、社会主義/共産主義革命にとって邪魔な存在だと誰かによって独断的に一方的に決め付けられたら、いとも簡単に革命の名で殺される、ということです。
 こうやって、レーニンもスターリンも毛沢東もポルポトも、何の罪も無い人たちを大量に殺したのです。この総計は、二億人~三億人になると聞きます。
 しかし、実際には、革命によって社会主義/共産主義社会が実現すると、この社会体制の中では全てのヒトが同じ「類的存在」であることしか認めないはずなのに、各人の人権が最大限に尊重される豊かで健康な地上の天国が実現する、と本当に信じているノー天気の人たちが、学校に先生の中にいるようです。
 民主党政権を作り出した、ばら撒き福祉を期待する人たちは、類的な存在化し、日本国民の家畜化がそれだけ進んだ証拠、という主張を先日知りました。正にこの通りでしょう。

○ばら撒き福祉に見る「最大多数の最大幸福」式の博愛
 左翼政権と理解できる現在の民主党政府は、いわゆるばら撒き福祉をおこなっています。
 これは、J・ベンサム(1748~1832年)の言う「最大多数の最大幸福」という原理に則ったもの、ということができます。
 この考え方も、あなたや私の個人的な要求や希望に適うものであることを前提にはしていせん。
 「法の下の平等の原理」は、「神の下の平等の原理」とは異なり、結局、「最大多数の最大幸福」式の博愛の枠内でしか機能しません。
 あなたの隣に住む金持ちから税金の形でむしり取られた金は、あなたの所により多く配分されることなど「法の前の平等の原理」の下では有り得ません。

○通り一遍の愛し方、愛され方しか知らない人たち
 Ω神の愛し方の目的と原理は、しかし、未だ世間一般には知られていません。
 世間一般で行なわれているのは、通り一遍の愛し方や愛され方です。
 そして、多くの方々が、これしか愛の形を知らないようです。

○必要で大切なのは他の誰でも無い存在のヒトとして愛する神の愛し方をすること
 再確認すると、私たちが日常的に必要としているのは、それぞれが異なる個性を持つ自他の存在を、その通りに愛することができるΩ神の愛し方ができることです。
 これは、言い換えると、愛し方の名人/達人/天才になることです。
 愛し方の名人/達人/天才になるとは、無我無心で無私になって、Ω神が他の誰でも無いこの私を通して自他の存在を直接愛するように、自分をΩ神に向かって解放することが出来るようになることです。このための修行をすることです。

 但し、Ω神の愛し方の目的と原理を悟ることは、原理的には一瞬間で可能です。この情報は、世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)+今ここにいるあなたや私からなる全宇宙史の中で、無時間で無空間の世界の世界Ⅰにあり、Ω神の化身かつ分身の存在のヒトの心もここを起源とし、この世界の中で働いているのですから。
 本当に、私が愛しているのでは無くて、私を通して全知全能の全てを知り、全てが可能なΩ神が愛するのに従っているだけなのだ・・・、と気付くことがあります。 

 自他を愛するとはこういうことなのだ、と改めて教えられたのは、私には受け入れがたい女性を、手放しで受け入れて愛することを実際に行なっている男性を知ったときです。この体験は私の二十代だったか三十代のある日でした。
 このような話の例は、以下の漫画の話。

 業田良家 自虐の詩 上下 竹書房 1996年

 この本は、2004年2月、NHKBSの「まんが夜話」で取り上げられて、いしかわじゅん氏その他の方々が「神が降りている作品」と紹介するので、早速買い求めたものです。

○性と結婚の原理の確認 2010年6月7日の文
 業田良家 自虐の詩 上下 を読むと、強烈な内容なので、口直しが必要になるかも知れません。
 そこで、本当のご縁のある仲とは、如何なるものかを、再確認します。→2010年6月7日の文からです。

 Ω神が定めたと推測する結婚の原理は・・・、
 自分が恋し愛する相手或いは自分が優れた素質があると思う相手との間に子孫を残す為の結婚です。
 そして、結婚後は、安定した家庭を築き(→二人の間を死が別つまで一夫一婦制の結婚)、自分達の子供たちをしてΩ神の化身かつ分身の存在のヒトとしての自覚が生まれるように子育てをすることです。
 結婚するとはこういうものだ!!! としっかりと自覚的に意図的に覚悟を決めて、これ以外の相手とは出来心にでも間違いを起こさないような関係を保つことです。
 こうすると決意し、覚悟すると、自動的かつ必然的に、心に決意して思うことが自動的かつ必然的にその通りに実現する潜在意識の法則/引き寄せの法則の働きが発動して、その通りに実現します。詳しい話は改めて別の文にします。
 これは、Ω神が造ったこの世界の成り立ちと仕組みを丸ごと活用する祈り、と一般法則論では言います。
 この結果、しばしば「意味のある偶然の一致体験」の形で実際に出合って一目ぼれした相手(「真の恋は一目ぼれ」とシェイクスピア)こそ、本物のご縁がある相手です。
 
○性情報の氾濫について
 新聞に載っていた雑誌の広告で、性に関する情報が氾濫していることについて嘆く識者がいることを知りました。
 確かにこの通りです。
 しかし、「世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)+今、ここに居るあなたや私」の全体を一気に一度に視野に入れて性と結婚の目的と原理についてする哲学的な考察は、今、なお少ないといえます。

○脳外科医の女性が夫の浮気を勧めるという話
 先日、「新婚さんいらっしゃい」とかいう番組に登場した脳外科医だという女性は、夫が浮気をするのを強く望んでいると発言しました。
 目的は、夫の浮気相手の女性の所に乗り込んで、その女性がどんな顔をして、どう取り乱すのかを知りたい! ということでした。
 しかし、この女医さんは、今、社会問題にまでなっている子宮頸がんに関する基礎的な知識を持っていないと分かります。
 ご主人の浮気の付けを自分に自動的かつ必然的に回されることについて、この女医さんは気がついてないわけです。
 幸い、ご主人の方は、浮気など怖くてできません! ときっぱりと言っていましたが。
 もう何年もまえの関西発のラジオ番組に、エイズのことが社会的な関心を集めているのに、恋人が先週海外に買春旅行に出かけて帰って来たばかりで、早速性行為をしたのだけれども、かねてより磨いている女の私の体と性的なテクニックで、彼を自分にこれから先も繋ぎとめておく自信があるという、父親が病院を経営しているという娘さんがいました。
 この娘さんと言い、先の女医さんと言い、その愚かさは、どうしようも無いレベルですね。

○まとめ
 話があちこちに脱線しましたが、Ω神によるヒトを愛する目的とその原理について、簡単に確認しました。
 これは、同時に、Ω神の化身かつ分身の存在のヒト同士の自他の愛し方の目的と原理にもなることを指摘しました。

 例により、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。

抽象のハシゴのレベル-1~-3に関する覚書

2010-09-09 16:16:12 | 一口解説/一口メモ
抽象のハシゴのレベル1~3に関する覚書

○このブログを初めて読んでくださる方は次の文を先に読んで下さい。
 「哲学の道具箱」という本で哲学的思考の大前提を再確認する 2009-07-02 05:01 掲載
 この文は、紙に印字して良く読んでくださることを、お願いいたします。

○一般法則論の世界観の図解
 以下のものを参考に、入れ子構造の図解を、まずしてください。
 入れ子構造の描き方や記号の意味は、このブログの2008年12月3日の文をお読みください。
 この文は、紙に印字してよく読んでくださることをお願いします。

世界Ⅰ 〔世界Ⅱ「魔境  (世界Ⅲ(世界Ⅳ  (世界Ⅴ (世界Ⅵ    (世界Ⅶ)))))」〕 世界Ⅰ
         妄想
Ω神= 〔A→   ∥Z→ (B→ (C→   (D→  (H→E→F→G→(M)))))∥〕    Ω=神の国
  ∥        ↑  理法  自然   物的   俗・人・子・文歴  記憶
(心的なD)    M(記憶)        Ω人   人・生・孫・化史  ↓
唯一絶対 


○この文の目的
 この文では、S・I・ハヤカワ 大久保忠利/訳 思想と行動における言語に登場する「抽象のハシゴ」(abstraction ladder)の図解を紹介した文の中で、抽象のハシゴのレベル1、2、3について書き落としたことを簡単に述べます。
 まずは、抽象のハシゴの図解を、ここに再掲載。→2010-09-08 05:09:45の文

○抽象のハシゴ
 ハヤカワの本の第二部 言語と思考 10 われわれはどうやって知るか
 1 牝牛ベッシー
 2 抽象の過程
 ここに抽象のハシゴの図解があります。

 写真を撮るようにこの図解をここにすることが出来ませんので、概念図の形になります。

 抽象のハシゴ
 (下から上に読む)

 8富       8 「富」という語はきわめて高いレベルの抽象で、ベッシーの殆ど全ての特性が無視されている。

 7資産      7 ベッシーを「資産」というとき、更に多くの特性が落ちている。

 6農場資産    6 ベッシーが「農場資産」の一つとして数えられる場合。
            ベッシーと農場の他の全ての売れる物件とに共通の点だけが言及されている(ここに字数が収まるように意訳)。

 5家畜      5 ベッシーが「家畜」と呼ばれる時は、それが豚、ニワトリ、ヤギ、等々と共有している特性だけを指している。
            (地図の地図の地図を意味しています)

 4牝牛      4 「牝牛」の語は、我々が牝牛1、牝牛2、牝牛3、・・・・牝牛nに共通の特性を抽象したものを代表する。
            特定の牝牛に固有な特性は捨てられている(地図の地図を意味しています)。

 3ベッシー    3 「ベッシー」(牝牛1)の語は、2のレベルの知覚対象にわれわれが与えた名である(現地の地図)。
            名(地図)は対象(現地)そのものでは無い。それはただ対象を代表し、対象の諸特性の多くに言及しない。

 2過程ー牝牛   2 われわれが知覚する牝牛は、語ではなく、経験の対象である。
            われわれの神経系が過程ー牝牛を形成する全体から抽象(選択)したもの。
            過程ー牝牛の多くの特性は落ちている。

 1科学的に知られている牝牛そのもの(抽象のハシゴを一本の立ち木に譬えると、木が根を地下に張って立っている地面そのもののレベル)
          1 今日の科学の推定では、究極的には原子、電子等からなる。
            諸特性(○□△で示す)は無限でまた常に変化しつつある。
            これが、過程のレベルである。

-1 牝牛そのものを造り出した、自然法則+エネルギー一体不可分の存在とその働きがある。    

-2 自然法則+エネルギー一体不可分の存在とその働きをいわば道具に使って牝牛を創造した「創造主である神」が存在している。

-3 天然自然の創造主であるΩ神=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神+自然法則+エネルギーの三位一体不可分の存在とその働きが最初にある。
Ω神が存在している世界は、牝牛ベッシーだけでなく、私たちヒト(宇宙大では宇宙人一般)とヒトが生まれ住むこの世界を創造した根源的で根本的な究極の天地創造の目的/原因/原理/理由/根拠がある世界を意味します。

