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涙香迷宮/竹本健治 スイスイと気持ちよく読み進めることは出来たが

2017年03月27日 | もう一冊読んでみた
涙香迷宮/竹本健治

『2017年版 このミステリーがすごい!』 国内編第一位の『涙香迷宮』を読みました。

「ミステリーとは、何か」、「ミステリーに何を求めるか」によって、評価は異なると思いますが、ぼくには、昨年読んだ本のなかで、上位に来るほどの面白さだとは感じませんでした。
それでも途中で放り出すこともなく、スイスイ読み進めることができ、最後まで読み終えることが出来たのは、読みやすいミステリーだと言えます。

このミステリーは本格ミステリー、ゲーム小説と称される分野のものと思うのですが、同じミステリーでも、今日一緒に紹介するマイクル・コナリーとは、全然違います。
どちらを求め、いずれが好みかは、人それぞれだと思うのですが。

 漆黒のオルフェ像には隆隆と茎怒り立つ麗人の閨
 見も知らぬ男根移植されし身の弓なりかなし磔刑の姫


   『 涙香迷宮/竹本健治/講談社 』



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