いわゆる神の存在証明がもたらす意味について

創造主である神の存在証明をして、この神が造ったこの世界の成り立ちと仕組みを説明し、人類史のリセットと再構築を試みる。

ムベンバ効果を巡る論争の核心はムベンバ効果をもたらす「原理」があるかどうかだ

2008-08-04 02:44:31 | 自然法則の性質・働き方の原理
○ムベンバ効果を巡る論争の核心はムベンバ効果をもたらす「原理」があるかどうかだ
 NHKの番組「ためしてガッテン」で、「ムベンバ効果」を利用して、冷蔵庫で、水よりも熱湯を使った方が早く氷を作れる、という放送をしました。
 「ムベンバ効果」とは、ある条件の下で、熱湯の方が水よりも早く氷になる、という現象があることを指すものです。
 そこで、NHKのその番組の趣旨は、冷蔵庫で氷を作るときには、この効果を利用するのが良い、というわけです。
 この実験を、番組の中でやって見せました。

○示唆に富む実験
 特に、冷凍庫の中で、コップに入れたお湯をヒトに向かって掛ける実験では、コップから出た熱湯が一瞬にして白く凍って靄状になって落ちる、という現象が印象的でした。
 この実験の中に、ムベンバ効果の原理的な仕組みを発見し、実用的なシステムにするヒント/秘密が隠れていそうです。

○科学的常識に反するムペンバ効果に批判が続出 大槻義彦教授の実験
 しかし、常識的には、熱湯の方が水よりも早く氷るなんて有り得ないことです。
 そこで、NHKのその番組で紹介された実験は、「手品だ」とか疑似科学だとかいう批判が、自称科学的な常識を誇る人たちのブログ等で噴出している、というわけです。
 これには、オカルト批判で有名な大槻義彦教授も参入されて、ムベンバ効果など有り得ないことを証明する実験の結果を公表しています。
 「大槻義彦のページ」
 http://ohtsuki-yoshihiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/75_8f39.html

○大槻教授の実験例の中にムベンバ効果が出現している!
 しかし、大槻教授の実験の中で、水よりもお湯の方が先に凍った例が含まれています。
 それは、プラスチック製のまな板に、お湯と水を掛けた実験装置。
 この例では、現象として、明らかに、お湯の方が水よりも早く凍るという実験結果が得られたわけです。

○ムベンバ効果があり得る可能性を一般法則論的に説明する
 大槻教授の実験例の中で、ムベンバ効果が起こっていた。
 しかし、大槻教授は、「NHKの言うと通りの結果になった」と認めながら、この結果を、正にムベンバ効果の現われかどうか科学的に考察せずに無視します。
 そこで、大槻教授に代わって、一般法則論者の立場で、ムベンバ効果の説明をしようと思います。

○全ての現象の裏にはそれを可能にする原理的な仕組みが必ずある
 天然自然の存在の創造主である神+自然法則+エネルギ一三位一体不可分の働きで全て造られているこの世界の成り立ちと仕組みの中では、何をするのでも、それを可能にする正しい原理的な仕組みに基づいた正しいシステムを造ることが必要不可欠です。
 これに例外は一切ありません。
 それが如何に稀な現象であり、これまでの常識では有り得ない現象であっても、この世界の成り立ちと仕組みの隅々まで客観的にかつ唯一絶対的にかつ普遍的にかつ不変的に支配している天然自然の存在の創造主である神+自然法則+エネルギ一三位一体不可分の働きに根拠を持たない現象は有り得ません。
 言い換えると、偶然の現象など、天然自然の存在の創造主である神+自然法則+エネルギ一三位一体不可分の働きが絶対的に普遍的に支配しているこの世界の成り立ちと仕組みの中では原理的に存在し得ないのです(注記1)。これは神秘主義者の常識。
 例えば、1kgの鉄の塊を水中に投げ入れれば、それはすぐに水の中に沈みます。
 これは、常識的に分かります。
 しかし、その鉄の塊を、「アルキメデスの原理=浮力の原理」に根拠のある船の原理的な仕組みに基づいて、船という形=船というシステムにすれば、50万トンの鉄の塊でも水に簡単に浮かびます。
 同様に、1gの鉄の塊でもそれ自体では空中を飛ぶことが出来ませんが、飛行機の原理的な仕組みに基づいて、飛行機というシステムにすれば、100トンの鉄の塊でも空を容易に飛ぶことが出来ます。
 船の原理的な仕組みも飛行機の原理的な仕組みも、共に、自然法則の働き方の原理がその根拠になっています。