○訳者大久保先生の注記
 1ー8は、それぞれのレベル(段階)。
 1は、原子的過程のレベル。
 2は、知覚レベル。
 3から上が、言語レベル。

○抽象のハシゴのレベル -1~-3は一般法則論の世界観
 この抽象のハシゴを何度も読む中で、抽象のハシゴ1のレベルの下には、私が幼児のときから知っている、この世界を絶対的に支配している法則があることに直ぐに気付きました。
 この世界を絶対的に支配している自然の法則は、-1になります。
 そして、これが、ハヤカワのこの本を買ってから約二年後に、-2、-3を発見する悟りの体験に繋がりました。

○抽象のハシゴのレベル1以下はヒト(宇宙大では宇宙人一般)の無意識の心の中にある世界に属している
 抽象のハシゴのレベル1以下、即ち、Ω神=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神+自然法則+エネルギーの三位一体不可分の存在とその働きが直接造り出したこの世界の成り立ちと仕組みは、ヒト(宇宙大では宇宙人一般)の無意識の心の中にある世界に属しています。
 Ω神の化身かつ分身の存在のヒト(宇宙大では宇宙人一般)の心は、この世界を造ったΩ神と一つ同じ、Ω神=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神+自然 法則+エネルギーの三位一体不可分の存在とその働きで出来ています。
 この為に、ヒト(宇宙大では宇宙人一般)の心でΩ神が造ったこの世界の成り立ちと仕組みを正確に認識し理解し操作をすることが可能になっているわけです。
 しかし、なお、ヒトがこの世に生まれた時には基本的に、Ω神が造ったこの世界の成り立ちと仕組みは、ヒト/人類(宇宙大では宇宙人一般)の無意識/潜在意識の心に属しています。
 即ち、ヒトの無意識/潜在意識の世界に存在しているものは、仮令それが目の前にあっても、それに気付かず、仮令目に入っていても見えない存在だ、という意味です。
 ところで、目に見えない存在は、即、実際に、現実に、存在しないし、存在し得ないものだ、と論理の飛躍をする人たちが、世の中には多数います。
 自然科学の世界の中だって、例えば「エネルギー」のように19世紀にその存在が発見されるまで自然科学的に知られていなくても実際には存在していた物があるのに、別の例では、ニュートンが発見するまでその存在が自然科学的に知られていなかった万有引力の法則の例もあるのに、この事を知っているはずの自然科学者までが、例えば心/精神/魂の存在は目には見えないから実際には存在しない! と言い張るようなことが、実際に起こります。
 心には、意識のある心の部分と無意識/潜在意識の心の部分があります。
 無意識/潜在意識の心の部分は、意識のある心では一般に知り得ません。
 無意識/潜在意識の心の発見は、G・フロイトが19世紀に行ないました。
 しかし、この後現在に至るまで、無意識/潜在意識の心の存在とその働きを否定する人たちが、唯物論者の中には少なくないようです。
 自然科学者は、天然自然の世界の現象を、確率的な偶然の法則+自然法則+エネルギー三位一体不可分の存在とこの働きで説明しますが、自然法則+エネルギー一体不可分の存在とその働きは、自然科学者にとっても自明ではありません。
 このことを、自然科学者の一部は未だ自覚的な知識にしていないのかも知れません。

○抽象のハシゴのレベル1からレベル2は無意識の心の中にある世界を意識化し自覚化し認識することを意味している
 抽象のハシゴにおいて、抽象のレベルを1からレベル2に上がることは、無意識/潜在意識の心の中にあるレベル1の世界を意識化し。自覚化し認識すること/地図の基になっている現地を地図化することを意味しています。
 これによって、無意識/潜在意識に属していた世界の存在を、意識のある心に存在する世界として扱うことが出来るようになります。
 具体的には、レベル1以下の世界に、意識的に自覚的に目的を持って働きかけることができるようになる、ということです。
 この一つの成果が、経験則的な発見や自然科学的な発見に基づいた科学的な技術と、これによる科学的な文化・文明です。

○抽象のハシゴのレベル2からレベル3へ上がる事は固有名詞から一般名詞化を意味し、学問一般の始まりを意味する
 抽象のハシゴのレベル2からレベル3へ上がる事は、レベル2の固有名詞が付けられた特定の存在/システムが造られる基になった「それをそれにする原理的仕組み」の発見/気付きによって、例えば「ポチは犬だ」に一般名詞化をされることを意味します。
 これは、Ω神が造ったこの世界の成り立ちと仕組みを体系的に網羅的に分析し解明する学問一般の始まりであることも意味します。
 例えば、旅行先で採集した昆虫の学名を調べるうちに、この昆虫はこれまで知られて居なかった種類の物で、本当にそうであるか、世界中の文献を調べて、確かに新発見の昆虫と分かり、新しく学名を付けて発表する、という場合。

○多剤耐性菌 目に見えない存在の取り扱い方 見える化の自覚的な工夫の必要性
 抽象のハシゴのレベル1の存在は、基本的には、ヒトの無意識/潜在意識の世界の存在です。
 特に病原性細菌のような存在は、それがそこに存在していても、ヒトの目に見えません。
 これは、注意が必要です。
 今、複数の抗生物質が効かなくなる多剤耐性菌アシネトバクター菌が、東京都内の複数の病院で感染を広げていることが問題になっています。
 もちろん、多剤耐性菌アシネトバクターは、ヒトの肉眼では見えません。
 自然法則+エネルギー一体不可分の存在とその働きもそうですが、ヒトの目には見えない存在に気付いて、これを取り扱うには、これを見える化する工夫を何かしないと、中々上手く行きません。例えば、テレビで電源スイッチが入っているときには、これが分かる赤いLEDランプが点灯するなど。
 特に、「見えないものは存在しない」と常日頃言っているヒトは、自らのその言葉で足を掬われる事になりかねません。
 目には見えない存在に気付いて、これと上手にお付き合いすることにおいて、ヒト/人類は未だ扱い慣れていないのかも知れません。
 この点で、あなたはどうですか!?

○物忘れ 見えていたものが見えなくなる 見える化の工夫 置き場所を決めた所にのみ置くなど
 ヒト/人類は、何かの原因で、物忘れをします。
 これは、意識のある心でその存在を知っていた物を、無意識/潜在意識の心の世界の存在にしてしまうことです。
 この対策には、例えば旅行に持って行く物のチェック・リストや記憶術がよく使われますね。
 
○まとめ
 この文では、S・I・ハヤカワ 大久保忠利/訳 思想と行動における言語に登場する「抽象のハシゴ」のレベル1~3について、気がついたことを説明しました。


 例により、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。

病気の観点で知るヒトの身心の仕組み

2010-09-08 16:45:33 | 一口解説/一口メモ
病気の観点で知るヒトの身心の仕組み

○このブログを初めて読んでくださる方は次の文を先に読んで下さい。
 「哲学の道具箱」という本で哲学的思考の大前提を再確認する 2009-07-02 05:01 掲載
 この文は、紙に印字して良く読んでくださることを、お願いいたします。

○一般法則論の世界観の図解
 以下のものを参考に、入れ子構造の図解を、まずしてください。
 入れ子構造の描き方や記号の意味は、このブログの2008年12月3日の文をお読みください。
 この文は、紙に印字してよく読んでくださることをお願いします。

世界Ⅰ 〔世界Ⅱ「魔境  (世界Ⅲ(世界Ⅳ  (世界Ⅴ (世界Ⅵ    (世界Ⅶ)))))」〕 世界Ⅰ
         妄想
Ω神= 〔A→   ∥Z→ (B→ (C→   (D→  (H→E→F→G→(M)))))∥〕    Ω=神の国
  ∥        ↑  理法  自然   物的   俗・人・子・文歴  記憶
(心的なD)    M(記憶)        Ω人   人・生・孫・化史  ↓
唯一絶対 


○この文の目的
 この文では、病気の観点で知る、ヒトの心身の仕組みを観てみます。

○Ω神が造ったヒト(宇宙大では宇宙人一般)の心身の仕組み
 一般法則論の理解では、全てのヒト(宇宙大では宇宙人一般)は、ヒトとヒトが生まれ住むこの世界を創造した天然自然の存在の創造主であるΩ神によって、Ω神自身の完全完璧な化身かつ分身の存在として造られています。
 Ω神は、Ω神自身の化身かつ分身の存在としてのヒト(宇宙大では宇宙人一般)を無限に多様に創造して、その一人ひとりになって生まれ、生きて、様々な体験をして遊び楽しみたいと唯一・絶対・普遍的に思って、最初にヒト(宇宙大では宇宙人一般)が生まれ住む天然自然の世界をヒト(宇宙大では宇宙人一般)のためのインフラとして造り、ここに進化の過程を経て、ヒト(宇宙大では宇宙人一般)を誕生させることを、天地創造の唯一・絶対・普遍の目的にしています。
 この目的を完全完璧に実現するために、Ω神にとっては、ヒト(宇宙大では宇宙人一般)をΩ神自らの化身かつ分身の存在のヒトに造っただけではなくて、全てのヒト(宇宙大では宇宙人一般)は、原理的には身心共に完全完璧に健康/健全に造り、病気などというものは無いことになっています。
 本当に、Ω神はあなたや私になって、あなたらしく或いは私らしく生きたいのに、何かの病気になって寝たきりになったり、寝たきりにならないまでも体の何処かに故障があってその活動が制限・制約されたりしたのでは、Ω神が他の誰でも無いあなたや私に生まれた甲斐がなくなってしまうというものです。だから間違って病気になったヒトを治すことにおいて、Ω神は、全てのヒトに唯一・絶対・普遍的に等しく、それが何の病気であっても、それを治すことに常に真剣だし、いつでもどこでもそれを治すために自然治癒力/自然回復力の働きの形で直ちに駆けつけてくるわけです。
 同じ意味で、天然自然の世界の中でも自然回復力が働いています。
 更には、ヒトが生まれ住む世界が対立と争いに溢れ、戦争ばかりしていたのでは到底あなたや私があなたや私らしく生きることは叶いませんから、この地上世界を神の国の絶対秩序の下にある神の国の平和の世界にすることも、Ω神の天地創造の目的の唯一・絶対・普遍の目的です。
 このために、Ω神が造った世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)からなるこの世界の成り立ちと仕組みをよく知り、よく理解した上で、あなたや私が、文字通りの意味で、Ω神の化身かつ分身の存在のヒトとして生きることが求められています。
 これ以外の方法では、地上に絶対平和をもたらす神の国は来ません。

 世の中には、世界平和の実現を自分一人の手柄にして、歴史に自分の名を残そうとする野心的な平和運動家がいます。
 中には、アメリカを目の敵にして、アメリカを地球上から無くせば世界平和が訪れるという妄想を抱いている人たちも少なくはありません。
 ノーベル平和賞は、しかし、このような野心家のためにあるのではなさそうです。

 こういうわけで、ヒトがΩ神の化身かつ分身の存在のヒトとして、Ω神の想定通りに生きる限り、如何なる病もなく、天寿を全うするまで一生涯を生きることができる仕組みがあります。
 但し、何事もそうですが、この仕組みをちゃんと理解しない内は、うまく行きません。
 何かこれは難しいことのようですが、Ω神がヒトを造った仕組みをよく理解した上で、Ω神に全て任せておくだけで済むように、Ω神が造ってくれています。
 このことの理解と実践が行なわれるまでの間、現象として、ヒト(宇宙大では宇宙人一般)には病気が絶えません。

○ヒトの身心の3つの状態
 ヒト(宇宙大では宇宙人一般)は、以下の三つの状態を一つに併せ持つ存在です。

 ①物質的な身体 慣性の法則に従うので、物質的な身体自身が自らを病気にすることは絶対にありません。
 ②ヒトの原理的仕組みを基にして、世界Ⅳの中で造られたヒトの物質的な身体システムは、物理/化学的な自然法則の支配下にあります。
 そこで、日々の食生活で自らの物質的な身体を作り、お酒に酔い、薬物中毒にもなるし、日々の力仕事で体の筋肉が鍛えられることにもなります。
 ③Ω神の化身かつ分身の存在のヒトとして、Ω神が持つのと一つ同じ「唯心論的天地創造の原理」に則って働く心を持つ存在であること。
 これによって、自らの人生を思い通りに作って生きることが出来ると同時に、間違って慣性の法則に従っている自らの身体を病気にしてしまうこともします。
 この結果は、俗に言う「病は気から」の現象を生み出すことであり、身心相関病の名で知られている諸々の病気の形を作り出すことになります。
 物理/化学的な作用で身体に異常が発生したと見える場合でも、その真の原因を突き詰めると、ある状態の心の在り方にある、と分かることも珍しくはありません。例えば、薬物中毒。
 1960年代の話ですが、記憶間違いでなければ、群馬大学の日本ザルを使った実験で、中毒症状が出る筈の量の麻薬を与えても、群れの中で上位の地位にあるサルでは、それが出ないことを、NHKの番組で知りました。この番組を新書にした物があります。
 これは、日本ザルのレベルで既に、精神力で自分の身心の状態を制御することが出来る能力が備わっていることを知った例でもありました。
 C・M・ブリストル 大原武夫訳 信念の魔術 ダイアモンド社 1964年の第6章 鏡が潜在意識を躍動させる 私は鏡の技術を知った、という所に、パーティの主役のヒトがお酒に酔って沈没しそうになったときに、寝室に退き、そこで一人鏡の前に立って自らに向かってしっかりしろ! と五分ほど気合を入れるうちに、酔いから醒めてシャキッとなった様子を、ブリストル氏が目撃した話が載っています。
 「日本ザルよく自らを制御す。いわんや、人間をや。」ですね。
 病気の原因になった心の手当て=Ω神の心化が、治病の原理になります。

○まとめ
 病気の観点で明らかになる、ヒトという存在について、簡単に説明しました。

 銀行に長く勤め、この後建設会社の重役になった友人から、そこを退任して、これからは蝶や草花を友にして、晴耕雨読の生活を楽しみたい、という挨拶状を頂きました。
 お疲れ様でした。
 改めて、無病息災を祈ります。


 例により、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。

世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)の全体を全宇宙史と名付けることにします

2010-09-06 23:24:07 | 一口解説/一口メモ
 世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)の全体を全宇宙史と名付けることにします

○このブログを初めて読んでくださる方は次の文を先に読んで下さい。
 「哲学の道具箱」という本で哲学的思考の大前提を再確認する 2009-07-02 05:01 掲載
 この文は、紙に印字して良く読んでくださることを、お願いいたします。

○一般法則論の世界観の図解
 以下のものを参考に、入れ子構造の図解を、まずしてください。
 入れ子構造の描き方や記号の意味は、このブログの2008年12月3日の文をお読みください。
 この文は、紙に印字してよく読んでくださることをお願いします。

世界Ⅰ 〔世界Ⅱ「魔境  (世界Ⅲ(世界Ⅳ  (世界Ⅴ (世界Ⅵ    (世界Ⅶ)))))」〕 世界Ⅰ
         妄想
Ω神= 〔A→   ∥Z→ (B→ (C→   (D→  (H→E→F→G→(M)))))∥〕    Ω=神の国
  ∥        ↑  理法  自然   物的   俗・人・子・文歴  記憶
(心的なD)    M(記憶)        Ω人   人・生・孫・化史  ↓
唯一絶対


○この文の目的
 この文では、「私たちが生まれ住むこの世界の成り立ちと仕組みは世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)の順序で出来ている」と言う場合の 「世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)」全体に「全宇宙史」という名前を付けることにした、という話をします。
 これによって、世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)が何かの公式のようなものでないことを明確にしたいと思います。

○世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)の根拠
 私達ヒト/人類(宇宙大では宇宙人一般)とヒトが生まれ住むこの世界は、Ω神=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神+自然法則+エネルギーの三位一体不可分の存在とその働きを、原理とし、原因とし、理由とし、根拠として、誕生しました。
 一般法則論では、こう断言しているわけです。
 そこで、心的、精神的、霊的、魂的な存在のΩ神と、137億年前のビックバン/天地創造をもたらした宇宙的大爆発に始まった、Ω神による天地創造の最初から今現在ここにいるあなたや私の所まで一つに途切れることなく連続している宇宙大の歴史の全体を、世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)と表現しているわけです。

○世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)は「宇宙全体の歴史」略して「全宇宙史」を表している
 あなたや私の存在は、昨日や今日に生まれたものではないことは、お分かり頂けると思います。
 話が飛んで、私達が生まれ住む地球という天体にしても、1千年や1万年年前に生まれたのではありません。
 ましてや、昭和22年(1947年)の5月3日に施行された俗に言う「平和憲法」と共に地球は誕生したのではありません。
 自然科学は、もうとっくの昔に、地球の地層を自然科学的に調べて、地球は46億年前に生まれたことを発見しています。
 この地球にしても、地球単独で突然にこの世界に生まれたのではありません。
 地球のある太陽系を含む無数の恒星の集まりで出来ている銀河系の大集団は、137億年前のビックバン/天地創造をもたらした宇宙的大爆発に始まった宇宙の歴史の中で誕生したことが、自然科学で既に解明されています。
 そこで、Ω神による137億年前のビックバン/天地創造をもたらした宇宙的大爆発に始まった世界の中に、46億年前に誕生した地球上にあなたや私が生まれて、今、ここに存在するまでの、過去→現在→未来に向かって一方向にのみ流れる「時間の矢」に乗って、途中途絶えることが一度も無く、一つに連続して繰り広げられて来た「宇宙の歴史の全体を一度に一つの視野に入れて図式化する」と、一般法則論で言う「世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)」という表記になります。
 この世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)全体を、この機会から、「宇宙全体の歴史」、略して「全宇宙史」と名付けることにします。

○私達が生きている歴史は全宇宙史の一部であることの自覚が必要
 ここの話でお伝えしたい大事なことは、全宇宙史は、Ω神による137億年前のビックバンに始まり、今、ここにいるあなたや私の存在にまで連続して一つに繋がっている、という事実です。
 また、これ以外の全宇宙史は存在しなかった、Ω神=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神+自然法則+エネルギーの三位一体不可分の存在とその働きを原理/原因/根拠として造られている、私達が生まれ住むこの世界の中には、多世界解釈で言う「平行宇宙」など存在しない、という意味で、世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)からなる全宇宙史は、私達全てにとって、唯一・絶対・普遍の唯一つの全宇宙史です。
 即ち、私達が現実に実際に生きている「歴史」とは、天然自然の存在の創造主であるΩ神による天地創造に始まる世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)からなる「宇宙全体の歴史」略して「全宇宙史」が、唯一・絶対・普遍のただ一つの基本の歴史だ、ということです。

○一般法則論で言う「全宇宙史」は「歴史」を考えるときの基本地図/絶対的な基本座標
 一般法則論で言う「全宇宙史」とは、国土地理院が作る、国土建設のインフラとなる日本全国の基本地図のようなものです。

○世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)全体を常に視野に入れて物事を見る
 例えば、「ヒトとはなにか、何処から来て、何処に行くのか?」という疑問に答えようと考えたら、天然自然の存在の創造主であるΩ神による天地創造に始まり現在に至る唯一・絶対・普遍のただ一つの全宇宙史の全体が、一度に視野に入っていることが、必要で、大切だ、ということです。
 言い換えると、ヒトの本質に関する答を求めて、約一万年余りの人類の歴史から出発したり、今、自分の周りに居る人たちを観察することなどから出発したりしたのでは、正しい答を得る事は絶対に出来ない、ということです。
 ヒトとは何かを知りたかったら、Ω神による天地創造に始まる全宇宙史を否応無しに一度の視野に入れて考える必要が常にある、ということです。
 こういう視点が無いと、一般法則論の話は、今、ここにいる自分には一切無関係の無い理解し難い話ということになります。
 そこで、唯一・絶対・普遍のただ一つの全宇宙史という歴史感覚が自覚的に無いと、そのヒトの歴史観は、しばしばそのヒトがでっち上げた妄想の歴史観になります。
 次の本は、ヒトの誕生の説明をビックバンから始めています。
 しかし、ビックバンを造り出した(Ω神+)自然法則+エネルギー一体不可分の存在とその働きを自覚的な知識にしていない科学者一般の例の通り、世界Ⅳ(物質的な天然自然の世界)の中での説明に終始しています。

 藤井陽一郎・石神正浩 変動する地球と生命の起源 新日本出版社 1995年

 また、もし、地球外生物/宇宙大では宇宙人一般と遭遇したときに、上に説明したような意味の宇宙大で唯一・絶対・普遍の存在のΩ神を天地創造の主として戴く「全宇宙史」を知らないと、その対応の仕方が分からず、空想科学小説/SFによく登場する宇宙戦争のように、道を誤ることになります。
 上に今説明した意味で、一般法則論で言う、「全宇宙史=世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)」は、全ての歴史を考えるときの基本地図、絶対的な基本座標なります。

○全宇宙史の全体が視野に無い人たちの妄想の世界
 人権の擁護や俗に言う平和憲法を守れ! という人たちや左翼の人たちや訳知り顔の識者たちは、人類の歴史は、特に日本の歴史は、平和憲法が制定され、施行された1947年のときから始まった、といわんばかりの主張を繰り返しています。
 事実、この人たちは、これ以前の日本国の歴史を、特に日本と日本の周辺国! の中国や朝鮮の近現代の歴史については、何も知らず、また学ぼうとしません。
 それどころか、日本と中国や朝鮮の近現代の歴史について語る人たちを、彼等は「右翼!」と呼んで、歴史を歪曲し歴史をでっち上げていると非難し、彼等の言う「正しい歴史認識」を鵜呑みにするように強要します。
 2010年の今年、日本による韓国併合から100年に当り、管首相がお詫びの談話を発表しましたが、正に、世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)からなる宇宙の歴史の全体が視野に入っていないヒトの妄動でした。
 平和憲法絶対の世界観では、宇宙人と対等の対話が出来ません。