○科学的な常識に反する現象は全て科学的に存在し得ない疑似科学やオカルトと言い出す人たち
 船の場合は、人類史上早くから実用化されていたので、鉄の塊の船が水に浮くわけが無いことを、自然科学的に証明してみせるという科学者は現れなかったようです。
 しかし、飛行機に関しては、飛行機が空を飛ぶわけが無いことを、科学的に証明する論文を学会に発表した科学者がいたようです。
 これまでの科学の常識では不可能なことも、それを扱う別の原理的な仕組みを採用すると、いとも簡単に出来るようになることは、私達の身の回りにある例で、幾らでも確かめることができます。
 例えば、電話システムやテレビ放送システム。
 百五十年以上前は、どちらも、技術的にはもちろん、科学の理論としても絶対にありえないものでした。
 しかし、これまでの科学の常識に反する現象に接したり、これまで知られていない現象=システムの話を聞いたりすると、直ちに否定し、科学的に有り得ない、と言い張り、「私は常識に従う」と言う人たちが、いつの時代でも必ずいるもののようです。

○注記1 この世界に偶然があるという間違った主張の根拠を推測
 自然法則とエネルギーとの間の自然法則的な関係も知らず、科学とは何かを未だ説明できない科学者とこの無批判な追従者は、何かというと「それは偶然だ」といいます。
 偶然とは、一般法則論的には、天然自然の存在の創造主である神+自然法則+エネルギ一三位一体不可分の働きで全て造られているこの世界の成り立ちと仕組みの中に、一切の自然の法則が存在しない部分がある、という主張のことです。
 科学とは、この世界の成り立ちと仕組みを自然法則+エネルギー一体不可分の働きで全て説明し尽くそうとする学問だという理解の仕方をしていないことも、そこに自然の法則の存在とその働きを認めない偶然の世界があると間違って言い出す原因がひとつあるのでしょう。
 量子現象が発見されてからは、ミクロな世界は確率的な偶然で成り立っており、この延長線上にある、私達が日常体験しているマクロの世界も、原理的に確率的な偶然で成り立っていると主張する科学者が正統派と言われるようになりました。
 しかし、真実は、量子現象がなぜ生じるのかを知らずに、全ての存在物を造る素材になっているエネルギーがそれ自体で振動する波の性質を持っていることから、例えば電子の原理的な仕組みで造られている電子システムのような小さな存在の場合、素材になっているエネルギーの波が直接観察できてしまうものですから、誤解を生じているに過ぎません。
 この世界の全てを造っている素材はエネルギーであること、そして、自然法則とエネルギーとの関係に関する知識、自然法則は、それをそれにする原理的な仕組みを基にしたシステムを造る形でのみ働くといったことを、多くの人達が未だ自覚的な知識にしていないのが、誤解の本であるといえます。
 注記1の終わり

○ムベンバ効果の原理的な仕組みがあるに違いない
 「鉄の塊が水に浮かんだり空を飛んだりする」という常識に反することを起こす、船の原理的な仕組みで造られた船や飛行機の原理的な仕組みを基にして造られた飛行機がある。
 翻って、現に起こっている「ムベンバ効果」を考えて見ると、これを現象させる原理的な仕組みがあることが分かります。
 即ち、水よりも熱湯の方が早く氷る現象をもたらす「ムヘンバ効果の原理的な仕組み」があり、この原理的な仕組みを正しくシステム化できると、確実にムヘンバ効果を得られる、という訳です。