○まとめ
 世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)全体を「全宇宙史」と新しく名付けて呼ぶことにしました。
 ついでに、何を考え、何をするのでも、世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)全体を常に一度に視野に入れて考え行動しないと、否応無しに間違ったことをしてしまうことについても触れました。

○余談1 世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)からなる世界が意味することを簡単に分かるようにする工夫
 前文で、世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)という表記について、この意味することを一瞥して分かるように、一工夫した話をしました。
 これを受けて、更に簡単に世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)を表記すると・・・

 天然自然の創造主であるΩ神が実在し天地創造をしている/世界Ⅰ~世界Ⅲ
     +
 Ω神が直接造った天然自然の世界(ヒトはこの一部)/世界Ⅳ~世界Ⅴ
     +
 ヒトが作りつつある人工の世界(各人の個人史+文化・文明の歴史)/(世界Ⅴ~)世界Ⅵ~世界Ⅶ(+Z)
   かつ、
 Ω神が、自らの化身かつ分身の存在のヒト(宇宙大では宇宙人一般)を介して間接的に造ろうとしている世界(地上の神の国)
     +
 今、ここにいるあなたや私という存在とこの人生

 余談1の終わり

○余談2 ベスト8入りを阻まれたパラグアイに勝つ
 サッカーワールドカップ 南アフリカ大会で、日本チームのベスト8入りを妨げたパラグアイに、2日前に、次の大会に向けて強化試合をすることで再スタートした日本チームは、1対0で勝ちました。
 試合の一部をみましたが、選手はよく試合に集中している感じで、南アフリカ大会での活躍は、本当にそれなりの実力があった当然の結果で、そのとき調子が良かっただけではないことが分かった、と思いました。
余談2の終わり

○余談3 お疲れ様でした
 歴史的な猛暑のこの夏を仕事に頑張った方々、お疲れ様でした。
 まだ暫くこの猛暑が続くとかいう話ですが・・・・。
 このような中で、癒し系の方の存在に接すると、しばし暑さを忘れ、本当に癒されます。
 余談3の終わり
 

 例により、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。

世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)の表記の仕方に一工夫

2010-09-04 19:32:50 | 一口解説/一口メモ
世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)の表記の仕方に一工夫

○このブログを初めて読んでくださる方は次の文を先に読んで下さい。
 「哲学の道具箱」という本で哲学的思考の大前提を再確認する 2009-07-02 05:01 掲載
 この文は、紙に印字して良く読んでくださることを、お願いいたします。

○一般法則論の世界観の図解
 以下のものを参考に、入れ子構造の図解を、まずしてください。
 入れ子構造の描き方や記号の意味は、このブログの2008年12月3日の文をお読みください。
 この文は、紙に印字してよく読んでくださることをお願いします。

世界Ⅰ 〔世界Ⅱ「魔境  (世界Ⅲ(世界Ⅳ  (世界Ⅴ (世界Ⅵ    (世界Ⅶ)))))」〕 世界Ⅰ
         妄想
Ω神= 〔A→   ∥Z→ (B→ (C→   (D→  (H→E→F→G→(M)))))∥〕    Ω=神の国
  ∥        ↑  理法  自然   物的   俗・人・子・文歴  記憶
(心的なD)    M(記憶)        Ω人   人・生・孫・化史  ↓
唯一絶対                     


○この文の目的
 この文では、世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)という表記の意味をその内に含んだものを考えましたので、これを紹介します。

○世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)という表記では一瞥してその中身が不明
 この世界の成り立ちと仕組みの歴史/全宇宙史を、これまで、その成立の原理的、因果的、時間的、論理的な成立の順序に従って、「世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)」と、簡略に表記してきました。
 しかし、この表記方法では、その中身が直観的に把握できません。
 そこで、その中身が直観的に分かるような表記の仕方を工夫しました。
 もちろん、世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)も簡略形なので使います。

○世界Ⅰ~世界Ⅲ/世界Ⅳ~世界Ⅴ/(世界Ⅴ~)世界Ⅵ~世界Ⅶ(+Z)
 世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)は、その中身によって、世界Ⅰ~世界Ⅲ/世界Ⅳ~世界Ⅴ/(世界Ⅴ~)世界Ⅵ~世界Ⅶ(+Z)に大きく分けることができます。
 そこで、この三つに部分に分けて説明します。

○世界Ⅰ~世界Ⅲはヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界
 世界Ⅰ~世界Ⅲは、世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)からなるこの世界の成り立ちと仕組みの全体が造られることになった目的/原因とその目的に従って実際にこの世界を造る原理が存在している世界のことです。
 世界Ⅰ~世界Ⅲの部分は、天地創造の目的と原理が在る世界、ということになります。
 そこで、世界Ⅰ~世界Ⅲ(ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界)と表現することにします。
 全宇宙史的歴史的時間では、今から137億年前のビックバン/天地創造をもたらした宇宙的大爆発直前の世界を意味します。

○世界Ⅳ~世界ⅤはΩ神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界
 世界Ⅳ~世界Ⅴは、世界Ⅰ~世界Ⅲ(ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神による天地創造の目的と原理が在る世界)の存在と働きにより、最初に直接的に造られた世界です。
 この世界は、私達が、ここから宇宙の果てまで一つに連続的に広がっている天然自然の世界のことです。
 私たちヒト(宇宙大では宇宙人一般)は、天然自然の世界の中で、以下のような過程を踏んで誕生したものです。
 全宇宙史的時間では、137億年前のビックバン/天地創造をもたらした宇宙的大爆発があった以降の歴史を意味しています。

  ①物質的宇宙の誕生と進化の歴史→
  ②太陽系と地球の誕生と進化の歴史(惑星系一般の誕生と進化の歴史)→
  ③地球(地球型惑星)上に生命/生物の誕生と進化の歴史→
  ④無意識の心の誕生と進化の歴史→
  ⑤意識のある心の誕生と進化の歴史→
  ⑥ヒト/人類(宇宙大では宇宙人一般)の誕生と進化の歴史→
  ⑦ヒト個人の誕生とその一生涯

 そこで、世界Ⅳ~世界Ⅴは、世界Ⅳ~世界Ⅴ(Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界)と表記します。

○(世界Ⅴ~)世界Ⅵ~世界Ⅶ(+Z)はヒトが作った人工の世界
 (世界Ⅴ~)世界Ⅵ~世界Ⅶ(+Z)は、ヒト/人類が作った世界を意味しています。
 ヒトが作ったものとは、各人の日々の生活とこの集積結果の人生と、文化・文明的な諸文物のことです。
 そこで、(世界Ⅴ~)世界Ⅵ~世界Ⅶ(+Z)は、(世界Ⅴ~)世界Ⅵ~世界Ⅶ(+Z)(ヒトが作った人工の世界)と表記します。
 人類学的な知識によれば、この世界は、今から12万年前~6万年前に始まったとそうです。
 人類的な記憶では、マンモスの後ろから近づいて後ろ足の腱を切って歩けなくして狩ったというエスキモー/イヌイットの一万年前のご先祖の記憶が一番古いのかも知れません。この話は、ウェールズ系日本人のC・W・ニコル氏の本で知りました。

○世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)の全体を新しくまとめて表記すると・・・
 全宇宙史=世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)は、以下のようになります。

 世界Ⅰ~世界Ⅲ(ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界)+
 世界Ⅳ~世界Ⅴ(Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界)+
 (世界Ⅴ~)世界Ⅵ~世界Ⅶ(+Z)(ヒトが作った人工の世界)

 或いは・・・。

 世界Ⅰ~世界Ⅲ(ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界)+世界Ⅳ~世界Ⅴ(Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界)+(世界Ⅴ~)世界Ⅵ~世界Ⅶ(+Z)(ヒトが作った人工の世界)

 或いは・・・。

 ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界+Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界+ヒトが作った人工の世界

○今、ここに居るあなたや私の存在を全宇宙史に位置づける
 全宇宙史=世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)の中の何処に、あなたや私は存在しているのか?
 世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)の表記の中では、今、ここに居るあなたや私の存在の位置づけが今一つ明確ではありません。
 説明すると、今、この瞬間は、世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)からなる全宇宙史を貫いている「時間の矢」の最先端を意味しています。
 そして、全宇宙史の時間の矢の最先端の今、この瞬間に、あなたや私が生きていることになります。
 そこで、世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)では、世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)+今、ここにいるあなたや私、と表記することにします。
 新しい表記では、以下のようになります。

 世界Ⅰ~世界Ⅲ(ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界)+
 世界Ⅳ~世界Ⅴ(Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界)+
 (世界Ⅴ~)世界Ⅵ~世界Ⅶ(+Z)(ヒトが作った人工の世界)+
 今、ここにいるあなたや私の存在

 或いは・・・・。

 世界Ⅰ~世界Ⅲ(ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界)+世界Ⅳ~世界Ⅴ(Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界)+(世界Ⅴ~)世界Ⅵ~世界Ⅶ(+Z)(ヒトが作った人工の世界)+今、ここにいるあなたや私の存在

 或いは・・・。

 ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界+Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界+ヒトが作った人工の世界+今、ここにいるあなたや私

○追記1 世界Ⅰ~世界Ⅲ/世界Ⅳ~世界Ⅴ/(世界Ⅴ~)世界Ⅵ~世界Ⅶ(+Z)/今、ここにいるあなたや私との関係
 ①世界Ⅰ~世界Ⅲは、これ自体で自己完結している世界です。
 即ち、世界Ⅰ~世界Ⅲの前提になり、基礎になり、根拠となり、元になった世界は存在しない、ということです。

 ②世界Ⅳ~世界Ⅴ(Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界)は、世界Ⅰ~世界Ⅲ(ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界)を、前提にし、基礎に、インフラにしています。

 簡単に解説すると・・・。
 世界Ⅳ~世界Ⅴ(Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界)は、この世界に物質と、過去→現在→未来に向かって一方向にのみ流れる「時間の矢」を持つ時間が、初めて誕生した時空一体の世界です。
 この物質+時間のある世界を生み出した世界Ⅰ~世界Ⅲ(ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界)は、未だ物質も時間も存在していない無時間の非物質的な世界です。
 未だ物質も時間も存在しない世界は、心の世界、精神の世界と言われる世界です。
 精神の世界をこの世界の創造の原理としているという意味は、この世界は唯心論的天地創造原理で始まった、ということです。
 しかし、現実には、唯物論的自然科学は、世界Ⅰ~世界Ⅲの存在を知らず、認めず、世界Ⅳ~世界Ⅴ(Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界の中だけで話の辻褄を合わせようとしています。
 例えば、最近知った次の本。

 松本俊吉 他著 進化論はなぜ哲学の問題になるのか 生物学の哲学の現在 <いま> 勁草書房

 この本は、2010年8月29日の朝日新聞の朝刊の「読書」欄で取り上げられています。
 評者の作家高村 薫氏が付けた? 批評の表題は、生物学で問う「実在とはなにか」。