○原理的な仕組みの実用化には試行錯誤とこれに自動的かつ必然的に伴う時間が必要
 天然自然の存在の創造主である神+自然法則+エネルギ一三位一体不可分の働きで全て造られているこの世界の成り立ちと仕組みの中では偶然など有り得ない以上、ある特定の現象が観察されたら、この特定の現象をもたらす原理的な仕組みの存在が自動的かつ必然的に推測できます。
 しかし、その原理的な仕組みが何かがすぐに特定できないことは有り得ます。
 ムベンバ効果の現象をもたらす原理的な仕組みは、まさにこの例なのでしよう(注記2)。
 或いはその原理的な仕組みが確定的に発見されても、この原理的な仕組みを形にする=実用的なシステムにする技術を中々整えることができなくて、何年にもわたる試行錯誤をすることになる、ということは、ごくありふれた話でしょう。
 例えば、クォーツ時計の原理が発見されてから実際にそれが実用化されるまでに五十年掛かったとか、ロータリーエンジンの原理を実際に自動車に搭載して動くエンジンにすることは、マツダの技術者たちが成功するまで世界中で誰も出来なかったとか、「窒化ガリウム(GaN)」を材料に使って、中村修二氏が実際に青色系発光ダイオードを工業的に確実に作ることに成功するまで、「それではできっこない」と学会の偉い学者が保証していたという例などもあります。
 反対に、技術的には既に確立したものになっていても、その全体を現在の科学では説明することが出来ない例もあります。例えば、日本刀作りや自然農法(注記3)。

○注記2 既に発見されてない原理的な仕組みは存在しないと言い張る人たち
 ムベンバ効果について、中々その再現が出来ない、という事実があるということは、「熱湯の方が水よりも早く氷る」という科学の常識に反するムベンバ効果がそもそも科学的にありえない現象であるということの一つの有力な証拠である。
 科学的に在りうるとすぐに説明が出来ず、その原理が特定出来ない以上、そんなものは存在しないのだ。
 科学は、それが科学的に存在するものならば、直ちにそれが何かが分かるものであり、これがすぐに出来ないムベンバ効果の原理的な仕組みは存在していないということを意味しているのだ。
 現在の科学で説明出来ない物理・化学的な現象は無い。逆に言えば、科学的に説明出来ないことはこの世界に存在しえないのだ。「熱湯の方が水よりも早く氷る」などという科学的な常識に反するムベンバ効果を科学的に説明できなくて当然なのだ。それは、科学が説明できる世界の一部に存在していないのだから。
 ―――という主張をする人達がいることを、これに関するブログを調べていて知りました。
 しかし、この意見は、科学的な発見について、その実際をご存知ではない方々の見解でしょう。
 そもそもこれまでの科学は、自然法則とは何かさへ説明できない不完全な科学理論なのですから。
 注記2の終わり

○注記3 自然農法について
 疑似科学扱いされている自然農法ですが、何一つ欠けるものが無い完全完璧なシステムである大自然の生態系を丸ごと利用する農法であることを、後で説明の予定。
 注記3の終わり

○大槻教授は何をご存知ではないのか?
 大槻教授も前節で説明したこれらのことをご存知のはずです。
 しかし、大槻教授は、ムベンバ効果がもたらす現象さへも無視し否定されることから推測すると、これらを自覚的に意識化された知識にはいまだされてはいない、と推測できます。
 しかし、これも、とてもよくある話です。
 他の例で言えば、テレパシーのようないわゆる超能力は、ヒトの心の働きと理解することが直ちにできるのに、その心とは何かも知らないで、そんなことはありえないこととかオカルトとか疑似科学と断定する例。

 例によって、誤記・誤字・脱字等がありましたら、気が付き次第訂正します。
 書き込み後、二日くらいは、訂正や加筆を繰り返すのが習慣になりましたので、よろしくお願いいたします。

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (無知無知プリン卵責め)
2008-08-04 16:45:18
あのー…

失礼かとは思いますが、高等学校の物理程度は理解できたのでしょうか?
返信する