 ③(世界Ⅴ~)世界Ⅵ~世界Ⅶ(+Z)(ヒトが作った人工の世界)は、世界Ⅰ~世界Ⅲ(ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界)+世界Ⅳ~世界Ⅴ(Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界)を前提にし、基礎にし、インフラにしています。

 簡単に解説すると・・・
 (世界Ⅴ~)世界Ⅵ~世界Ⅶ(+Z)は、世界Ⅰ~世界Ⅲ+世界Ⅳ~世界Ⅴを、前提にし、基礎にし、インフラにしています。
 しかし、社会科学者は、自然科学に弱いことを口実に、前提の世界Ⅰ~世界Ⅲ+世界Ⅳ~世界Ⅴを知ろうとせず或いは無視して、(世界Ⅴ~)世界Ⅵ~世界Ⅶ(+Z)の中だけで話の辻褄を合わせることをしています。
 政治家となると、もう権力と金があれば何でも出来るようなことを言いだします。
 例えば、マルクス主義/共産主義。
 マルクス主義/共産主義が革命に役立たないと批判する社会学。
 憲法学や政治学など。

 ④今、ここにいるあなたや私の存在は、世界Ⅰ~世界Ⅲ(ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界)+世界Ⅳ~世界Ⅴ(Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界)+(世界Ⅴ~)世界Ⅵ~世界Ⅶ(+Z)(ヒトが作った人工の世界)を前提にし、基礎にし、インフラにしています。

 簡単に解説すると・・・。
 世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)からなる全体でただ一つの世界を、前提にし、基礎にし、インフラにして、自分が今ここに存在し生きることが可能になっていることを自覚的な知識にしている方、極めて稀、と申し上げて良いようです。

 以上。
 追記1の終わり

○追記2 原因=結果の因果必然の法則で関係を見る 2010/09/05 07:00
 ①世界Ⅰ~世界Ⅲ(ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界)+
 ②世界Ⅳ~世界Ⅴ(Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界)+
 ③(世界Ⅴ~)世界Ⅵ~世界Ⅶ(+Z)(ヒトが作った人工の世界)+
 ④今、ここにいるあなたや私の存在

 ①世界Ⅰ~世界Ⅲ(ヒトとヒトが生まれ住むこの世界の創造主であるΩ神の天地創造の目的と原理が在る世界)。
 この世界は、ヒトがでっち上げたのではない、天然自然の存在の創造主であるΩ神=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神+自然法則+エネルギーの三位一体不可分の存在とその働きがある世界、と一般法則論では説明しています。
 この世界は、言い換えると、私たちが生まれ住むこの世界を造る宇宙大の目的/原因+宇宙大の目的を実現する原理/宇宙大の原因を結果に繋ぐ宇宙大で働いている因果必然の法則があるところです。

 分析すると・・・
 私たちが生まれ住むこの世界を造る宇宙大の目的/原因を最初から持つ存在=この世界を創造した宇宙的な第一原因者=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神。
 宇宙大の目的を実現する原理/宇宙大の原因を結果に繋ぐ宇宙大で働いている因果必然の法則=唯心論的天地創造の原理=自然法則+エネルギーの一体不可分の存在とその働き。

 総合すると・・・
 Ω神=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神+自然法則+エネルギーの三位一体不可分の存在とその働き。

 ②世界Ⅳ~世界Ⅴ(Ω神が造ったヒトの存在を含む天然自然の世界)
 この世界は、宇宙大で働いている天地創造の第一原因者による天地創造が直接行なわれた因果必然の結果の世界です。
 これは、Ω神による天地創造が直接行なわれた宇宙大の最初の/第一の結果の世界。

 ③(世界Ⅴ~)世界Ⅵ~世界Ⅶ(+Z)(ヒトが作った人工の世界)
 この世界は、Ω神による天地創造の目的である、Ω神の化身かつ分身の存在としてのヒト(宇宙大では宇宙人一般)が、Ω神が天地創造に使ったのと一つ同じ因果必然の法則である、自然法則+エネルギー一体不可分の存在とその働きに則って造った世界です。
 この世界は、Ω神が自らの化身かつ分身の存在のヒト(宇宙大では宇宙人一般)を介して造った因果必然の結果の世界です。
 この意味で、この世界は、第二の宇宙的な結果の世界、ということになります。
 もちろん、ヒト(宇宙大では宇宙人一般)中心に考えると、ヒトが、因果必然の法則である、自然法則+エネルギー一体不可分の存在とその働きに則って自ら直接作った結果の世界です。

 しかし、人類の多くは、未だこれを知らずにいます。
 その代わりに、「俺が、俺が」という自分個人の意志の力やお金の力や権力や自分の特権的な地位等に基づいてこの世界を作っている、こうしてこそ初めても自分の思い通りにこの世界を、自分の人生を、生きることが出来る、と間違って思い込んでいます。

 この間違いに気付いて、この世界を、この私を通してΩ神が直接造る世界にすることが、Ω神から見た自らの化身かつ分身の存在としてのヒト(宇宙大では宇宙人一般)の本来の生き方の原理です。
 言い換えると、これが、ヒトの生き方の究極の目標であり、同時に自動的かつ必然的に地上に神の国/地上の天国を造り出す原理です。
 こうすることを、無我無心になって、Ω神に全部任せて生きる生き方、と言います。
 言い換えると、Ω神=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神+自然法則+エネルギーの三位一体不可分の存在とその働きで出来ているこの世界の成り立ちと仕組みを丸ごと利用して生きる生き方、を意味しています。
 こうできた状態を、神経言語プログラミングでは「ゾーンに入る」/俗に言う「神が降りている状態」/悟りの世界を生きている/無我無心の世界にある等と表現します。

 名人/達人/天才になる原理に基づいて実際に名人/達人/天才になるための真摯な修行が、累積一万時間または十年必要と言われる意味は、修行の前は「俺が俺が」のヒトが、それをするに当って無我無心になることが自然に出来、これが常態になるのに必要な一般的な時間の量、と理解することができます。
 何でもそうですが、Ω神に任せてやってこそ、それを名人/達人/天才みが能くする仕事にすることが、初めて出来ます。

 ④今、ここにいるあなたや私の存在。
 今、ここにいるあなたや私は、上に説明した①~③を、今、ここで一つに総合して体現して生きている存在です。
 正確には、こうあるべき存在です。
 いま、これが、あなた⑤自身は、どの程度できている、と思いますか?

 以上>

 追記2の終わり

○まとめ
 全宇宙史=世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)の新しい表記の仕方を説明しました。


 例により、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。

水木しげる 妖怪は実在するのか 乗り越えなければならない疑問

2010-09-02 23:53:07 | 一口解説/一口メモ
水木しげる 妖怪は実在するのか 乗り越えなければならない疑問

○このブログを初めて読んでくださる方は次の文を先に読んで下さい。
 「哲学の道具箱」という本で哲学的思考の大前提を再確認する 2009-07-02 05:01 掲載
 この文は、紙に印字して良く読んでくださることを、お願いいたします。

○一般法則論の世界観の図解
 以下のものを参考に、入れ子構造の図解を、まずしてください。
 入れ子構造の描き方や記号の意味は、このブログの2008年12月3日の文をお読みください。
 この文は、紙に印字してよく読んでくださることをお願いします。

世界Ⅰ 〔世界Ⅱ「魔境  (世界Ⅲ(世界Ⅳ  (世界Ⅴ (世界Ⅵ    (世界Ⅶ)))))」〕 世界Ⅰ
         妄想
Ω神= 〔A→   ∥Z→ (B→ (C→   (D→  (H→E→F→G→(M)))))∥〕    Ω=神の国
  ∥        ↑  理法  自然   物的   俗・人・子・文歴  記憶
(心的なD)    M(記憶)        Ω人   人・生・孫・化史  ↓
唯一絶対                     


○この文の目的
 何をするので、自分のしていることを一度は自ら全面的な否定する過程を乗り越えてこそ、それが確かで本物になることを確認します。

○水木しげる氏の場合
 今、NHKの朝の連続テレビ小説、「ゲゲゲの女房」が好評のようです。
 「スタジオパークからこんにちは」に主演の松下奈緒さんが登場しましたが、四歳の幼児からお年寄りまで、幅広い視聴者があることを知りました。
 今週は、水木しげる氏がスランプになった話をテーマにしています。
 この中で、水木氏は、「何もおらんよ。俺が妖怪と思ってきたものは何だったのだろうな・・・」とつぶやくシーンがありました。
 こうつぶやく水木氏は、子供のときからずっとあった妖怪が確かに実在している感じが、今失われてしまっていることに気付いたのです。

○水木氏もやっぱり体験していた・・・
 子供のときからその実在を一度も信じて疑わず、当たり前の存在だったものの実在を疑う。

 水木氏は本当に妖怪の実在を信じているのか?
 この実在を一度も疑うことが無かったのか?

 こういう疑問を、水木氏の妖怪の話を知ったときから、私自身の体験を基にずっと持っていました。
 何をするので、自分のしていることを、一度は自ら全面的な否定する過程を乗り越えなくては、それは確かな物にはならないからです。
 こういう経験則があります。
 今、放送中のドラマの中で、妖怪漫画家の水木しげる氏も、妖怪の実在について自ら疑いを持ったことがあったと分かりました。
 これを知って、既にこの自らの疑いを克服した現在の水木しげるがいることを確認できたと思いました。

○水木氏の言う妖怪
 例えば、子供の頃、障子や襖をしっかりと閉めぬままにしていると、その隙間から誰かに覗かれている感じ/気配がしたものです。
 その覗き込んでいる存在を、水木氏というよりも昔の人たちは、妖怪として特定の名前をつけて呼んできたようです。
 貧乏神となると、自らの貧乏根性を自ら実在化して感じる、ということのようです。
 一般法則論で言えば、全宇宙史をあらわす「世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)」全体の中で、人類的な妄想一般を意味する「Z」の部分を、妖怪の形で「原型」化したもの、というこのようです。

○世間一般の常識と対決する
 妖怪なんて存在するわけが無い!!!
 これが、世間の常識です。
 この中で、妖怪は実在する、と信じ続けるのは確かな根拠とエネルギー/信念がいります。
 最初は、素朴にその実在を信じることから始まります。
 その内に、世間の常識の抵抗にあって、その確かな根拠を見つける必要に迫られるというわけです。
 このときに、自分が信じてしていることを自ら疑い、自分の存在さへ全面的に否定する気持ちが生まれることがあります。
 存在論的/実存的な危機に陥ることになる、ということです。
 しかし、これを乗り越えたときに、揺ぎ無い確信が得られます。
 一般法則論でも、悟りの体験の目的と意味、天然自然の存在の創造主である神の実在、潜在意識の法則の活用法の有効性、祈り方の技術の正しさなどを疑うこと無しに、ここまでこられませんでした。

○何を見失っているのか・・・
 「何もおらんよ。俺が妖怪と思ってきたものは何だったのだろうな・・・」とつぶやいた水木氏は、こう気付いた自分は、今、「何を見失っているのか・・・」と自問しながら、昔、自分が夢中で描いた自分の漫画を読み返すことになるわけです。

○自分に正しさの根拠をおかず客観的で唯一・絶対・普遍的な根拠を見つける
 一般法則論の場合には、私個人に一般法則論の正しさの根拠を置いたのでは、その目的を実現できません。
 これは、最初から明らかなことでした。
 言い換えると、一般法則論の正しさの根拠は、全てのヒトにとって、客観的で、宇宙大で唯一・絶対・普遍な物に置くことです。
 私個人の心の中の体験だった悟りの体験でさへ、私個人にとっては最初から全てのヒトにとって、客観的で、宇宙大で唯一・絶対・普遍な体験だ、と理解していました。問題は、こうであることを上手に説明することでした。
 この説明が、世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)からなるこの世界の成り立ちと仕組みや、この中に(世界Ⅴ~)世界Ⅵ~世界Ⅶ(+Z)存在のヒト(宇宙大では宇宙人一般)を位置づけることや、この世界の成り立ちと仕組みをその通りにそのまま認識し理解できるヒトの心の存在証明をすることでした。これに加えて、一般法則論がこれ自体で完全完璧に自己完結している理屈で出来ていることを明確にする同義語反復の構造を持つことも明らかにすることでした。
 この説明は、まだ続いています。
 この間に、悟りの体験そのものの目的と意味が何かについて、何が何だか分からなくなる体験をしたものです。
 色々のことを知っているのに、これを一般法則論の中にひとつに統合し総合化することがなかなか出来なくてイラつきあせったこともありました。
 これが、私にとって精神的に一番の危機的状況でした。
 しかし、分かってみれば、悟りの体験とは、Ω神=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神+自然法則+エネルギーの三位一体不可分の存在とその働きを根源的で根本的な究極の原理/原因/理由として出来ている、世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)からなるこの世界の成り立ちと仕組みを、一気に丸ごと認識し理解することが出来る究極の唯一・絶対・普遍の認識体験だったわけです。

○妖怪の存在の再発見による確信化 2010年9月17日~18日追記
 ドラマの中では、水木しげる氏は、過去にアシスタントで漫画家志望を断念した女性で、後に小学校の教師になったヒトに頼まれて子供の野外遠足に同行し、そこで、「小豆洗おか、ヒトとってくおうか、ザクザクザク」と歌う妖怪小豆洗いに出遭って、妖怪の実在を再確認する、という話になっていました。

 取り留めのない話をしました。

 存在の危機に直面する緊急事態を乗り越えることを通して学ぶことは、沢山在るものです。
 何よりも、荒波の外海から波静かな内海の港内に入って来た船のように、日常的な平穏無事さを取り戻せた、という安堵感と喜びは、更なる慶びにつなげなければなりません。

○余談 義太夫節と義太夫三味線を生で聴いて・・・
 義太夫節と義太夫三味線を生で聴く初めての体験を先日しました。
 万葉集の言葉よりも分かり易く、その独自の発声と台詞まわしに、とても感激しました。
 義太夫独特の三味線の奏法にも、非常に心を奪われました。
 頭の中に新しい神経回路が開かれ、心が踊り、心がこれまでよりも自由になった感じさへしました。
 義太夫節を、通訳を介さずに直接分かる日本人であることを、とても有り難く嬉しく思ったものです。
 日本語はやがて消えてなくなる言語だ、という人たちがいます。
 しかし、日本の伝統芸能が滅びない限り、日本語はこれからも残る、という感を改めて強くしました。
 人形浄瑠璃+義太夫+三味線を生で聴いてきたヒトがこれに嵌るのももっともだ、と分かりました。


 例により、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。

何か急激な動きや変化があるときの緊急対応を原理にする  附 救急救命医療と概説「治病の原理」

2010-08-30 12:15:47 | 一口解説/一口メモ
普段とは異なる何か急激な動きや変化があるときの緊急対応を原理にする  附 救急救命医療と概説「治病の原理」

○このブログを初めて読んでくださる方は次の文を先に読んで下さい。
 「哲学の道具箱」という本で哲学的思考の大前提を再確認する 2009-07-02 05:01 掲載
 この文は、紙に印字して良く読んでくださることを、お願いいたします。

○一般法則論の世界観の図解
 以下のものを参考に、入れ子構造の図解を、まずしてください。
 入れ子構造の描き方や記号の意味は、このブログの2008年12月3日の文をお読みください。
 この文は、紙に印字してよく読んでくださることをお願いします。

世界Ⅰ 〔世界Ⅱ「魔境  (世界Ⅲ(世界Ⅳ  (世界Ⅴ (世界Ⅵ    (世界Ⅶ)))))」〕 世界Ⅰ
         妄想
Ω神= 〔A→   ∥Z→ (B→ (C→   (D→  (H→E→F→G→(M)))))∥〕    Ω=神の国
  ∥        ↑  理法  自然   物的   俗・人・子・文歴  記憶
(心的なD)    M(記憶)        Ω人   人・生・孫・化史  ↓
唯一絶対                     

○この文の目的
 この文は、普段とは異なる何か急激な動きや変化があるときには直ちに動いて緊急対応しなければならないという原理について、話をします。
 これに関連する救急救命医療と病気を治す原理について一言説明します。

○東海相模高校と興南高校の試合の中での投手を替えるタイミング
 今年の夏の第92回全国高等学校野球選手権大会の決勝戦は、興南高校が、四回裏に、それまで無得点に抑えられていた東海大相模高校のエース投手一二三を攻略し、「一死二、三塁から伊礼が中前打を放ち、まず1点。さらに相手のミスで1点を追加した後、9番大城から4番真栄平まで5連打。この回一挙7点を先制し」たことが、試合の勝敗を決定的に分ける分岐点になった、ということが出来ます。
 これを見ていて、東海大相模高校の監督は、好投していた一二三投手を替えるタイミングを間違えた、と思いました。
 1~2点を争う野球などの試合では、その1~2点を相手に先に取られた時点で、投手を替えることを直ちに考え行動に出なければならないようです。
 このパターンは、とてもよくあります。
 一二三投手の場合だけで無く、プロ野球の試合でも、1点どころか5点も6点も相手に点を取られるまで動かず投手を替えない無策の監督は、よくいます。

○これまでとは異なる急激な変化があった時にはこれに緊急対応の必要がある
 例えば、ある日突然に高熱が出たら、素人判断で「様子をしばらく見てみよう」では無くて、躊躇することなく直ちに動いて病院に行き、医者の診断を求め、その突然の高熱の原因を確かめなければなりません(注記1)。
 緊急の救命医療における唯物論的西洋医学の医療技術は、とても有効で信頼でき頼りになります。
 このように、何か突然の大きな変化があったら、直ちに動いてこれに緊急対応することを行動原理に採用することが、お薦めです。

 なお、物質で出来た身体は、慣性の法則に絶対的に従っています。
 但し、物質は慣性の法則に従っているという理解では同じでも、自然科学と一般法則論ではこの世界の成り立ちと仕組みの理解が異なります。
 自然科学は、この世界の成り立ちと仕組みを、確率的な偶然の法則+自然法則+エネルギー三位一体不可分の存在とこの働きの表れと言うのに対して、一般法則論では、Ω神=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神+自然法則+エネルギーの三位一体不可分の存在とその働きの表れ、と言います。
 このことに関連している、以下の3つの事の話は、別の文にします。

 ①心身相関病
 ②物質的身体は、これ自体でその存在目的に合わせて造られた一つの物質的なシステムであるが故に、
  身体システムとして、完全完璧で正常で健康な状態を維持し、システム全体の整合性を保つ仕組みが存在し働いていること
 ③抗生物質耐性菌のように生物は慣性の法則を超越する力を持つこと←→心身相関病
 但し、抗生物質耐性菌は世界Ⅳ存在ですから、世界Ⅳ以降の世界の中の存在と出来事の全てを絶対的に普遍的に超越して存在している世界Ⅰ~世界Ⅲ存在のΩ神は、抗生物質耐性菌の支配下に無く、逆にこれを絶対的に普遍的に超越して存在し、これを支配し制御する神聖不可侵な存在です。
 全てのヒト(宇宙大では宇宙人一般)は、最初から本質的にΩ神の化身かつ分身の存在のヒトですから、そこで自動的かつ必然的に抗生物質耐性菌に対しても絶対的に超越して存在し、その毒から無害の神聖不可侵の立場に常にあります。
 このような考え方は単なる理屈ではありません。
 世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)からなるこの世界の成り立ちと仕組みの中で、この考え方は、本当に肺炎菌や抗生物質耐性菌の毒を無害化することに役立ちます。

○FX投資の本に学ぶ
 FX投資/為替投資を始めた女性が勝ったり負けたりして、結果としては投資資金を減らしつつあることに悩んで、インターネットでこの悩みの相談をしたら、あるヒトから、値が大きく動いたときにだけ、このタイミングで売買をすることが良いという助言を受けて、この通りに実行するようになって、安定して儲けが出せるようになった、という話を知りました。→本屋での立ち読み。
 株式投資でも、株価のチャート分析などで、これから大きく値を上げたり値を下げたりする方向に動く確率が高いパターンになった時にのみ売買することを、自覚的に意図的に実行している人たちが、確実に利益を出しているようです。

○株式投資で生活しているプロの投資家の指摘
 プロの投資家と素人の投資家の違いは、変化に素早く気付いて動き、投資している資金の量を変えることができるかどうかにある、という話を聞いたことがあります。

○注記1 病気の治療法の原理と緊急救命システムの活用!
 ヒトの身体は、物質で出来ていますから、慣性の法則に絶対的に従っています。
 そこで、物質的な身体が、自身で自らを勝手に病気にすることは絶対にありません。
 物質的な身体をいわゆる病気にするのは、そのヒトの心の働きです。
 即ち、心が原因で慣性の法則に絶対的に従う身体が病気になるわけです。
 俗に、「病は気から」と言われている通りであるわけです。
 但し、例えば、がんを恐れたからがんになったというような単純な話ではないことです。
 これに気付いたのが、心身相関病医学です。
 そして、心身相関病的治療法の究極の技術が、二千年前にイエスが行なった霊的な治療です。
 イエスは、例えば西洋医学的な方法や運動療法や漢方や針灸や薬物や暗示や手かざしや食事療法やカウンセリングやコーチング等(代替医療)の方法には一切頼らずに、Ω神の化身かつ分身の存在のヒトの心/魂が本来持つ完全完璧さを唯心論的な原理に則って物質的な身体に即座に反映させると言う方法を用いました。
 例えば、イエスは、「手を伸ばしなさい」/「あなたの罪は許された」/「求めよ、さらば与えられん」と端的にいうだけで、治療に成功しています。
 ここには、病や失敗等は、あなたの日頃の行いが悪いことに対する神罰だ/間違った物の見方・考え方をしている天罰だ式の非難や、「悔い改めよ!」、これがちゃんと出来たら病を治してあげよう式の脅迫や命令は、一切ありません。端的に、「手を伸ばしなさい!」/「あなたの罪(霊的ではない間違った物の見方や考え方等が自動的かつ必然的にもたらすものの意味)は許された」とだけイエスは言いました。
 親鸞ならば、ごちゃごちゃ言わずに「念仏を唱えることに専念する」式になります。
 即ち、治療の主体を、「あなた! しっかりしなさい!」と言って病気等の本人に置くのではなくて、Ω神/神仏に置くのが、イエスの行なった霊的な治療の眼目です。
 この意味は、深く考察する価値があります。
 一般法則論は、イエスの霊的治療の原理を、世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)からなるこの世界の成り立ちと仕組みに基づいて、イエスの時代の後に人類が獲得した知識と経験と技術を活用して現代的に説明しようとしています。
 慣性の法則に絶対的に従っている物質的身体に対する治療は、その病気をもたらしたそのヒトの心/魂の手当てなしには、「モグラ叩き」をするような一時的な偽薬効果/プラシーボ効果しかなく、ガンならば他の臓器へ転移するなどの悲劇を生みます(注記2)。
 しかし、西洋の唯物論的な自然科学的医療が唯一・絶対・普遍のヒトたちは、心身相関病を未だに否定的に扱っています。
 イエスの行なった霊的な治療は、唯物論的自然科学に基礎を置く西洋医学に携わる人たちには、到底理解することができないでしょう。
 視点を変えていうと、慣性の法則に絶対的に支配されている物質的な身体は、これ自体が、ヒトの場合ならば、「ヒトの存在目的」を十二分に実現することが出来る「原理的仕組み」に基づいて造られている「一つの完全完璧なシステム」です。
 ということは、例えば火傷のような、何かの原因でシステムとしての完全完璧性が故障したりその一部が破壊されたり失われたりすることがあることになります。
 この場合には、自然科学的な西洋医学に基づいた緊急救命医療や薬理学の知識が、とても有効な働きをします。
 チンパンジーが虫下しの効果のある草を食べたり、象がミネラルを含んだ土を食べたりすることが知られていますが、これは正に身体のシステムレベルの正常性/健康性を保とうとする生物の本能的な行動です。

 これを知らず、プラシーボ効果が頼りのホメオパシーでビタミンK欠乏症の乳児を治療しようとして殺してしまった事件がありました。
 これについて、日本学術会議が、ホメオパシーは「根拠がなく荒唐無稽」との談話を最近だしましたね。→ヤフーニュース。 2010年8月24日  時事通信

 緊急事態のときに、緊急救命医学に頼ることをためらってはいけません。
 しかし、なお、これさへに長期的にみると、プラシーボ効果しかありません。
 例えば、私は小学生のとき、両膝に転んで作った生傷が絶えませんでした。この原因は、歩きながら道路に落ちている石を蹴る癖があって、このときに、土の中にその殆どが埋まっていて、少しだけ頭を地面の上に出している石に躓いて転んでしまうことを度々繰り返したからです。この癖の元は、言うまでもなく、そのときの私の心のあり方に問題があったわけです。この傷は、60歳前後まで残っていました。
 全ての病の完全完璧で恒久的な治療は、そのヒトの心の手当てをしなければ、究極的にはそのヒトの魂の手当てをしなければ得られず、これ無しでは病の再発は防げません。

 これから別文でする話の概要を先取りしてここに述べました。
 注記1の終わり

○注記2 読売新聞 2010年8月23日朝刊の記事 地球を読むシリーズ
 垣添 忠生 日本対がん協会会長 がんの妻 看取る 伴侶の死に「悲嘆ケア」を
 奥さんに肺がんが見つかり、外科的な手術が難しいと分かり、陽子線治療を選択して、肺がんの病巣は完全消失したのに、半年後に別の場所にがんが見つかり、四ヵ月の化学療法+放射線治療の後の検査で脳その他にがんが見つかって・・・という話。
 注記2の終わり

○まとめ
 日常生活の中で、自分に係わりのあることについて、例えば、自身の心身とか、自分が投資している株式とかその市場に、ある日或いはある瞬間、それまでには無かった大きな変化や変動が起こったときには、直ちに真摯にこの変化に気付き、この変化を受け止めて、直ちに緊急に対応する必要がある、ということです。
 これは、緊急の救命医療を受けることにも当て嵌まります。
 こうすることを、「緊急行動の原理」という名前を付けて記憶しておくことが役立ちます。

 とにかく、緊急に祈っています。


 例により、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。

唯物論と唯心論  +近況

2010-08-28 16:49:10 | 一口解説/一口メモ
唯物論と唯心論

○このブログを初めて読んでくださる方は次の文を先に読んで下さい。
 「哲学の道具箱」という本で哲学的思考の大前提を再確認する 2009-07-02 05:01 掲載
 この文は、紙に印字して良く読んでくださることを、お願いいたします。

○一般法則論の世界観の図解
 以下のものを参考に、入れ子構造の図解を、まずしてください。
 入れ子構造の描き方や記号の意味は、このブログの2008年12月3日の文をお読みください。
 この文は、紙に印字してよく読んでくださることをお願いします。

世界Ⅰ 〔世界Ⅱ「魔境  (世界Ⅲ(世界Ⅳ  (世界Ⅴ (世界Ⅵ    (世界Ⅶ)))))」〕 世界Ⅰ
         妄想
Ω神= 〔A→   ∥Z→ (B→ (C→   (D→  (H→E→F→G→(M)))))∥〕    Ω=神の国
  ∥        ↑  理法  自然   物的   俗・人・子・文歴  記憶
(心的なD)    M(記憶)        Ω人   人・生・孫・化史  ↓
唯一絶対


○この文の目的
 この文では、唯物論と唯心論について、この世界を造った、原理であり、原因であり、この世界の、存在理由であり、存在根拠である、という視点で、一言述べます。
 例の如くに長考し過ぎると長文になりますので、ふと思いついた通りに述べます。

○唯物論
 唯物論は、この世界の始まりに存在して、この世界を造った根源的で根本的な究極の原理/原因/理由は、私達が「物質」と名付けて呼ぶものにある、という考え方です。
 すなわち、この世界は、この世界を造る大本になった物質があって、この物質が、自然科学の正統派の常識に則れば、確率的な偶然の法則+自然法則+エネルギー三位一体不可分の存在とこの働きに則って自らを自己展開して造ったものだ、ということになります。
 これは、E=mc^2 に端的に表れています。 
 但し、・・・・・
 Eは、この世界を造る唯一・絶対・普遍の素材になっているエネルギーの意味。
 mは、mを造る素材のエネルギーがm分だけ量子化されてmに質量化している状態の「物質」の意味。
 c、即ち、光の速度は一定不変の原理に従っている意味。

○重力子/グラビトンとヒッグス粒子とゲージ粒子
 万有引力の法則の本になる重力は、この世界に質量を持つ存在=物質が誕生して、これに自動的かつ必然的に伴って生まれたものです。
 つまり、重力を生み出す重力子/グラビトンと質量を生み出したというヒッグス粒子は、一つ同じ物に付けられた別の名前、のようです。
 一般法則論的に言えば、重力子/グラビトンとヒッグス粒子は、この世界を造る素材のエネルギーを量子化して特定のm/存在物を作り出す、「それをそれにする原理的仕組みを特定のシステムに具体化する」自然法則の働きのことになりそうです。
 この意味の自然法則は、ゲージ粒子の名もあるようです。
 物質が誕生したのは、世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)の中では、世界Ⅳ段階から。
 という意味は、世界Ⅰ~世界Ⅲ段階の世界は、非物質的な世界=心の世界ですから、当然に重力は未だゼロの世界です。
 この点に関して、自然科学者は、世界Ⅳの前の世界には無限大の重力があったと思い違いをしているようです。
 世界Ⅳ以前の世界に存在したのは、未だ物質化していない無限大の量のエネルギーでした。
 この意味のエネルギーは、この世界の成り立ちと仕組みの創造主であるΩ神の未だ姿・形の無い身体のことです。→エネルギーの起源
 なお、検証中。

○唯心論
 唯心論は、この世界の始まりに存在して、この世界を造った根源的で根本的な究極の原理/原因/理由は、私達が「心」と名付けて呼ぶものである、という考え方です。
 すなわち、この世界は、この世界を造る大本になった心があって、この心が、天地創造の目的を最初から持つ創造主である神+自然法則+エネルギーの三位一体不可分の存在とその働きに則って自らを自己展開して造ったものだ、ということになります。
 一般法則論では、この心は、天然自然の存在の創造主である「Ω神の心」だ、と言います。
 同時に、「Ω神の心」は、この世界を認識し理解し、この世界を制御して自らの人生を創り、文化・文明を作る「ヒトの心」そのものになって働いています。

 この文は、これだけの話。

 ついでに・・・。
 今年は、処暑を過ぎても残暑が厳しくて、夏バテ気味の方も居られるようです。
 お見舞い申し上げます。

 最近買い込んだ本も20冊を超えました。
 敬愛する親友の親しい方の連れ合いの方が書いたという本まで、手に入りました。

 一般法則論の説明をするために関係がありそうだとか資料になりそうだと判断して手当たり次第に買い込んだ本の山の中から、S・I・ハヤカワの「思想行動における言語」(岩波書店)を探しだすのに3日掛かった、とかいうこともありました。
 この中で、本当に、一般法則論で説明していることに関して、既に気付いて説明していることを、手当たり次第に買い込んだ本の山の中の本のどれを取り上げて読んでも発見します。
 但し、それらの著者は、「全宇宙史」を意味する「世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)」の全体については気付いておられなかったり、「世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)」の中に自らのお考え/発見を位置づける事をされていなかったりして、言い換えると、彼の方々は、有り余る知識と体験の全体を、例えば世界Ⅰ~世界Ⅴ~世界Ⅶ(+Z)式に一つに統合し総合化することをされていない、と改めて思います。
 
 ここ、ずっと、家を中心に半径300mの中だけで生活しているものですから、私は夏バテの心配がありません。


 例により、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。

巨大津波に備える  自然法則に基づいて判断する自然科学を信じて頼りにすること

2010-03-15 13:51:30 | 一口解説/一口メモ
 自然法則に基づいて判断する自然科学を信じて頼りにすること

○このブログを初めて読んでくださる方は次の文を先に読んで下さい
 「哲学の道具箱」という本で哲学的思考の大前提を再確認する 2009-07-02 05:01 掲載
 この文は、紙に印字して良く読んでくださることを、お願いいたします。

○一般法則論の世界観の図解
 以下のものを参考に、入れ子構造の図解を、まずしてください。
 入れ子構造の描き方や記号の意味は、このブログの2008年12月3日の文をお読みください。
 この文は、紙に印字してよく読んでく
ださることをお願いします。

世界Ⅰ 〔世界Ⅱ「魔境  (世界Ⅲ(世界Ⅳ  (世界Ⅴ (世界Ⅵ    (世界Ⅶ)))))」〕 世界Ⅰ
         妄想
Ω神= 〔A→   ∥Z→ (B→ (C→   (D→  (H→E→F→G→(M)))))∥〕    Ω=神の国
  ∥        ↑  理法  自然   物的   俗・人・子・文歴  記憶
(心的なD)    M(記憶)        Ω人   人・生・孫・化史  ↓
唯一絶対


○巨大地震によって引き起こされる大津波への備え
 今、南海地震+東海大地震が迫っているという科学的な予測に基づいて、NHKの特別番組がこれに備える科学的な研究を紹介しています。
 今回は、大地震に伴って発生することが予測されている巨大津波の話でした。
 津波による多数の死者が出たスマトラ沖地震のときには、インドネシアでは海岸から数キロ離れたバンダ・アチェでも津波による大きな被害が出たことを、番組では紹介していました。
 日本でも、もし巨大地震による津波が発生すれば、高知市の海岸から離れた市街地にもインドネシアのバンダ・アチェのような津波の被害があると考えうるそうです。
 津波の被害が昔から繰り返しあった川の町大阪では、巨大地震で発生した津波が街を襲うことになるそうです。

○私達の五感では知ることが出来ない事に関する自然科学的な報告や予測
 2010年3月7日に日本の太平洋沿岸を襲った津波は、太平洋を挟んで反対側にあるチリで発生した大地震によるものでした。
 この時、地震の発生と共に、日本にも津波が来るという警報が出ました。
 そして、この通りに実際に津波が日本の海岸に押し寄せてきました。
 日本に居る私達の五感では全く知ることが出来ない南米のチリでの巨大地震とこれによって生れた津波のことは、言うまでもなく、自然科学的な知識と技術によって初めて可能になったものです。
 日本から遥か離れた赤道付近で台風が発生したという事実も、同じく自然科学的な知識と技術によって初めて発見できるものです。
 このように、日本に居る私達の五感ではその存在と日本への影響を全く知ることが出来ない事でも、自然科学的な知識と技術に則れば知ることが可能になります。

○確実性と信頼性の高い科学に基づいた予測よりも五感による素人判断を優先させる人々
 先日のチリ地震による津波警報が出たときに、この警報にしたがって実際に高台に避難した人たちは、避難警報が出た地域の住民の数パーセントだったと報道されています。
 しかも、高台に一度避難人たちの中に、津波の第一波が20センチと報道されると、第二波以降に更に大きな津波が来る恐れがある、という警告を無視して「何だ、たいしたことは無い」と勝手に素人判断して非難場所から津波の被害の恐れがある自宅に戻ってしまった人たちが多数居たという報道がありました。
 この人たちは、確実性と信頼性の高い科学に基づいた報告や予測よりも、五感に基いた素人判断を信じて、これに従った行動をしたことになります。
 この方々は、正に、人は、自分が思い、自分が信じたとおりに判断して行動に出る、という「ヒトの生き方の原理」に則った行動をしたわけです。
 地震があったチリでは、チリ海軍がハワイにある大平洋津波警報センターから地震の直後に津波警報を受け取ったのに、担当者は震源地が陸地にあるから津波など起こらないと勝手に判断して、チリ国の大統領には津波警報のことを伝えず、大統領もそれを信じて地震の後の国民への演説では津波警報のことには一言も触れなかったという報道がありました。
 しかし、実際には、地震の後、十数分で大きな津波が海岸に押し寄せていて、大きな被害が既に発生していた訳です。

 NHKの番組は一部がドラマ仕立てになっていて、地震の直後アパートの大家さんが現れて、津波が来るからとにかく直ぐに高い所に避難しなさいと忠告してくれたのに、海岸から遥か離れたここに津波なんか来る訳無いでしょう! と届いたばかりのウエディング・ドレスを倒れた家具の間から探し出して、カバンに詰めて、外へ出たら、目前に津波が押し寄せていた、という話になっていました。
 大家さんは、子供の時に、母親から今住んでいる所にも津波が押し寄せてきたことを何度も聞かされていたので、大きな地震の後、母親から子供の時に聞いたように津波が来るに違いないと判断して、店子の娘さんにも警告して、自らは直ちに高い所に避難したのでした。

○警告に素直に従える人達とこれを敢えて無視する人たち
 片側1車線の自動車の通る道に直角に交わっている路地で、父親の前を走っていた四歳前後の男の子が、車の通りに出る直前のところで、父親の「止まりなさい!」の一言で、ぴたりと立ち止まるのを、先日目撃しました。
 同じところで、これより前の日に、母親の「止まりなさい!」という制止の声を無視して、自動車の通る通りに飛び出して行く幼児がいました。
 幸い、母親の制止を無視して車の通る道路に飛び出して行った幼児に交通事故はありませんでした。
 しかし、何でも「結果オーライ」/「結果良ければ全て良し」式の考え方を実践していると、原因と結果の間を客観的にかつ一義的/一意的に明確にかつ確定的に結び付けている因果必然の自然法則を自覚的に意図的に操作し制御して使う知識と技術を自分の物にすることがいつまでたってもできずに、「川面に浮かんで流されていくコルクの栓」のような運と偶然に支配されて流されて行く人生を自ら選んで生きることになります。
 「交通信号は人間のためにある」と言い、赤の停止信号であっても、左右どちらからも自動車の来る気配が無いとかまだ遠くにあるからとお考えになるのでしょう、停止信号を無視して道路を渡る人たちがいます。先日乗っていた電車の中で、隣に座っていた中年の女性が連れの女性に、「交通信号は人間のためにある」と言い、「車が来てないのに、赤信号だからと道路を渡らないのは馬鹿な人よね!」と言うのを聞きました。
 私個人は、交通信号に限らず、全ての規則/ルールは非常時の時に自らの身心の安全を確保するためにこそあると理解していて、普段は非常時のために確実にその規則に必ず従える練習/修行をしているつもりでいます。
 大人になると、ヒトの忠告や警告に耳を貸さず、自分独自の物と称するしばしば間違っている考えとこれに基づいた判断を頑なに固執する人たちが少なくありません。
 津波警報を無視し、また、一度は高台に避難したのに、自分の勝手な判断で津波の被害の危険のある自宅に戻ってしまった人たちは、正にこの例といえます。
 もちろん、自分の誤りに直ぐに気がついて、素直に警告や忠告や助言に従って自分の行動の仕方を修正できる、心のしなやかな人たちもいます。

○自然科学的な予測も外れることがあってもこれに替わりうるものは無い
 今回のチリ地震津波の高さの予測は、3メートルになると報道されていました。
 結果は、1メートル余りでした。
 これをもって、科学的な予測は当てにならないと考えてはなりません。
 予測通りに津波はやってきました。
 ただ、津波の高さを予測する、多分スパコンを使ってした計算式が完全ではなかっただけです。
 自然科学の方法に取って代われる確実性と信頼性の高い方法は、他には無いことを知る必要があります。

○経験則は自然科学的な判断の替りにはならない
 もう十数年くらい前になるでしょうか、アメリカである火山の大噴火が目前に迫っているという科学的な観測に基づいて、その火山の麓にいる住民に避難勧告が出された時に、過去数十年この火山の麓に住んでいて、これまで一度も噴火したことが無いから大丈夫だい言い張る何人かの住民の説得に回っていたレンジャーが、それら住民と共に火山噴火の犠牲になったという事件がありました。
 その噴火は山の形がすっかり変わってしまうほどの大噴火でした。
 これは後に映画化されたと記憶します。
 このように、確実性と信頼性の高い科学的な事実よりも自分の経験則を絶対化してこれに基づく判断を優先させる間違った人たちがいます。
 しかし、例えば東海・南海地震の周期は三百年だそうですが、これは、ヒトが「経験則」で対処するには、これを超える期間です。
 ましてや、偶然を頼りにする占いの類は、経験則の替りにもなりません。

○科学的な根拠が一切無いノストラダムスやマヤの予言は信じるのに!
 有名なノストラダムスの予言やマヤの予言には、自然科学的な根拠は一切ありません。
 しかし、世の人々の中には、これら科学的な根拠の無い予言を大真面目に信じて受け入れる人たちがいます。
 確実性と信頼性の高い自然科学的な報告や予測の方は、この人たちは無視するわけです。

○自然科学の目的とこの手段・方法がもたらす報告と予測の確実性と信頼性を理解する必要がある人たち
 科学的な根拠が一切無いノストラダムスやマヤの予言は信じる人たち。
 この人たちは、自然科学とこの方法に基づいた報告や予測の意味を未だ理解出来ないのです。
 この人たちは、そもそも、人類にとって、自分たちが生きているこの世界の成り立ちと仕組みを解明し理解する目的と、この手段・方法としての自然科学の役割の意味を徹底的に理解する理科教育、科学教育を受けていないのです。

○自然法則の絶対支配という宇宙大で唯一・絶対・普遍かつ不動の事実/真理を受け入れる
 私達が生まれ住んでいるこの世界は、Ω神=天地創造の目的を最初から持つ創造主である神+自然法則+エネルギーの三位一体不可分の存在とその働きで全て造られ、支配されています。
 注目すべきは、この世界の姿・形を造り、これによってこの世界の成り立ちと仕組みの秩序を造り、これを維持する働きを担っている自然法則(+エネルギー一体不可分の働き/イエスの言う「聖霊」の働き)の存在です。
 これは、宇宙大で唯一・絶対・普遍かつ不動の事実であり真理です。
 これを知らず、これを知っても、これを無視するヒトの行動は、自他に実際に実害をもたらします。
 まずは、宇宙大で存在し働いている自然法則+エネルギー一体不可分の働きの持つ唯一・絶対・普遍かつ不動の確実性と信頼性を知る必要があります。
 また、これを知ることは、実際に役立ちます。
 たとえば、株式投資では、株価の値動きを分析するチャートが教えてくれる株価の値動きの型を信じること。
 「狙った女は必ず物にして来た」と言った人の話を先の文で一言触れましたが、この人は、男女の性行動を絶対的に普遍的に不動に支配している性に関する自然法則に則って行動するコツを発見したからこそ、それが出来たのだ、と理論的にも実際的にも推測できるしこの真偽を自然科学的に確かめることも出来る訳です。

○慣性の法則(自然法則)を根拠にした天然自然の存在の創造主である神の存在証明を理解する為にも
 一般法則論では、ニュートンが発見した「慣性の法則(自然法則)」を根拠にした天然自然の存在の創造主である神の存在証明をしています。
 しかし、自然法則とは何かについて未だ知らず、これを知ろうとしない人たちには、この手段・方法による天然自然の存在の創造主である神の存在証明の仕方の自然科学的な確からしさとこの画期的で革命的なことが理解できません。
 なお、一般法則論でその存在証明をしているのは、ヒトがこの世界に誕生する前からそれ自体で在る様にして存在し、ヒトとヒトの住むこの世界の成り立ちと仕組みを創造した天然自然の存在の創造主である神です。
 一般法則論でその存在証明をしている対象の天然自然の存在の創造主である神は、ヒトの妄想が生み出した想像上の架空の存在ではありません。
 このことを理解しようとしないと、ヒトの生き方の原理を発見出来ず、理解できず、自他に迷惑を掛け続けることになります。

○まとめ
 自然法則(+エネルギー一体不可分の働き)に根拠があることを、ヒトの勝手な判断で無視してはならないという話をしました。

  
 例により、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。